シェードカーテンとロールスクリーンの違いとは?3つの違いをカーテン専門店が解説
窓辺のアイテムにはいろいろなタイプがあります。窓辺のアイテムにはそれぞれ魅力や特徴があってステキですよね。しかし、中には似ていて間違えやすいアイテムも・・・。
ロールスクリーンとシェードカーテンも、窓辺を飾るアイテムです。実はロールスクリーンとシェードカーテンは見た目や使い方が似ていることから、よく間違えられる窓辺のアイテムになります。
当店もカーテン選びをしているお客様から「ロールスクリーンとシェードカーテンは同じですか?」と相談を受けることがあります。
今回の記事では、見た目の似ているロールスクリーンとシェードカーテンの違いを、カーテン専門店のスタッフが3つのポイントで解説します。
窓辺のアイテムの使い分けや選び方の参考にしてくださいね。
シェードカーテンとロールスクリーンとは?
シェードカーテンとロールスクリーンの違いについてお話しする前に、シェードカーテンとロールスクリーンそのものについて確認しておきましょう。そうすれば、どうしてふたつのアイテムが似ているか、そして同じアイテムだと勘違いされるかわかっていただけるはずです。
シェードカーテンとは?
シェードカーテンとは、昇降器具を使って上下に昇降させて使うタイプのカーテンになります。シェードカーテンという名前が一般的ですが、他にはローマンシェードという名前で呼ばれることもあります。
カーテンといえば横開きのタイプが主流ですが、中にはシェードカーテンのように上下に移動させて使うタイプもあるのです。昇降機で上下に昇降させるタイプのカーテンを総称してシェードカーテンといいます。
ロールスクリーンとは?
ロールスクリーンも、上下に昇降させて使うタイプの窓辺アイテムになります。ロールスクリーンと一般的によく呼ばれますが、他にはロールカーテンという名前で販売されることも。
ロールスクリーンも上下に昇降させるため、シェードカーテンと使い方が非常に似ており、混同されることが少なくありません。また、ロールスクリーンとシェードカーテンは、下ろした状態の見た目が非常に似ているところも混同されるポイントです。
シェードカーテンとロールスクリーンの3つの違い
シェードカーテンとロールスクリーンはよく似ていますが、別々のアイテムになります。シェードカーテンとロールスクリーンには3つの違いがあり、違いをおさえることで混同しにくくなるのです。窓辺のアイテムをニーズにあわせて正しく選ぶために、シェードカーテンとロールスクリーンの違いを知っておきましょう。
シェードカーテンとロールスクリーンの違いは次の3つです。
1.つけ外しの方法が違う
2.昇降時の見た目や印象が違う
3.使われている素材が違う
シェードカーテンとロールスクリーンはつけ外しの方法が違う
シェードカーテンとロールスクリーンは付け方や取り外し方法が異なります。シェードカーテンは一般的にマジックテープがよく使われています。シェードカーテンの生地はマジックテープで取り外しできることが多いため、生地を洗いたいときや外したいときなどは、マジックテープを剥がせばカンタンにできてしまうのです。
対してロールスクリーンは、昇降機器(巻き取りようのパイプなど)の溝にはめ込まれるようなかたちで取り付けられています。取り外せないことはないのですが、ロールスクリーンを使い慣れていない人だと、取り外しに難しさや面倒さを感じるようです。
このように、シェードカーテンとロールスクリーンでは、生地の外し方などが異なっています。
シェードカーテンとロールスクリーンは昇降時の見た目や印象が違う
シェードカーテンとロールスクリーンでは、昇降時の見た目や印象が異なります。
シェードカーテンは、生地をたたむかたちで上げるのです。生地をたたむわけですから、生地は上部にたまります。シェードカーテンを上げたときは上部が膨れ上がり、窓が隠れてしまうような印象を受けます。夏場だと、野暮ったさや暑さといった印象を受ける人もいるようです。反対に冬場は温かそうな印象を受けるという人も。
対してロールスクリーンは、生地を巻くかたちで上がります。生地をキレイに巻くわけですから、上部に生地がたまることもなく、非常にすっきりとした印象です。夏場はすっきりと涼しい印象になります。ただ、巻き上げるという特徴のためにあまり厚い布地を使わないことが多いため、冬場は寒々しい印象を受けることがあります。
シェードカーテンとロールスクリーンは使われる素材も違う
シェードカーテンとロールカーテンでは、使われる素材も違っています。
シェードカーテンの場合、基本的に横開きのカーテンと同じ生地素材を使います。なので、縦開きのカーテンといった印象になるのです。対してロールスクリーンは、ロールスクリーン用の生地素材が使われます。
ロールスクリーン用の素材は基本的にカーテンの生地素材より薄目のものが多くなっているのが特徴です。これは、ロールスクリーンが生地を巻きあげるタイプの窓アイテムだからになります。生地が厚いと、巻き上げのときに詰まってしまうからです。
シェードカーテンとロールスクリーンを使いわけるポイント
シェードカーテンとロールスクリーンは3つの点で違っていますが、昇降させて使うという点ではよく似ています。シェードカーテンとロールスクリーンで迷ったら、どのように使いわけすればいいのでしょう。
使いわけのポイントはふたつです。
・生地素材による使いわけ
・印象による使いわけ
シェードカーテンとロールスクリーンの違いの一つが使われる生地素材です。どちらかというと、ロールスクリーンの方が薄目の生地素材が使われることが多くなっています。生地素材の好みや、窓周りの状況に合わせて使いわけるという選びわけがあります。
この他に、印象による使いわけ方があるのです。
シェードカーテンとロールスクリーンでは、一般的にロールスクリーンの方がすっきりとした印象になります。オフィスなどの場所の印象にあわせたり、夏などの季節の印象にあわせたりして使いわける方法があるのです。窓のデザインによってもどちらがマッチするか変わってきます。
最後に
シェードカーテンとロールスクリーンは似ており、混同されることも少なくありません。しかし、ふたつはまったく別のアイテムです。ふたつの窓辺のアイテムの違いを知って、使いわけましょう。
窓周りのアイテムの使いわけやカーテン選びで迷ったら、お気軽に当店へご相談ください。