小さなお子さんがいるご家庭のお悩みのひとつが「食べこぼし対策」です。
当店にも「ラグを新調したら子どもの食べこぼしであっという間にシミだらけになってしまいました」というトホホな声が届いています。小さなお子さんのいる家庭では食べこぼしによるラグの汚れはお悩みのひとつですよね。
今回の記事では小さなお子さんのいる家庭用に食べこぼし対策ラグの選び方を解説します。また、自宅でできるラグの掃除方法も解説いたします。
ラグの食べこぼし対策はなぜ重要なのか
ラグに子どもの食べこぼしがあると、シミという点でも悩みの種になります。しかし、それだけではありません。ラグの食べこぼしは衛生面でも問題につながるのです。
ラグを敷いて使っているときは、基本的にカビなどはあまり問題になりません。
当店にも「ラグはこまめにお手入れしないとカビが発生しますか」などのご相談があります。ラグを敷いて使っている場合はあまりカビの発生は問題にならないのです。ラグのカビが問題になるのは、ラグを使わずに収納しているようなケースになります。
ただ、ラグを敷いて使っているからといってカビと無縁というわけではありません。ラグを敷いているときに食べこぼしなどがあるとラグにカビが発生することがあるのです。
ラグの食べこぼしは床や部屋の衛生を損なう
ラグに子どもの食べこぼしなどでカビが生じてしまうと、ラグだけでなく室内の衛生問題にも発展します。お子さんの生活する環境を考えるうえで衛生面は重要ではないでしょうか。
また、ラグを敷いている床を衛生的に保つうえでラグのカビは重要な問題点になります。
たとえばラグの下がフローリングだったとします。フローリングは、普通に使っている分にはあまりカビについてあまり心配はいりません。ですが、ラグを不衛生な状態で使ってしまうとカビが発生する可能性があるのです。
フローリングにカビが生えてしまうと、最悪の場合はフローリングの修繕が必要になります。ラグの下が畳の場合も、畳にカビがはえると取り替えの必要が出てくることでしょう。
ラグの食べこぼしは室内、ひいては床の衛生を損ないます。室内や床の衛生面を考えるうえでもラグの食べこぼし問題は重要なのです。
食べこぼし対策になるラグの選び方とは?
部屋や床によってもラグの衛生は重要だからこそ、お子さんが食べこぼしをするときは「食べこぼし対策になるラグ」を選びたいものです。
食べこぼし対策になるラグを選ぶときは次のようなポイントで考えてみてください。
食べこぼし対策のためにはお手入れや洗濯できるラグを選ぶ
ラグには既製品タイプからオーダーメイドタイプまでいろいろあります。
オーダーメイドタイプのラグは自分好みの色やデザインにできるというメリットがありますが、オーダーメイドゆえに買い替えが難しいというデメリットがあります。
また、オーダーメイドの場合は素材にこだわる傾向にありますので、洗濯やお手入れが難しい点も特徴です。自分で洗濯やお手入れなどをしてしまうと、色落ちや縮み、破れなどにつながる恐れがあります。
食べこぼし対策を考えてラグを選ぶ場合は、手軽にお手入れや洗濯ができるタイプが有用です。ウォッシャブルタイプのラグは自宅で洗濯できるタイプなので、食べこぼしがあってもすぐに洗濯できます。汚してもすぐにお手入れできれば、ラグのカビや室内の衛生環境の低下を防げるのです。
食べこぼし対策としてラグを2枚重ねて使うことを念頭に選ぶ
食べこぼし対策のひとつとしてラグを重ねて使う方法があります。
たとえば下に色柄がキレイでお気に入りのラグを敷く。そのうえに洗いやすいラグをもう1枚敷いておけば、食べこぼしの汚れは上の方のラグにつきますので、下のラグを守れるというわけです。
上に敷いているラグを汚れに強いタイプ(防汚機能のあるタイプ)やウォッシャブルタイプのラグにすれば、すぐに洗濯でキレイにできたり、食べこぼしがあっても酷く汚れなかったりします。
ラグの場合は絨毯と異なり、ラグの上にラグを敷く使い方も可能です。ラグの面積が広い場合は、ラグの上に汚れに強いラグやすぐに洗濯できるタイプのラグを敷いて食べこぼし対策をするのも良い方法になります。
ラグの機能や大きさをふまえて上に敷くラグを選んでみてください。
食べこぼし対策としてタイルタイプのラグを選ぶ
ラグの中にはタイルタイプのラグもあります。タイルタイプのラグは大きさなどを自由に調節できる点がメリットになります。また、タイルタイプのラグは一部だけを洗えるというメリットもあるのです。
タイルタイプのラグは自由に組み合わせて使えるため、ラグの一部だけを外すこともできます。当店でも以下のようなタイルラグを扱っています。
タイルタイプのラグに食べこぼしがあっても一部を外して洗えるので、食べこぼし対策として便利です。
たとえば当店で扱っている知育ラグ。知育ラグは組み合わせたラグタイルの一部を簡単に剥がせますので、食べこぼしをした部分だけお風呂場などに持ち込めばすぐに洗えます。
このように一部だけ剥がせる、あるいは大きさを調節できるラグを敷いて、食べこぼしで汚れた部分だけ洗うという方法もあります。
タイルラグはお子さんが楽しめるタイプもありますから、食べこぼし対策とお子さんの遊びや好みの一石二鳥を狙うなら生活に取り入れてみてもいいですね。
ラグの食べこぼしの掃除方法
食べこぼしをしたラグがウォッシャブルタイプであれば、食べこぼしをふき取って洗濯機で洗う方法をおすすめします。食べこぼしをしてすぐ洗濯すればシミ対策にもなるのです。
すぐに洗濯できない場合は、まず食べこぼしを片付けます。食べこぼしがラグの繊維の深くまで入ってしまった場合はスプーンなどで可能な限り汚れをこそげ取るようにします。
その後にぬるま湯に中性洗剤を落とす、あるいはぬるま湯で絞った雑巾などに中性洗剤を染み込ませて、トントンと叩く(雑巾に汚れを移すように)掃除してください。
最後に
食べこぼしはラグの大敵です。ラグの衛生を損なう他、床や部屋の衛生も損なう可能性があります。お子さんが食べこぼしをするときは、ラグ選びを工夫してみてはいかがでしょう。
ラグにはいろいろなタイプがあります。生活やニーズに合わせて選ぶことも可能です。ラグ選びはお気軽に当店へご相談ください。