レースカーテンを洗濯したらしわが!しわにならない洗濯方法・しわにならない干し方を解説

カーテン

新型コロナウイルスの感染拡大により、自宅の衛生に気をつかう人が増えているようです。

当店にも「自宅にあるカーテンをキレイに使う方法は?」「カーテンの洗濯方法について教えてください」「これから購入するカーテンは、自宅で洗濯できますか」などの相談があります。皆さん、カーテンの衛生にも気をつかっているということですね。

カーテンの洗濯については、「レースカーテンが洗濯でしわになってしまって困りました」「しわにならないレースカーテンの洗濯方法や干し方は?」などのご相談もあります。

今回は、カーテンの洗濯の相談でよくある、レースカーテンのしわ防止についてお話ししたいと思います。

レースカーテンがしわにならない洗濯方法とは?

レースカーテンは素材が柔らかく薄いため、「自宅で洗濯できる」という表示になっていても、自宅で洗濯するとしわがついてしまうことがあります。

レースカーテンの洗濯でしわを防止したいときは、4つのポイントに気をつけて洗濯しましょう。4つのポイントに気をつけるだけで、レースカーテンを洗濯したときについてしまうしわをかなり防止できるのです。

1.ほつれた場所がないかチェックする

2.洗濯のときは洗濯ネットを使う

3.洗濯が終わったらすぐに干す

4.選択コースを選ぶときは要注意

5.乾燥機は使わないor短時間

ほつれた場所がないかチェックする

レースカーテンにほつれがあると、洗濯中にほつれた部分が洗濯機に引っかかったり、伸びたりしてしまうため、しわがつきやすくなります。また、ほつれた部分が引っかかったり、伸びたりするため、レースカーテンの破れや縮みなどにも繋がるのです。

レースカーテンはほつれが発生しやすいという弱点があります。洗濯前にレースカーテンの端などをチェックし、ほつれて糸が伸びている個所などがないか、見ておきましょう。端から糸が飛び出していたら、切っておくと、ほつれ防止になります。

洗濯のときは洗濯ネットを使う

レースカーテンを洗濯するときは、洗濯機にそのまま入れてしまうのはNGです。洗濯ネットにレースカーテンを畳んで入れて洗濯しましょう。

レースカーテンをそのまま洗濯すると、洗濯中にほつれが発生する可能性があるのです。糸がほつれて引っ張られることにより、レースカーテンの洗い上がりにしわが生じることがあります。また、洗濯ネットを使わないことにより、洗濯機の中でレースカーテンにしわがついてしまうこともあるのです。

レースカーテンをお風呂場などで手洗いするときも、洗濯ネットが有用です。しわや広がりを防ぎ、さらに洗いやすくなるのです。

洗濯が終わったらすぐに干す

レースカーテンは薄いため、乾きやすいという特徴もあります。

たとえば、買い物に出るときにレースカーテンを洗濯し、外出。帰宅後に干そうと思っていた場合、帰宅が遅くなると、洗濯機の中でレースカーテンが乾燥することがあります。この場合、レースカーテンにくっきりしわがついてしまい、カーテンレールに下げるとしわが気になってしまうことがあるのです。

レースカーテンを洗濯するときは、洗濯が終わったらすぐに洗濯機から取り出して干しましょう。レースカーテンにしわをつけないためのポイントです。

選択コースを選ぶときは要注意

レースカーテンを洗濯するときは、洗濯機のコース選択にも注意しましょう。レースカーテンを通常コースなどで洗うと、ほつれなどの原因になることがあります(物にもよりますが)。

洗濯機のコース選択は「ドライ」か「手洗い」が基本。丁寧に洗い上げるコースを選択しましょう。

また、洗濯の際はレースカーテンの洗濯表示を見ておくこともお忘れなく。オーダーメイドレースカーテンではなく、普通の売り場で購入した。このようなレースカーテンでも、加工や素材の関係で、自宅で洗濯が難しいタイプがあるのです。

自宅で洗濯できないレースカーテンは、洗濯屋などのプロに洗濯してもらいましょう。

乾燥機は使わないor短時間

レースカーテンの洗濯では、乾燥機にも注意が必要です。乾燥機にかけたときにしわがついてしまうことがあるのです。乾燥機の熱によってレースカーテンが変色したり、縮んだりすることもあるため、レースカーテンを長時間乾燥機にかけることは控えたいもの。

レースカーテンを洗濯した後は、基本的にカーテンレールに下げて乾燥させることをおすすめします。レースカーテンをどうしても乾燥機にかけたい場合(悪天候など)は、短時間を意識しましょう。水気が抜け軽く乾燥する程度の時間だけ乾燥機を使うのです。

ただし、オーダーメイドのレースカーテンや特殊加工のしてあるレースカーテンなどは、念のために乾燥機は控えた方が無難です。

レースカーテンにしわをつけない乾燥方法とは?

