レースカーテンを家具や雑貨などに引っかけて破いてしまうことはありませんか。
大きな破けならレースカーテンの買い替えを検討するかもしれません。ですが、小さなほつれや小規模の穴の場合は「穴さえ塞げればまだ使える」「ほつれ部分を補修すれば問題ない」と思って、すぐに買い替えに踏み出せないことがあります。また、どうせ買い換えるなら季節の変わるタイミングや引っ越しのタイミングで・・・などと考えることもありますよね。
レースカーテンが破れたときは補修できるのでしょうか。補修方法や補修アイテムなどをご紹介します。
レースカーテンが破れたときは補修できる?
レースカーテンは小さなほつれや破れの場合は自分で補修することが可能です。レースの補修と言われると難しそうですが、補修用のアイテムがあるので安心してください。
アイテムによって補修の仕方はさまざまですが、中には裁縫ができなくても補修できるアイテムがあります。方法と一緒にアイテムもご紹介しますので、破れ方や補修難度などに応じて使い分けてくださいね。
レースカーテン破れたときの補修方法とアイテム
レースカーテンが破れたりほつれたりしたときは5つの方法で補修できます。それぞれ、補修用のアイテムも出ていますので補修の際の参考にしてください。
レース編みなどを駆使してレースカーテンを補修する
難易度の高い方法ですが、レースカーテンの部位や裁縫の腕前によっては使える方法になります。
たとえば普段からレース編みなどをしている方は自分のレース編み作品をレースカーテンの穴に宛がい、補修することも可能です。レースの中でも糸の太い物は糸の継ぎ足しなどをして補修することも可能ですが、レースカーテンの場合は糸が極めて細いため、糸の継ぎ足しをして編むかたちでの補修は難しいと言えます。先にレース編み物を作成しておき、その編み物を貼り付けるようなかたちでの補修は可能です。
自分で編んだもので補修が難しい場合は市販のレース編みで破れを補修するという方法もあります。Amazonなどのネット通販大手でも自宅で使えるレース編み物などは販売されています。
レーストリムを使ってレースカーテンを補修する
レーストリムなどを使って補修することもできます。レースカーテンの裾に破れやほつれが発生している場合はトリムなどを付けることで補修が可能です。
レーストリムは好きな大きさにカットできますので、レースカーテン破れのときだけでなくひっかき傷ができたようなときも活躍します。
たとえば帯状の花柄レーストリムの場合、小さな穴やひっかき傷のところに花柄部分だけ切り抜いて貼り付ければ(縫い付ければ)、それだけで補修が完成してしまいます。障子が破れたときに柄シールなどで補修するのと同じような使い方を想像すれば分かりやすいはずです。
また、レーストリムの場合は長めのものもありますので、レースカーテンの裾のほつれに対する補修にも使うことができます。
レーストリムもAmazonなどの通販サイトで購入可能です。この他に、一般の手芸店でも扱っています。いろいろなタイプがありますので、使いやすそうな色柄のものを選ぶといいでしょう。
レーステープを使ってレースカーテンを補修する
レーステープは100均の人気アイテムのひとつです。
レーステープは安価であり、さらに糸が細いのが特徴です。使い方もカンタンなので、使いたい大きさに切って穴やひっかき傷のところに貼ればできあがり。100円でたっぷりの分量になっているので、レースカーテンにいくつか穴ができている場合も有用です。
色違いもありますので、「補修跡が目立っても問題ない」などの場合は他の色を使ってもいいでしょう。また、レースカーテンの補修の他に二重にして通常の薄手ドレープカーテンなどの補修にも活用可能です。ひとつ買っておくと便利なアイテムになります。
インテリア用のテープを使ってレースカーテンを補修する
布系のインテリアが破れたときに使用できるのが補修テープです。
布系のインテリアの穴や傷の補修に使える他、補強にも使えるテープになります。補修テープはホームセンターなどでも販売している他、Amazonなどの通販サイトでも購入可能です。
こちらの補修テープはインテリア用になっていますが、カーテンから生地の厚いものまで使える仕様なので、服の補修に使ってもOKです。カーテンの他にはテーブルクロスなどのインテリアに使っても大丈夫。
レーステープなどの場合はある程度用途が限られてしまいますが、この補修テープの場合はひとつあれば家中のいろいろな布物の補修に使えて便利です。
似たようなタイプの商品は他にもありますので、ネット通販やホームセンターなどで探してみてください。
ほつれ止めでレースカーテンを補修する
布用アイテムにほつれ止めがあります。布の端に塗るとほつれを防止するアイテムになります。ほつれ止めにも種類があるのですが、基本的にはレースカーテンにも使用可能です。
たとえばレースカーテンの端がほつれてきた場合はこの布用のほつれ止めを早めに塗っておけば、糸がどんどんほつれてしまうことを阻止できるはずです。
なお、レースカーテンに穴ができてしまった場合は、このほつれ止めでは補修できません。あくまで端がほつれて時用、あるいは端がほつれそうな時用の補修アイテムとして活躍します。
布用のほつれ止めはこの他に、レースカーテンの補修をした後のアイテムとしても活用します。補修後の個所は傷みやすい可能性があるため、ほつれ止めでカンタンにでも処理しておくと再度のほつれや穴あき、ひっかき傷などを防止できる可能性があります。
レースカーテンの端をレースやレーステープなどで補修した場合は、合わせてほつれ止めを使っておくといいですね。
最後に
レースカーテンに穴や傷がついても規模によっては補修可能です。レーステープや布物の補修テープ、ほつれ止めなど、レースカーテンの補修で活躍するアイテムは通販サイトや手芸店、ホームセンターなどで入手可能です。
ただし、補修は基本的に応急処置。補修したからといって元のカーテンに戻るわけではありません。基本的に補修した個所の耐久も下がりますので、補修後の再度の傷や破れには注意しましょう。
補修跡が気になる場合は、新品のレースカーテンへ交換することをおすすめします。