高齢者に優しい住まい作りのためのラグ活用で注意したい「転倒」の対策や注意点

ラグ

高齢者の生活にもラグはおすすめのアイテムのひとつです。

ウォッシャブルタイプのラグは家庭でも洗濯できるため介護中でも衛生的に使えます。加えてラグは冷え対策アイテムとしても役立つため、絨毯やフローリングのうえに敷くことでより良い生活環境作りにも役立つのです。

ただ、注意したいのは、ラグを部屋に敷いたときの「転倒」です。

高齢者のいる家庭や高齢者の部屋にラグを敷くときはどのようなことに注意したらいいのでしょうか。そして、どのような対策を講じたらいいのでしょう。

高齢者のいる家庭や介護中の家庭が生活にラグを取り入れるときの注意点について解説します。

高齢者の転倒事故はラグでも多い?事故の原因やリスク

転倒事故は高齢者にとってリスクの高いことです。

転倒事故のよって大怪我をするリスクもありますし、転倒による怪我がきっかけで介護を要する状況になるリスクもあります。高齢者のいる家庭や介護をしている家族がいる家庭では、転倒事故に注意しているのではないでしょうか。

転倒事故といえば、外出時や自宅の階段、玄関の段差などを想像するかもしれません。しかし、転倒による事故は階段や玄関などの段差だけで起こるわけではないのです。

厚生労働省「人口動態統計年報」の「家庭内における主な不慮の事故の種類別にみた年齢別死亡数・構成割合」によると、全件数12,152件のうち「スリップ、つまづき及びよろめきによる同一平面上での転倒」が1,036件になっています。

階段やステップなどでの転倒は別に項目があるため、これは段差のほぼないところでの転倒件数です。自宅の事故のうち全体の約9%が平坦な場所での転倒になっています。

介護をしている家庭や高齢者のいる家庭では、平坦な床での転倒も十分考えられるということです。また、消費者庁公表資料「みんなで防ごう高齢者の事故リーフレット」によると、高齢者の転倒事故が起きている個所として「キッチンマット」「カーペット」などが挙げられています。

ラグもマットやカーペットと同じ敷物です。介護中の生活や高齢者の生活にメリットもありますが、ふとしたことから事故につながる可能性もあるため注意したいものです。

高齢者・介護中の家庭がラグを敷くときの注意点や対処法

高齢者や介護中の家庭がラグを敷くときは転倒事故を防止するために4つのポイントに注意することが重要です。注意点と合わせてラグ利用時の対処法についても説明します。

歩くときの滑りやすさに注意してラグを選ぶ

高齢の家族や介護を要する家族の部屋に敷くラグは「滑りやすさ」に注意して選ぶ必要があります。また、引っかかりやすさなども注意点です。

ラグはさまざまタイプがあり、中には滑りやすいタイプもあります。滑りやすいラグタイプとしては「毛足がほとんどないタイプ」があります。毛足がほとんどないタイプの場合、スリッパなどで歩くと滑って転倒する可能性があるのです。重量が軽いラグなどもズレやすく、転倒しやすいタイプになります。

ただ、毛足がほとんどないタイプのラグや重量が軽いタイプのラグが必ず転倒につながるというわけではなく、床との相性や対処をしているかにもよります。たとえばズレ防止アイテムなどをラグの下に使うことによって、ラグのズレや滑りやすさに対処できる可能性があるのです。

床との相性を考えてラグを選ぶ他、必要であればズレ防止アイテムを活用し対処しておきましょう。

床と色が近い色のラグは避けた方が無難

床に近い色のラグを敷くと、ラグと床の区別が難しいケースがあります。

たとえば茶色の床に同系統の茶色のラグを敷いてしまうと、床とラグの境界線が分からなくなってしまうことでしょう。ラグと床の境界線が分かりにくいと、床を踏んだと思ってラグを踏んでいて滑ってしまったり、床とラグの小さな段差に気づかずつまづいてしまったりする可能性があります。

介護中の家庭や高齢の家族がいる家庭は、ラグと床の境界線がはっきり分かるように、床と色の違うラグを選んではいかがでしょう。

ラグを選ぶときは段差にも注意して選ぶ

ラグを敷くと床との間に段差ができます。薄手のラグだと段差は低くなり、厚手のラグの場合はより段差が高くなります。ラグのズレによる転倒にも注意が必要ですが、ラグを敷くことによって生じる段差による転倒にも注意が必要です。

ラグの段差でつまづいたことがあれば、同じくらいの段差になるラグは避けるなど工夫が必要になります。薄手のラグでもラグを敷く以上は段差が生じますので、生活しやすい、歩きやすい段差は高齢者の体の状態などにもよります。

本人(高齢の家族や介護を受ける家族)の意見なども参考に、使いやすいラグを選ぶことが対処法です。介護施設へデイケアなどに通っている場合は、担当に意見を聞いてもいいでしょう。

歩く場所にあえてラグを敷かないことも対処法

ラグを活用する目的によっては、歩く場所にあえてラグを敷かないという対処法もあります。歩く場所にラグを敷かなければ段差で転倒することや、ズレにより滑って転倒することもないはずです。

たとえば高齢の家族のベッドの足で床が傷つくことを防止するためにラグを敷いているとします。このようなケースではラグを広範囲に敷くのではなく、ベッドの下(ベッドの足を置く部分)に敷くという方法もあるはずです。

ベッドの位置にラグを敷けば問題ありませんから、ベッドの大きさの合わせたラグを購入し、歩く場所にはラグは使わないという対処法もあります。

ラグで高齢の家族が何度かつまづいている場合やすでに転倒している場合は敷く場所を工夫してみましょう。

最後に

高齢の家族や介護を要する家族がいる場合、ラグによる転倒で大怪我をするリスクなどがあります。すでに介護が必要な家族の場合は体の状態が悪化するリスクもあるのです。

高齢の家族や介護を要する家族がいる場合はラグ選びに注意したいものです。また、ラグを敷く場所やラグの色に注意したり、ラグに滑り止めを使ったりするなど、ラグのリスク対処をしておきましょう。

生活状況に合わせたラグ選びのお悩みは、お気軽に当店へご相談ください。

 

 

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