仕事の能率をアップさせるカーテンの色とは?

カーテン

食品会社として有名なカルビーが興味深いニュースを発表しました。カルビーのオフィスで働く社員は在宅勤務を基本とし、単身赴任も解除するというのです。この試みは7月1日からスタートするのだとか。カルビーは今後出社率を3割程度に調整するのだそうです。

大きな会社であるカルビーがこのような試みを採用したことは画期的ではないでしょうか。今後、他の会社も自宅での仕事を重視するようになるかもしれません。

新型コロナウイルスの影響で在宅ワークをする会社も増えました。今後は働き方も見直され、カルビーに続く会社が出る可能性があります。

在宅で働くようになると、気になるのは自宅の仕事環境ですよね。仕事には「色」が影響するといわれており、色によって仕事の能率がアップするのだとか。

在宅で仕事をしている。本業の他に副業もしている。そんな方は、いまいちど仕事環境の「色」を見直してみませんか。

自宅の仕事部屋におすすめのカーテン色をご紹介します。

色と人間の心の関係とは?

人間の心と色には関係があるといわれています。現状、心と色の関係は研究中ですが、人間にとって色はなくてはならない存在ですから、心に何らかの影響を与えても不思議ではありません。

たとえば、青い色を見ると、多くの人は「寒い色」や「涼しさ」などを想像するのではないでしょうか。青をして寒色などとも呼ばれますから、青に対して多くの人が連想するものは涼しさや寒さ、冷たさなどであることがわかるはずです。

対して赤などは暖色といわれます。赤い色を見て何を連想するか訊くと、多くの人は温かさや暑さ、炎などを想像すると答えるのではないでしょうか。このように、色によって想像するものや受ける印象が異なっています。

色によって想像や印象、連想するものが異なっているわけですから、色によって人間の心が影響を受けることも、十分にあり得ることではないでしょうか。

色の中には仕事の能率に影響を与えるといわれている色があります。自宅で仕事をするときは、自宅の仕事場に仕事能率をアップさせる色のカーテンを取り入れてみてはいかがでしょう。「他の部屋で仕事をするときと進み具体が違うな」と感じるかもしれませんよ。

仕事の能率アップに繋がるカーテン色

仕事の能率をアップさせるといわれている色を3色ご紹介します。仕事部屋のカーテンや仕事スペースを仕切る間仕切りカーテンなどに取り入れてみたい色ばかりです。

・青色

・紫色

・黄色

青色のカーテンと仕事の関係

青色は冷静の色です。同時に、集中力とも関連付けられる色でもあります。思考や内面と関連付けられるのも青色の特徴です。青色を視野に入りやすいカーテンに取り入れることにより、思考や内面に落ち着きを与え、仕事に集中させてくれるといわれています。

青色は空や海の色でもあります。仕事場に窮屈感がある場合も青色を取り入れることをおすすめします。空や海は雄大なものだからです。より効果を実感するために、海や空を連想させる小物などを置いてもいいかもしれないですね。

青は冷静さの色なので、インターネット上で会議をするときにも熱くならずに済みます。会議室に青色を取り入れると、会議参加者が冷静に話すことができるのだとか。インターネットなどでよく打ち合わせをし、打ち合わせ相手にイライラが溜まってしまうタイプの人にもおすすめです。

西日が入りやすい仕事部屋のカーテンに青色をチョイスすると、視覚的効果により、いつもより涼しく感じられるかもしれません。青は冷間や氷などとも関連付けられる色だからです。

紫色のカーテンと仕事の関係

紫色のカーテンも仕事の能率を高めるといわれています。「紫色が?」と、少し不思議に思うかもしれませんね。紫色の印象と仕事の能率がかみ合わないかもしれません。

紫色は精神と肉体の中間色。赤色は肉体を表現する色であり、情熱や仕事への前向きさの色でもあります。青色は内面や精神性、クールダウンの色です。赤色と青色を混ぜればちょうど紫色になりますよね。

紫色は赤色の情熱と青色の冷静さを併せ持った色だといえます。極端に暑くならず、冷静になりすぎず。仕事の商談や会議などのときに、中庸的な判断ができるようになるのです。

また、紫色はインスピレーションの色だといわれています。デザインや創作にまつわる仕事をしている人の想像力や直感を引き出す色が紫色です。これは、紫色が自然界において少なく、人工的に作ることも難しかったため、昔の人が紫色に神秘を感じたことが由縁だといわれています。

紫色のカーテンの中でも濃い紫色は使いどころの難しいカーテンです。濃い紫色は悪目立ちすることがあります。しかし、淡い紫色や青に近い紫など、紫色にも色の幅があります。仕事場にあった紫を選んでみてください。

黄色のカーテンと仕事の関係

黄色は光の色です。雷の色としても黄色はよく使われますね。光や雷は速いものや閃きの象徴です。黄色の小物などを勉強中に使うと、思考回路がよく働いてくれるともいわれています。

勉強に付きもののマーカーの一つが黄色の蛍光ペン。これも、意味あってのことなのですね。受験や資格試験の勉強で黄色の蛍光ペンにお世話になった人は少なくないはずです。

仕事中はどうしても頭を使いますよね。黄色は思考回路をよく動かせてくれる色ですから、仕事の能率にも関わってきます。同時に光の色でもありますから、大変な仕事のときに気分が落ち込んでしまった場合などは、気分を明るくしてくれる効果も期待できます。

濃い黄色のカーテンは使い難いという人は、クリーム色や淡い黄色などもおすすめです。クリーム色は部屋の印象を柔らかくしてくれ、淡い黄色は控えめながら明るくしてくれます。

最後に

色は人間の心に作用するといわれます。色の中には仕事の能率をアップさせる効果が期待できる色があり、それが今回ご紹介した「青色」「紫色」「黄色」などです。

在宅での仕事では、自分の部屋や家の中のスペースなどを活用しているのではないでしょうか。家の中で仕事をするときは、自分なりの在宅仕事環境について考えたいもの。仕事能率アップの色を使ったカーテンを取り入れ、自分なりに能率アップできる在宅スペースを作ってはいかがでしょう。