ブラインドを清潔に長持ちさせるための3つの方法

カーテン

ブラインドとカーテンは、共に遮光性などの機能に優れています。ブラインドとカーテンは窓辺のアイテムという共通点もあり、近しい親戚のような存在です。

今回の記事では、遮光などに役立つブラインドを長持ちさせる方法について説明します。せっかく買ったブラインドです。長くキレイに役立てたいですよね。

ブラインドを長持ちさせる方法は3つ。生活の中でカンタンに実践できる方法です。今日からさっそく試してみてください!

ブラインドを長持ちさせるコツは「お手入れ」

ブラインドを長持ちさせる最大のコツは「普段のお手入れ」です。

せっかく新品のブラインドを購入しても、放置してゴミまみれにしては、ブラインドの寿命はどんどん減ってしまいます。服やバッグも同じですよね。お手入れをしないと、せっかくのブラインドが不衛生になり、寿命も縮んでしまうのです。

では、ブラインドをキレイに長持ちさせるためには、どのようなお手入れをしたらいいのでしょう?

カンタンにできる3つのブラインドの方法

キレイに長持ちさせたいからといって、「ブラインドのスラット(羽根部分)を一枚一枚拭いてください」と言われても、労力やお手入れにかかる時間から「無理」という話になってしまうことでしょう。

安心してください。今回ご紹介するブラインドを長持ちさせる方法は、どれも日常生活の中でカンタンにできるものばかり。今日からさっそくできます。「自分にもできそう」「我が家に合っているかも」という方法を選んで試してみてください。

ブラインドを長持ちさせる最大のコツは「お手入れ」。長持ちのコツであるお手入れのための方法3つを順番に見て行きましょう。

1.小さめの掃除グッズを常備する

2.手袋も掃除グッズになる

3.ブラインドの静電気対策をする

小さめの掃除グッズを常備しよう

ブラインドには、ブラインド掃除専門のグッズがあります。

ブラインド掃除用ブラシやクリーナーなどがブラインド掃除専門のグッズです。形状的にもブラインドにしっくりマッチしますので、お手入れが格段に楽になります。また、形状がマッチしますので、家庭掃除用のクリーナーやほうきなどで掃除するより、格段にホコリがキレイに落ちるという特徴も。

この他に、ブラインド専用ではありませんが、小物用のハケやクリーナーなども重宝します。机用のハンディクリーナーがありますが、そのくらいのサイズだと、ブラインドにはやや大きいと感じられるのではないでしょうか。ブラインドに使おうとすると、線が絡まったり、スラット部分が歪んでしまったりと、上手くほこりだけ払えないのが困りものです。

小物用のハケやハンディクリーナーは、もっと小さめのサイズも売っています。「机などに使うには小さすぎるかも」くらいのサイズがブラインドにはぴったり。細い羽根の部分をすっと拭くときも、かなりサイズ小さめを買っておけばスムーズです。ブラインド掃除用のグッズはホームセンターなどでも買えますし、100均でも販売されています。価格的にも手頃なものが多いはずです。

手もとにひとつ小さめのハンディクリーナーやハケを用意しておくと、ブラインドのホコリが気になる部分だけピンポイントでお手入れできます。日常生活の中で、気になるポイントをさっと拭くだけ。1分もかかりません。

小さめで価格も手ごろな掃除グッズを準備すること。その掃除グッズで、気になるポイントだけさっと掃除すること。カンタンですが、ブラインドを長持ちさせるために有効な方法です。

ブラインドのお手入れには手袋が重宝する

自宅に古くなった手袋や軍手はありませんか。手袋や軍手がブラインドのお手入れで大活躍します。

使い方はカンタン。いらない手袋や軍手を手にはめて、ブラインドの羽根などの汚れ部分を拭くだけ。要するに、手に装着するクリーナーや雑巾のようにして使うわけですね。

軍手の場合は、手の平部分に滑り止めがついています。滑り止めを手の甲にくるように着けるよ、よりスムーズにブラインドのほこり掃除ができますよ。普通に軍手をつけるときの反対につけるということです。

