床暖房対応のラグと非対応のラグは何が違うの?選ぶときに知っておきたい違いを専門店が解説

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冬場の床は冷えるもの。座っているとお尻や足が冷たくなってしまいますよね。だからこそ、冬場に床暖房を使うお宅は少なくないはずです。

床暖房を使っているお宅からよく寄せられる相談に「ラグの床暖房対応と非対応は違うのですか」というものがあります。

床暖房対応ラグと床暖房非対応のラグは、触ったときの質感や見た目はほぼ変わりません。見た目や質感が変わらないからこそ、床暖房対応のラグと非対応のラグは違うのかと疑問に思ってしまいますよね。そして「非対応のラグに好みのものがあったから、使ってしまっても問題ないのでは?」と思う人もいるようです。

床暖房対応のラグと床暖房非対応のラグはぜんぜん違います!

今回の記事では、寒い季節によく寄せられる「床暖房対応ラグと床暖房非対応ラグの違い」について専門店のスタッフが解説します。

床暖房を使うときに床暖房非対応のラグを敷いても大丈夫?

床暖房を切っているときは床暖房非対応のラグを敷いても差し支えありません。

床暖房を切っているのですから、床暖房がない床と同じ状態ですよね。このようなときは、特に床暖房対応か非対応化を考えて使う必要はありません。好みの柄や色などで選んで使ってOKです。

ただし、床暖を使う場合は、床暖房対応のラグを敷くことをおすすめします。なぜなら、床暖房対応ラグと床暖房非対応のラグには以下のような違いがあるからです。

・熱の伝わり方

・費用面

・安全性

・衛生面

お店で売っているラグを見ると、床暖房への対応について明記されていますよね。重要なポイントだからこそ、床暖房への対応非対応はラグに明記されているのです。当店も「床暖房を使うときは床暖房対応のラグを使ってください」と案内しています。

床暖房対応ラグと床暖房非対応ラグの4つの違い

床暖房対応のラグと床暖房非対応のラグの違いについて、「熱の伝わり方」「費用面」「安全性」「衛生面」の4つの点からもう少し詳しく説明します。

違い①床暖房対応ラグと非対応ラグでは熱の伝わり方(熱効率)が違う

床暖房対応ラグと非対応ラグでは床暖房の熱の伝わり方が違います。

床暖房対応ラグの方が床暖房に合った作りをしていますから、ラグに熱が伝わりやすく、熱を保つようになっているのです。

加えて、熱くなりすぎないように、ラグが熱を持ちすぎると、今度は熱を放出してくれます。その部屋にいる人、床に座っている人、床を歩く人が寒い季節でも心地よく過ごせる熱のバランスを保つのが床暖房対応ラグになっています。

素材面においても熱伝導や熱効率が考えられており、まさに床暖房のために作られているという機能と素材になっているのです。

対して床暖房非対応のラグは、熱効率や熱伝導などは特に考えられていません。そもそも、床暖房の上に敷くことを想定して作られていないのです。

床暖房非対応のラグは熱の伝わり方にムラがあるため、熱い場所と冷たい場所と、同じラグでも差が出てしまいます。また、熱の放出なども考えられていませんから、極端に熱い個所なども出てくる可能性もあるのです。

このように、床暖房対応のラグと非対応のラグでは、熱効率や熱伝導の点が大きく異なっています。

違い②床暖房対応ラグと非対応ラグでは費用面が違う

床暖房対応ラグと非対応ラグでは床暖房などの光熱費が変わってくる可能性があります。

床暖房対応ラグは熱伝導と熱効率が良いので、足元や室内が温かく感じられ、他の暖房などを切ることもあるはずです。

対して床暖房非対応のラグは床暖房対応ラグと比較して熱伝導などの点で異なっているため、対応ラグより室内や足元が寒く感じられることがあります。結果、床暖房をつけていても寒く、他の暖房を使うケースが少なくありません。床暖房を使いながら他の暖房も使うと、当然ですがその分だけ光熱費がかさみます。

床暖房対応ラグと非対応ラグでは室内の温感や温まる早さなども違ってくるのです。

違い③床暖房対応ラグと非対応ラグでは安全性が違う

床暖房対応ラグと非対応ラグでは、床暖房を使ったときの安全性が違います。

床暖房対応ラグは床暖房の熱が均一に伝わり、熱の放出についても考えられています。そのため、床暖房の上に敷いて使っても、火傷や低温火傷のリスクは基本的にありません。床暖房と合わせて使うことを念頭に使われていますから、床暖房対応ラグは床暖房とセットで使ったときの安全性にも配慮して作られているのです。

床暖房非対応ラグは、床暖房と一緒に使うことは想定されていません。そのため、熱伝導が上手くおこなわれず、熱効率もよくない、そして熱の放出も思わしくないことから、低温火傷や火傷などのリスクがあります。床暖房対応ラグと非対応ラグでは、床暖房と使ったときのリスクや安全性も違っているのです。

違い④床暖房対応ラグと非対応ラグでは衛生面が違う

床暖房対応ラグと非対応ラグでは、ラグの衛生面への配慮も違っています。

床暖房非対応ラグの衛生面が考えられていないわけではありません。ラグの中には抗菌や防カビ、防ダニ、ウォッシャブルなど、衛生面に配慮したラグが多数販売されています。

当店のラグの中にも防汚、ウォッシャブルなどの衛生面に配慮したラグがあります。

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基本的に床暖房対応ラグ・床暖房非対応のラグどちらも、衛生面には配慮されている商品が多くなっています。ただ、床暖房対応ラグと床暖房非対応ラグでは、衛生面への配慮の基本的なスタンスが違っているのです。

床暖房対応ラグは床暖房で温かくなることを想定して衛生面への配慮や設計がなされています。対して床暖房非対応ラグは床暖房の上に敷くことを想定した衛生面への配慮はありません。

基本的にほとんどのラグは防汚などの衛生面を考えて製造されていますが、床暖房への対応・非対応によって衛生面へのスタンスが違っていることは知っておきたいポイントです。

もちろん、床暖房を使いつつ衛生に気をつけて使いたい場合は、床暖房を想定して作られている床暖房対応ラグの方が良いということになります。

最後に

床暖房対応ラグと非対応ラグは同じラグでも違っています。見た目や質感から「床暖房非対応ラグを使ってもいいのではないか」と思うかもしれませんが、推奨はしません。床暖房を使っている場合は床暖房に合ったラグを使うことをおすすめします。

ラグやカーテンのお悩みがあれば、お気軽に当店へご相談くださいね。

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