ネットでカーテンやラグを見たときに色が違うのはどうして?色で失敗しないための注意点

カーテン

カーテンやラグを買うときにインターネットの色を見て「イメージぴったり」と喜んで購入したものの、届いた商品を開封するとイメージが違ってしまい「失敗した」と思うことがあります。なぜインターネットで購入するカーテンやラグは、実際の見た色と違ってくるのでしょうか。

インターネットで見たときの色調の違いのからくりや、色選びで失敗しないための注意点を解説します。

ネットで見たときと色が違う!現物とネットはなぜ色が違うのか

ネットで「素敵だな」と思って購入しても、届いたカーテンなどを開封するとなぜかネット画像を色が違っているケースがあります。商品を確認しても、別に商品違いというわけでもありません。まったく同じ商品なのに、ネットと実際に見たときに色が違うのです。ネット通販のあるある話ではないでしょうか。

インターネットショッピングの店などは、商品画像撮影の際に実際の商品と違った物を使っているわけではありません。同じ商品を使っていても、商品画像の色調と実際の商品の色にはズレが生じてしまうのです。

インターネットで見た商品画像と実際に見た商品画像が違ってしまう理由は「2回、ないしは3回の色調変化があるから」です。

インターネットで見たときなぜ色が違う?2回(3回)の色調変化とは

インターネットの商品画像は少なくとも2回、多い場合は3回以上の色調変化があります。色調の変化があるからこそ、ネットショッピングでは商品画像と実際の商品の色の変化が起きやすいのです。

ネットショップの商品画像を撮影する際の色のズレ

まず色がずれてしまうのは1回目の商品撮影です。インターネットショップは商品を撮影し、よく撮影できている画像(色調や商品が実物に近いもの)をネットショップに掲載します。

ただ、あくまで画像なので、撮影の際はどうしても光や機器に影響されてしまうのです。また、サイトの色などにも色彩や印象が左右されてしまいますから、ここで1度目の色調の変化が起きます。

ネットショップ側は何とか実物に近い写真を撮ろうとしますが、写真は光によっても変わってしまいます。

たとえばお店で使っている灯りが白色か黄色かによっても変わってきますし、撮影した時間帯などによっても変わってくるのです。

皆さんが着ている服も、自宅の中と外だと色が違って見えてしまいますよね。それと同じです。また、灯りを点けた状態でも、灯りの色調が青白いか黄色かによって色はやや違って見えるはずです。

このように、ネットショップの画像も外の光や機器、店で使っている灯りなどの影響を受けてしまうわけです。

パソコンやスマートフォンの液晶によるズレ

商品を撮影したときにラグやカーテンの色調が1度ズレてしまう可能性があるのですが、実はそれだけでなく、パソコンやスマートフォンによる2度目のズレがあります。

パソコンやスマートフォンはそれぞれ違った液晶を使っているため、パソコンとパソコンで商品画像を比較しても、片方はより黄色っぽく見えたり、もう片方は青色っぽく見えたりするのです。

また、パソコンとスマートフォンで同じ商品画像を比較しても、スマートフォンではカーテンがより濃い色彩に見え、パソコンではやや淡い色調に見えたりすることがあります。これは、パソコンとスマートフォンの液晶の違いも原因ですが、機器の液晶の大きさも原因です。

加えて、パソコンやスマートフォンの液晶に保護フィルムを貼っているなどの事情があれば、フィルムの影響でカーテンやラグの色合いがズレてしまうことがあります。

メガネやパソコン・スマートフォンの色によりズレが生じることも

商品画像を見るときにブルーライトカットメガネなどをしていると、さらに商品の色調にズレが生じる可能性があります。

また、パソコンやスマートフォンの色によっても、色の印象が変わることがあるのです。白い皿に盛りつけた料理と黒い皿に盛りつけた料理では印象が変わります。同じことがパソコンやスマートフォンでも起こるのです。

黒いパソコンやスマートフォンでネットショップのラグやカーテンを見たときの色の感じ方や印象と、白いパソコンやスマートフォンでネットショップの同商品を見たときの印象は違ってきます。

また、カーテンやラグは比較的大きめの商品です。画像で見たときは本来のサイズより小さく、商品で届いたときはネットショップの画像より大きくなります。

大きい方が色はやや派手に感じられますので、実際に届いた商品を見て「色が派手過ぎたかもしれない」と感じやすくなるのです。

ネットでのカーテン・ラグ選び「色」で失敗しないための注意点

当店は商品の画像を実物に近い色になるよう、注意して商品画像を準備しています。しかしすでにご説明した通り「メガネをかけている」などの事情や、スマートフォンの液晶、パソコンの色などにより、実際の商品と色や印象が多少ズレてしまうことがあるのです。

ネットでラグやカーテンを購入したときに「失敗した」とならないためには注意したいポイントが3つあります。

メガネや保護フィルムなどを外して見てみる

当店でもカーテンやラグなどの商品画像は、可能な限り実物の色彩に近い画像を撮影して使っています。しかし、すでにお話ししましたが、パソコンやスマートフォンの液晶によって色がやや違って見えるため注意が必要です。

加えて、液晶に保護フィルムをしていたり、ブルーライトカットメガネをしていたりすると、色がさらに違ってきます。

特に注意したいのはブルーライトカットメガネで、メガネをしているときはやや黄色を帯びて見えてしまうのです。もし可能であればブルーライトカットメガネなどを外して1度商品の色をチェックしてみてください。

昼と夜でもう1度ラグやカーテンを見比べてみる

周囲の光の加減によっても商品の色が違って見えます。

昼に1度見た商品を夜に電気の灯りの下でもう1度見てみてください。そうすると、色の違いの参考になるはずです。違いシチュエーション下で商品を見てみましょう。

パソコンとスマートフォンそれぞれで商品をチェックしてみるのもおすすめです。

ラグやカーテンの色で気になることがあれば確認する

ラグやカーテンは液晶を通すとどうしても色調が変わるからこそ「液晶を通した色だ」と知って見ることが重要です。

そのうえでカーテンやラグの色で気になることや、知っておきたいこと、確認したいことなどがあれば、その商品を扱っているお店に問い合わせてみましょう。色についてより具体的な説明を受けることが可能です。

最後に

カーテンやラグだけでなく服などの商品もよく「ネットで買ったら色がやや違っていた」という問題が起きやすい商品です。

ネットショップは商品の色調を可能な限り知ってもらうために、実際の色と近い画像を準備します。しかし、自宅のパソコンやスマートフォンを通すことや、ブルーライトカットメガネをつけて商品を見ることで、商品の色調変化が起こるため注意が必要です。周囲の光や色によっても印象が変わってくるので、商品を選ぶときは合わせて注意してください。

カーテンやラグの色のことで気になることがあれば、お気軽に当店へお問い合わせください。