ブラインドの汚れが酷い場合は、いらない手袋や軍手の爪先に家庭用洗剤などを染み込ませて、そっと拭うことも有効な方法になります。軽度の油汚れやタバコの汚れなどは、これだけで落ちる可能性も。この他に、ホームセンターなどでは、掃除用の手袋(お掃除手袋など)も販売されています。

掃除用の手袋の中には、繊維でほこりやゴミをキャッチする洗剤いらずタイプも。洗剤いらずタイプは手に装着して布巾や雑巾のように使うだけなので、ブラインドの掃除をするときに、非常に便利です。

なお、古くなった手袋や軍手を使うときは、布地の状況にご注意を。布地が切れていたり、薄くなっていたりすると、ブラインドの羽根部分で手を切ってしまう可能性があります。ブラインドのお手入れ中に怪我をしないように注意しましょう。

ブラインドの静電気対策をする!対策の方法は5つ

ブラインドにとって静電気は大敵です。静電気はほこりやチリを引き寄せる性質も持ちます。ブラインドが静電気を帯びてしまうと、お手入れしてもすぐにほこりまみれになってしまうのです。

ほこりを引き寄せると、当然ですがブラインドは汚れやすい状態に。せっかくお手入れしても翌日には「またほこりがついている」という状態になってしまいます。静電気が、掃除しても掃除してもほこりを付着させる悪影響になるのです。

ブラインドをキレイに長持ちさせるためには、ブラインドの静電気対策をすることが重要になります。ブラインドの静電気には5つの方法で対処可能です。

1 観葉植物を置く

ブラインドの側に観葉植物を置いている光景を目にしたことはありませんか。金属的なブラインドの側に観葉植物があると、金属の硬質感が薄れます。色彩的にもキレイですよね。多くの人は色や調度など、インテリアのためにブラインドの側に観葉植物を置いていると思っているかもしれません。

確かに半分はその通り。もう半分は、違います。ブラインドの天敵である静電気を緩和する性質を、観葉植物は持っているのです。

観葉植物はマイナスイオンを発生させる代表格のような存在になります。マイナスイオンはプラスにマイナスを補う性質があるため、静電気を起き難くしてくれるのです。

観葉植物はブラインドとインテリア的な相性も抜群ですが、静電気を防ぐという意味でも好相性になります。ブラインドの近くに観葉植物を置くことが対策のひとつです。

 

 

 

 

 

2 部屋を加湿する

部屋の空気を乾燥させると、静電気が発生しやすくなり、室内にあるブラインドも静電気を帯びることに。

掃除したばかりのブラインドでも、乾燥した静電気の発生した部屋では、すぐにほこりやチリが付着していることも少なくありません。乾燥で室内のドアや窓周りなどで頻繁に静電気のピリピリ、パチパチを感じるときは、どのように対処したらいいのでしょう。

対処法としては、乾燥の反対です。そう、加湿になります。

部屋を加湿し、湿度を上げることも静電気対策になります。湿度を高くすると、静電気が起き難くなるのです。ただし、湿度が高くなると、結露が発生しやすくなるのが困りもの。人によっては、湿度の高さにうっとうしさを覚えるかもしれません。

湿度をとにかく高くすればいいというわけではありません。湿度の目安は50。このくらいの湿度が静電気対策として有効だと言われます。加湿によって静電気が起き難くなると、連鎖的にブラインドをキレイに保つことにも繋がるのです。

室内でよく静電気を感じる。室内が乾燥している。このようなときは、加湿器の利用をおすすめします。加湿器がない場合は、室内にお湯の入ったヤカンなどを置いてもOK。濡れたタオルなどを室内乾しにしても湿度はやや上がります。加湿器がない場合は、洗濯物を室内に乾すなどの対処法を試してみてください。