レースカーテンがしわになって困るという場合、洗濯以外に「干し方」にも気をつける必要があります。乾燥のときにしわがついてしまうことが多いからです。

レースカーテンのしわを防ぐ干し方は、次の4つになります。

1.洗濯後はカーテンレールで干す

2.洗濯後は洗濯機の中に放置しない

3.日差しの強いところに干さない

4.乾燥機の使い方に注意する

洗濯後はカーテンレールで干す

レースカーテンを洗濯した後は、カーテンレールで干すことが基本です。カーテンレールに下げれば、干すときにしわも付き難くなります。カーテンレールはカーテンを下げる場所であると共に、物干し竿のようなポジションでもあるのです。乾燥後にレースカーテンを下げる手間もなくなりますね。

カーテンレールを物干し竿に干してはいけないわけではありません。物干し竿を使う場合は、レースカーテンを折って干さないように注意しましょう。レースカーテンを二つ折りなどで干してしまうと、折った部分にしわができてしまいます。

洗濯後は洗濯機の中に放置しない

レースカーテンを洗濯した後は洗濯機の中に放置しないよう注意しましょう。

すでにお話ししましたが、レースカーテンは薄手で乾きやすいカーテンです。洗濯機の中に放置している間にしわがついたまま乾いてしまう可能性があります。洗濯したらすぐにレースカーテンを取り出して干しましょう。

レースカーテンだけではありませんが、洗濯物は洗濯機の中でぐしゃぐしゃの状態で放置されてしまうと、型崩れやしわが発生しやすくなります。レースカーテンも同じだと考えて洗濯したいですね。

日差しの強いところに干さない

レースカーテンを日差しの強い場所に干してしまうと、変色や縮みの原因になってしまいます。

よく日差しの強いところにレース製品を干して「黄色に変色してしまった」「劣化して、生地がぼろぼろに」という話を聞きませんか。

強い日差しはレースカーテンの傷みや劣化のもとになるので、レースカーテンを干すときは日差しが弱い場所や風通しの良い場所などに干すことをおすすめします。

レースカーテンが劣化したり痛んだり、縮んだりすると、しわのもとにもなるのです。レースカーテンのしわを防止したい場合は、干す場所にも注意したいですね。

乾燥機の使い方に注意する

乾燥機はレースカーテンを乾燥させるときに使えますが、使い方を間違えるとレースカーテンの傷みや縮みの原因になってしまうのです。もちろん、しわの原因にもなります。

洗濯物を乾燥機で乾燥させたとき、洗濯物がしわしわになっていることがありませんか。

たとえば、ワイシャツやタオルなど。洗濯機でからからになるまで乾燥させると、洗濯物によってはしわがついていますよね。また、乾燥機で洗濯物を乾かしたら「お気に入りの服が縮んでしまった」という人もいるのではないでしょうか。

乾燥機は便利ですが、洗濯物によっては傷みや縮み、しわの原因になります。レースカーテンの場合も同じです。乾燥機を使う場合の目安は、数分程度。本当に「水気が飛ぶ」くらいの乾燥でOKです。

他の洗濯物とレースカーテンを一緒に乾燥機に入れると、乾燥状態がまばらになってしまいます。一部は乾いていて、一部は濡れている。この状態もしわになりやすいので、少しだけ乾燥機を使う場合は、レースカーテンを単品で入れて回しましょう。

最後に

レースカーテンは繊細で薄手です。カーテンの中でもしわがつきやすいのがレースカーテンで、洗濯や乾燥の相談が当店にもよくあります。

せっかく買ったレースカーテンですから、キレイな状態で長く使いたいですよね。ですが、キレイにしようにも、洗濯によってしわのついた状態になってしまうと、ガッカリではないでしょうか。

レースカーテンは洗濯時と乾燥時にポイントをおさえることで、しわなくキレイに使えます。自宅でレースカーテンの洗濯や乾燥をするときは、今回ご紹介したポイントを気にしてみてくださいね。