当店で扱っているラグの多くは洗濯して使える「ウォッシャブル」というタイプです。
ウォッシャブルとは自宅で洗濯できるタイプのラグです。ラグは大判の物も多いため「自宅での洗濯は難しい」と考えがちですが、そんなことはありません。
ただ、ラグはどのくらいの頻度で洗濯すればいいのかが問題です。ラグの洗濯頻度に迷っている人に「ラグの洗濯頻度の目安」について解説します。
ラグの洗濯方法とは?
ラグにはいろいろなタイプがあり、ラグタイプによって洗濯の方法が変わってきます。
たとえば当店のウォッシャブルタイプのラグの場合は洗濯機での洗濯が可能です。洗濯機が小さめでラグを洗いにくい場合は別の方法で洗濯する必要があります。洗濯機以外のラグの洗濯方法には、お風呂場で洗う方法などがあります。お風呂場の浴槽や洗面器などを使って手洗いする方法です。
自宅での洗濯が一切できないラグやほつれや色落ちが心配なラグ、大きなシミがついているなど自宅の洗濯で汚れを落としきることが難しいラグなどは洗濯の専門業者に依頼して洗ってもらうという方法もあります。
このようにラグにはいくつかの洗濯方法があるのですが、問題は「どのくらいの頻度で洗えばいいのか」です。ラグを日常使いする場合、どのくらいの頻度で洗えば心地よく使えるのでしょう。
ラグの洗濯頻度の目安は年4回
ラグの洗濯頻度の目安は年4回になります。3カ月に1回洗濯するペースです。
ラグの洗濯頻度の目安は日本の四季と関係しています。日本の四季は春夏秋冬の4つ。厳密にではありませんが、3カ月でひとつの季節が過ぎる計算になります。
それぞれの季節には汚れの特徴があります。たとえば春の場合はホコリっぽい季節ですし、花粉や黄砂の問題もあるはずです。そのため春はラグが花粉や黄砂などを汚れとして吸着しやすい季節だと言えるでしょう。
夏は暑く汗をかきやすいわけですから、人間の汗や皮脂汚れなどが問題になりやすい季節です。このようにラグは季節によって汚れの主な原因が変わってきます。だからこそ3カ月に1回の頻度で洗濯し、季節ごとの汚れをリセットするわけです。
ただし、ラグの利用状況によってはこの限りではありません。3カ月に1回(年4回)はあくまで目安。最低限の洗濯頻度になります。ラグが汚れやすい場合はもっと高頻度で洗濯することをおすすめします。
・子供がよくラグにジュースや食べ物をこぼす
・ラグが窓辺や玄関など汚れをより吸着しやすい場所にある
・ペットを飼っている
・ラグを仕事部屋で使っている(機器や用具で汚れる)
・ラグを他人の目のあるところで使っている
・飲食の場など高い衛生環境が求められる場でラグを使う場合
・花粉や砂ほこりなどが特に酷いとき
このようなケースではラグを3カ月に1回ではなく、2カ月に1回など高頻度で洗うとより快適に使えます。1年に6回(2カ月に1回ずつ)と決めて洗濯してもいいですし、花粉や黄砂などで汚れやすい春だけ洗濯頻度を高くしてもいいでしょう。
基本的には3カ月に1回の洗濯で、この他にラグが汚れで褪せたら洗濯や交換を行うなど、衛生面に考えて柔軟に洗濯やお手入れをすることも重要です。
オーダーメイドのラグの場合は洗濯の際の痛みなどにより注意する必要があるため、オーダーメイドのラグを購入した店や洗濯の専門業者などにラグの洗濯頻度について相談してみるといいでしょう。
ラグを3カ月に1回・2カ月に1回洗濯するときの注意点
ラグを洗濯するときは注意したいポイントがあります。また、確認したいポイントもありますので、洗濯前に必ず確認しておきましょう。
ラグを洗濯する前に洗濯表示を必ず確認する
ラグの洗濯頻度も重要ですが、洗濯といえば「洗濯表示」が非常に重要です。衣類に洗濯表示がついているようにラグにも洗濯表示があります。ラグを洗濯するときはまず洗濯表示をチェックしましょう。
洗濯表示を見れば洗濯のときの注意点から、ラグが自宅で洗濯可能かまで判断できます。洗濯の頻度を決めても、そもそも自宅で洗濯できないタイプのラグだったら意味がありませんよね。また、自宅で洗濯できても、手洗いや洗剤などラグによって注意すべきポイントが違っています。
ラグをキレイにするためだけでなく、長持ちさせるためにも洗濯表示は重要です。まずは洗濯表示をチェックしてみてください。
これからラグを購入する人で、自宅でラグの洗濯をしたいという場合は、ウォッシャブルタイプ(洗濯できるタイプ)のラグかどうか確認して購入するといいでしょう。
ラグの洗濯では飾りや刺繍などにも注意が必要
ラグを洗濯するときは洗濯表示だけでなく、ラグの飾りや刺繍などにも注意が必要です。
ラグの洗濯表示には「このラグには細かな刺繍がありますのでほつれに注意」などの細かな記載はありません。あくまでざっくりとした洗濯表示、基本的な注意事項に留まります。そのため、洗濯をするときは洗濯表示以外にも、ラグについている飾りや刺繍などを見てラグにダメージがないよう考慮する必要があるのです。
ラグの飾りやサイズによっては洗濯ネットを用いるなど、ほつれや飾りの破損などにつながらないよう注意してください。
ラグを洗濯する前に交換用のラグも準備しておこう
ラグが厚手の場合や乾燥機の利用が難しい場合、天候が思わしくない場合などは、ラグがなかなか乾きません。そのため、ラグが生活必需品の場合はラグが乾くまで生活に困ってしまいます。
ラグを洗濯するときは交換用のラグを準備しておくと便利です。たとえば春によくラグが汚れて洗濯するなら、春用として使えるラグを交換用にもう1枚用意しておいてはいかがでしょう。
ラグの洗濯頻度は「ラグがどのくらいで乾くか」「乾くまでの間はラグが使えなくなる」ことを念頭に計画を立てる必要があります。
最後に
ラグの洗濯頻度の目安は年4回、季節ごとに1回です。月2回を洗濯頻度にしているお宅もありますので、天候や季節、汚れの状況などを見て考えるといいでしょう。
ラグを洗濯するときは頻度以外にも注意点に留意することもポイントになります。
ラグ選びや取り扱いのお悩みは、当店へお気軽にご相談ください。