 

 

 

 

 

 

3 お酢を使う

お酢は代表的な食材であり、調味料です。自宅のキッチンによくある調味料でもありますよね。実はお酢、料理に使うものですが、ブラインドの静電気対策にも使えるのです。

方法はカンタン。水4に対してお酢1を混ぜる。水が400mlなら、お酢は100mlくらいが目安です。掃除用のバケツなどに、この水で薄めたお酢を用意しておきましょう。後は、雑巾やいらない軍手、手袋などを薄めた酢に浸して絞り、ブラインドを拭くだけです。

完全に絞ってしまうより、じんわりとお酢が布地に残っているくらいの状態で拭くといいでしょう。お酢にはクエン酸が含まれています。クエン酸が静電気対策になるのです。完全に絞ってしまうより、クエン酸が力を発揮できる、布地にややしっとり残った状態の方が良いでしょう。

なお、この方法は静電気対策には有効ですが、室内が酸っぱくなってしまうというデメリットがあります。

当店のスタッフが試してみたところ、確かにブラインドにほこりやチリが付着し難くなったのですが、室内がとても酸っぱいことになりました。

換気必須です。やり過ぎると、窓辺から酸っぱい臭いが取れなくなるので、要注意。ただ、ブラインドの静電気対策や、ブラインドをキレイに長持ちさせるための方法としては有効です。

 

 

 

 

 

4 柔軟剤を利用する

お酢を使うことが難しい場合や「お酢の臭いが室内に残るのはちょっと」という場合は、柔軟剤や重曹を利用する方法がおすすめです。

柔軟剤の利用は、代表的な静電気対処法のひとつ。洗濯物の静電気を防ぎ、ふんわり仕上げたいときに柔軟剤を使いませんか。柔軟剤の中には特に静電気対策に強い商品もあるので、自宅に柔軟剤がなければ、静電気防止効果をチェックして購入するのがおすすめです。

柔軟剤は水で薄め、いらなくなった軍手や手袋、雑巾などに沁み込ませてブラインドを拭きます。要は、お酢と同じ使い方です。

水で薄めた柔軟剤で拭けば、ブラインドの静電気防止に効果的です。柔軟剤は洗濯に使うため、お酢よりやや洗濯感が強いところが特徴になります。

柔軟剤の場合はお酢のように酸っぱい臭いはしませんが、香りが強めの柔軟剤の場合は室内にいると、薄めて使ってもかなり匂いが残ることも。窓際で仕事をする場合や、香りに弱い人が家にいる場合は要注意です。

 

 

 

 

 

5 重曹を使う

重曹を使う方法もあります。

重曹はよく掃除に使う定番アイテム。タバコや油の酷い汚れにも重曹は力を発揮します。実は重曹にもクエン酸が含まれているため、お酢と同じように水に混ぜて使うと、静電気防止効果が得られます。

重曹の場合は特に臭いもなく、水を控えめにしてペースト状にし、雑巾やいらない手袋などに載せて拭くと、汚れ落としも可能です。静電気対策をしつつ、汚れも落としたい。お手入れもしたい。こんなときに、重曹はとても便利です。

 

 

 

 

 

 

最後に

せっかく買ったブラインドは長く使いたい。頻繁に買い替えするのは、お財布の観点からも控えたいですよね。

ブラインドを長持ちさせるコツは、お手入れすること。どんな道具もそうですが、放置してゴミだらけにしておくと、その分だけ寿命が少なくなってしまいます。ブラインドの寿命を長くしたいなら、日常的にできるお手入れでほこりやチリなどを防いであげましょう。見栄えもよくなりますよ!

現在、金属製のブラインドなどを使っている場合は、掃除が楽でゴミが付着し難いウッドブラインドに交換するのもひとつの方法です。

ウッドブラインドの商品説明や掃除方法については別記事で解説しています。ぜひチェックしてみてくださいね。

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