カーテンやブラインドの資格はある?窓装飾やインテリア関係の資格を紹介します

カーテン

色彩やインテリア関係の興味を持っているお客様によく「カーテンに関する資格試験はあるのですか?」という質問をいただきます。

世の中には「え、こんな資格試験があるの!?」とびっくりするような資格試験もありますから、カーテンにまつわる資格試験があるかどうか疑問に思ってしまうのも当然かもしれないですね。

実は、カーテンに関する資格試験もあるのです。

今回の記事では、カーテンに関する資格試験やインテリアにまつわる資格試験をご紹介します。カーテン専門店のスタッフ以外も挑戦できる資格試験もありますから、興味があればぜひ挑戦してみてください!

カーテンやブラインド、インテリアに関する資格とは?

カーテンやブラインド、インテリアにまつわる資格はたくさんあります。広い目で見れば、建物のデザインや設計に関わる建築士なども、カーテンやインテリアにまつわる資格に入るかもしれません。

今回ご紹介するのは、もう少し狭く「直接カーテンやブラインド、インテリアに関わる資格」にしぼってみました。

カーテンやブラインド、インテリアに関する資格には次のようなものがあります。

・窓装飾プランナー

・インテリアコーディネーター

・インテリアプランナー

・インテリアデコレーター

インテリアに関係する資格は他にもたくさんありますが、カーテンやブラインドに直接的に関係する資格としては、この4つの資格が有名ではないでしょうか。

それぞれどんな資格なのか、順番に見てみましょう。

窓装飾プランナー

窓装飾プランナーは、カーテンやブラインドなどの窓の装飾アイテムに関する資格です。

たとえば「こんな色の、こんなカーテンが欲しい」というお客様のニーズがあったとします。窓装飾プランナーの有資格者は、カーテンやブラインドの窓周りのアイテムを、お客様のニーズに合わせてご紹介し、アドバイスなどを行います。

インテリアの中でも特にカーテンやブラインドなどの窓の周りに関しての専門家が「窓装飾プランナー」なのです。

窓装飾プランナー資格は、一般社団法人日本インテリアファブリックス協会が主催しています。

窓装飾プランナー資格では、接客から窓周りのアイテム知識まで、インテリアも含めた幅広い知識が問われます。合格率はおおむね30%ほど。インテリアやカーテン関連の仕事についている人がよく受験する資格試験です。

窓装飾プランナーの受験資格は特になく、経験も問われません。公式サイトから資格試験用のテキストを購入できる他、窓装飾プランナーの採用情報などもチェックできます。

インテリアやカーテンに興味がある方は、公式サイトをのぞいてみてください。

窓装飾プランナー資格制度
窓装飾プランナー資格制度

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、居住環境を心地よくするためのインテリアのプロです。

居住環境や室内インテリアを考える上でカーテンやブラインドは欠かすことのできないアイテムになります。カーテンやブラインドなどの窓周りのアイテムも含めてインテリアのアドバイザーでもあるのが「インテリアコーディネーター」なのです。

インテリアコーディネーター資格は、公益社団法人インテリア産業協会が主催しています。資格試験では照明器具から調度品、住宅設備まで、インテリアに関する幅広い問題が出題されるのが特徴です。合格率は21~26%ほど。

テキストは公式サイトの手順に従って購入可能です。インテリア全般に興味のある人は、勉強しているだけで楽しい資格試験ですよ。

公益社団法人インテリア産業協会
インテリア産業協会はインテリア関連資格(インテリアコーディネーター等)の付与と インテリア啓発普及活動でインテリアの発展に貢献します

インテリアプランナー

インテリアプランナーもインテリアの専門家です。インテリアプランナーは建物内部の空間や空間そのもののプランニングなども手がけるプロになります。

カーテンは建物の内部で使いますから、もちろんカーテンやブラインドの知識も豊富です。インテリアプランナーの場合は普通のお宅のプランニングも行いますが、会社や病院、施設などもプランニングするという特徴があります。

建築士と一緒に仕事をすることもある有資格者が「インテリアプランナー」です。インテリアそのものというより、建物内部の総合的な専門家といった方がわかりやすいかもしれません。

インテリアプランナー資格は、公益社団法人建築技術教育普及センターが主催しています。

インテリアプランナー資格は学科試験と実技試験のふたつがあり、学科試験は誰でも受けることが可能です。実技試験については、学科試験にパスした人が受験可能になっています。

インテリアプランナーの学科試験の合格率は50%ほど。実技試験の方の合格率は20~30%になっています。学科と実技で合格率がかなり変わってくる資格試験です。

日本インテリアプランナー協会 – Japan Federation of Interior Planner's Association
全国の地域インテリアプランナー協会の連合組織として1998年(平成10年)に発足。各地域の協会活動を支援し、インテリア・環境の健全な発展を図るとともに、社会と文化の発展と充実に寄与することを目的として活動を続けています。

インテリアデコレーター

室内のインテリアをデコレーターする(デコレーションする)専門家です。調度や小物、カーテンやブラインドなどの色柄の合わせ方や使い方などを考え、アドバイスするプロになります。

たとえばカーテンの場合は「この調度にならこの色。カーテンタッセルはこれをデコレーションするといいかも」・・・このような感じで、組み合わせや使い方の専門家が「インテリアデコレーター」です。

インテリアデコレーターは、カーテンやブラインド、調度だけでなく、壁紙やドアなどの住居の部品についても組み合わせやデコレーションを考えます。テーブルコーディネートなどを仕事にしている有資格者なども。

「色の組み合わせで美しいのはどれか」「素材の組み合わせでニーズや部屋に合ったものはどれか」「美しく見せるためにはどのような組み合わせにすべきか」を追求する資格とお伝えすればわかりやすいかもしれません。

私生活で服の合わせ方や化粧品の色合わせなどが好きな方は楽しんで勉強できる資格ではないかと思います。もちろん、カーテンやインテリア、調度、家具などが好きな人も楽しめる資格です。

カーテンは色や素材の組み合わせが重要になります。印象もかなり変わるのです。カーテンの合わせ方について知りたい。知識を深めたいという人も楽しんで勉強できるのではないでしょうか。

インテリアデコレーターは、一般社団法人インテリアデコーレション協会が主催しています。資格には2級、1級、EXなどがあり、誰でも受験可能です。ただし、1級の受験に関しては、2級の合格が条件になっています。

合格率は2級で50%。1級でその半分ほどの20%代だといわれています。

[社]日本インテリアデコレーション協会 インテリアデコレーター資格
上質な暮らしの空間演出はインテリアデコレーションから。豊かで心地いい空間を自分でつくるための知識と技術を学ぶ。インテリアデコレーター資格試験情報など

最後に

カーテンやブラインド、インテリアに関する資格をご紹介しました。インテリアプランナーなどは有名なので、耳にする機会も多いのではないでしょうか。どれも特徴的な資格でしたね。

インテリアやカーテンに興味がある人にとっては、どれも勉強しているだけで楽しい資格です。機会がありましたら、ぜひ挑戦してみてください!