ラグをこまめに洗濯できればいいのですが、仕事の都合や生活時間帯の都合から、ラグの洗濯が難しいケースがあります。
たとえば仕事時間が不規則で夜勤もある。そして、アパートなどの集合住宅に住んでいる。このようなケースでは、自分の生活時間に合わせてラグを洗濯しようとしても「ご近所迷惑かな」とも思ってしまいますよね。夜勤などが重なると、ラグを洗濯しても日中に乾すのが辛い・・・というケースも。
ラグは厚手で大判なものも多いため、洗濯から乾燥まで時間がかかるというネックがあります。そのため、人によっては「洗濯以外のカンタンにできるお手入れ方法がいい」というケースもあるのではないでしょうか。
この記事では、ラグを洗濯している時間のない人のために、隙間時間でカンタンにできるラグのお手軽なお手入れ方法を4つ解説します。ぜひ試してみてください!
忙しい人におすすめ!手軽にできるラグのお手入れ
ラグのお手入れの代表的な方法は「掃除機をかけること」です。ラグやカーペットの場合は生活するうえでのゴミ(髪の毛やホコリなど)が落ちて絡みやすいため、掃除機をかけることによって日常的に汚れやゴミ対策ができます。ただ、中には掃除機だけでは対処できない汚れやゴミもあります。
たとえば、ラグの毛足の奥にすっかりと絡んでしまった髪の毛。これは、掃除機を1度かけただけではなかなか取れません。
あとは、汚れ。汚れについては掃除機だけで落とすことは難しいため洗濯で対処するのが基本なのですが、大判の洗濯物の場合は洗濯から乾燥までの時間や手間がネックになってしまい、忙しい人だとなかなか対処できません。
そこで試したのは4つの方法。忙しくてなかなかラグを洗濯できない人は、以下の4つの方法で簡易的なラグのお手入れをしましょう。
1.掃除機の2度がけ
2.ブラッシングとゴム手袋
3.重曹を使う
4.水拭き
以上が4つの方法です。
具体的にどのようなお手入れでラグをカンタンにキレイにするのか、順番に見ていきましょう。
ラグに掃除機を2度がけする
ラグに掃除機をかける方法です。しかし、ただ掃除機をかけるだけでは通常の掃除と同じです。
この場合は、ラグに掃除機に2回以上かけ、しっかりラグのゴミを除去する方法になります。ラグがホコリっぽい場合は2回だけでなく、同様の方法で3回以上かけたり、日を置いて同じようにかけたりしてもOKです。
ラグのホコリをしっかり取るためには、掃除機かけにコツがあります。
まず、ラグに1回しっかりと掃除機をかけます。1回目の掃除機は普段やっているようにかけてOKです。2回目は、ラグを軽くトントン叩きながら掃除機をかけるのがポイント。
あまり強く叩いてしまうとラグや床を傷めてしまいますので、掃除機のヘッド部分で優しくトントン叩く。そして、掃除機をかける。こうすれば、ラグの奥深くに入り込んでホコリや髪の毛、ダニなどを吸い込みやすくなるのです。
この方法で掃除機をかけたら、1回目の掃除機かけと反対方向から掃除機を再びかけ、同じように反対からトントン叩いて2回目の掃除機をかける方法もおすすめ。こうすれば一方向からではなかなか除去できなかった頑固なホコリや髪の毛なども、するりと取れてキレイになります。
ホコリっぽさが気になるときは、日を置かずもう1度同じように掃除機をかけるといいでしょう。掃除機をかけるだけであれば、洗濯よりも時間がかかりません。普段のお手入れとして取り入れたい方法です。
ラグをブラッシングとゴム手袋でお手入れする
ラグの毛足に髪の毛やホコリ、ペットの毛などが絡んでなかなか取れないときは、ラグをブラッシングしたり、ゴム手袋でお手入れしたりする方法があります。このお手入れ方法も洗濯より時間がかからず、ラグのホコリやゴミを除去するという点では優秀な方法です。
まず、目の粗いブラシとゴム手袋を用意します。
目の粗いブラシでラグのホコリやゴミを掻き出すように掃き、その後にゴム手袋をはめてラグを撫でます。こうすればブラシで掻き出したゴミやホコリをゴム手袋が吸着してくれるのです。ブラシの用意ができないときはゴム手袋で撫でるだけでも髪の毛やホコリなどがある程度取れるので、忙しいときは試してみてください。
掃除機をかける方法と併用してもOKです。
ラグに掃除機をかけるときに重曹を使う
ラグに掃除機をかけるときに重曹を使う方法もあります。
ラグに重曹を少量まき、その後に掃除機で吸う方法です。重曹は掃除や洗濯に使われ、悪臭や汚れを吸着する優れものとして昔から使われています。重曹を使うことにより、ラグの臭い取りと汚れ取りを同時にできるお手入れ方法です。臭いや汚れが気になるときは重曹をまいて半日から1日くらい放置しても効果的です。
ただ、この方法には注意点があります。それは、掃除機の故障に注意すること。
掃除機で粉を吸うと故障の原因になることがありますよね。多くの重曹をまいてしまうと掃除機の詰まりや故障の原因になるため注意が必要です。重曹を吸ってそのままにすると、掃除機の中で固まってしまうため、あわせて注意が必要になります。
ラグを洗剤と布で水拭きしてお手入れする
ラグに掃除機をかけた後に固くしぼった布地でラグを水拭きする方法になります。水拭きの使う水はぬるま湯でもOKです。少量の中性洗剤を混ぜておきましょう。
中性洗剤を混ぜた水(ぬるま湯)で布地をしぼり、ラグを水拭きします。このとき、先に掃除機をかけておかないと水拭きの際にころころとゴミが出てきますので注意してください。
中性洗剤を混ぜた水で水拭きした後は、もう1回~2回ほど何も混ぜずに水拭きします。洗剤を取るためです。
ラグを洗濯できないときに、簡易的に洗濯をするような方法になります。
最後に
ラグは厚く大判のものが多いので、仕事で多忙なときや生活時間帯によっては洗濯が難しいことがあります。
ラグの洗濯が難しいときは4つの方法でカンタンにお手入れできます。ラグの汚れの状況などにあわせて方法を使い分けてみてください。また、ラグのお手入れ方法4つは併用もできますので、状況に応じて併用もおすすめです。
ラグのことでわからないことがあれば、お気軽に当店へご相談ください。