カーテンの猫の毛ってどうやって取る?猫毛の特徴とソファーカバーやラグなどの掃除のコツ

カーテン

猫のいるお宅の場合、普段から猫毛対策をしているのではないでしょうか。カーテンやソファーカバー、ラグなど、当店の商品に猫の毛がついてしまったらどうすればいいのでしょう。

今回の記事では、当店のカーテン・ソファーカバー・ラグの担当が共同で、猫毛の掃除方法についてお伝えします。犬のいるお宅も応用できる掃除方法ですよ!

カーテン・ソファーカバー・ラグの猫の毛の掃除はなぜ大変なの?

自宅でよく飼われ「毛の掃除が大変」といわれるペットの代表格が猫と犬。まずは、なぜ「猫の毛は掃除が大変」といわれているのか考えてみましょう。

猫の毛の掃除が大変といわれる理由はふたつあります。

ひとつは、猫の毛の特徴は犬に比べて毛が柔らかく、細いことです。犬と猫両方飼っているお宅や、犬猫どちらも飼ったことのあるお宅は「猫毛の方が細い気がする」「猫の毛の方がさらっとしている気がする」という印象を持っているのではないでしょうか。

多くの猫の毛は上下2層構造になっています。下層部の毛は0.01mm~0.02mmとかなり細いのが特徴。上層部の毛で0.04mm~0.08mmと、やはり細めになっています。猫自体が体に脂分の少ない動物だといわれていることと毛の細さもあって、触り心地がさらさらしているのです。

細い猫の毛だからこそ、絡まりやすく取れにくいという特徴を持っています。

加えて、猫は室内のあちこちに異動しますから、猫の毛も室内のいたるところに落ちています。ソファーからラグ、カーテンまで「こんなところにまで猫毛が」というところにまで猫毛が落ちていることがありますよね。

猫の毛は細くて絡みやすい

猫が移動することであちこちに猫毛が落ちてしまう

以上のふたつが、猫毛の掃除が大変な理由です。

細くて猫の移動に合わせてあちこちに落ちてしまう猫毛。この猫毛がソファーカバーやカーテンに絡んでしまったらどのように掃除するのかが問題です。

カーテン・ソファーカバー・ラグの猫の毛の掃除の方法

猫の毛は軽いため、掃除するときは「上から下へ」が基本です。たとえばラグを掃除したくても、棚の上など、上から下へ掃除するのが基本。

なぜなら、せっかくラグの掃除をしても、棚の上などにあった猫の毛が掃除後に落ちてしまい、また汚れてしまうからです。

猫の毛を中心に掃除したいときは、上(棚やカーテンレールなど)から下(床の方へ)を意識することが重要になります。また、カーテンやラグ、ソファーカバーなどは、それぞれに合った掃除方法を用いることが重要です。

カーテンの猫の毛の掃除方法

カーテン周辺の高い場所を好む猫は少なくありません。猫が周辺を行ったり来たりするため、カーテンをよく見ると猫の毛がたくさんついていることがあります。

カーテンの普段の掃除は、基本的にコロコロと掃除機を使います。コロコロでカーテンの猫毛を取ったり、掃除機でカーテンの猫毛を吸ったりするのです。掃除機を使うときは「弱」に設定して使うのがポイントになります。

猫毛がたくさんついているときは、コロコロをかけて掃除機をかけるか、掃除機をかけてからコロコロをかけるなど、ダブルで使うのがおすすめ。猫の換毛期はある程度毛を取ってから洗濯すると、さらにキレイになります。

ソファー・ソファーカバーの猫の毛の掃除方法

ソファーやソファーカバーも猫毛がつきやすい場所です。よく「我が家の猫は自分のベッドよりソファーで寝ているよ」なんていうお宅もありますよね。

ソファーやソファーカバーの猫毛は粘着性のコロコロを使って掃除します。ただし、粘着性のコロコロだけではしっかり猫毛が取れないはずです。コロコロをかけた後にソファーそのものやソファーカバーに掃除機をかけ、その後に少し時間を置いてまたコロコロをかける掃除の流れをおすすめします。

最後にコロコロをかける前に時間を置くのは、掃除の後に舞い上がった猫毛が落ち着くまで待つためです。猫の換毛期はこの後さらにソファーカバーなどを洗濯すると、仕上がりがキレイになりますよ。

ラグ・カーペットの猫の毛の掃除方法

ラグやカーペットは基本的に掃除機で掃除します。

掃除機は押すときより引くときに吸引力が強くなりますので、カーペットやラグの猫毛を吸うために、ぐっと押し込むようにして掃除機をかける必要はありません。猫毛の多い季節の場合は掃除機の2度がけがおすすめです。

毛足の長いカーペットなどは、掃除機を使ってもなかなか猫毛が取れないことがあります。ラグなどの猫毛がなかなか取れないときは、ゴム手袋をつけてカーペットを撫でるようにすると、猫毛が手袋にくっ付いてきますので、掃除の際に使ってみてください。

当店のラグは洗えるタイプが多いので、一通り猫毛を取ってから洗濯するのもおすすめです。

カーテン・ソファーカバー・ラグの猫の毛の掃除方法(補足)

カーテンやソファーカバー、ラグの周辺の掃除方法について補足しておきます。

部屋の上部の猫の毛の掃除方法

猫の毛は細く軽いため、室内の高いところにも集まる傾向があります。

たとえば、棚の上など。この他には「どうしてこんなところに」と驚くような場所である、蛍光灯のあたりにも集まっていることがあるのです。

高いところの猫の毛を放置すると、やがて下に落ちて床やラグなどの汚れになります。高いところに集まっている段階で掃除してしまいましょう。

高いところの猫の毛を掃除するときは、猫毛を散らさないように「ゆっくり」が基本。雑巾などで水拭きせず、使い捨てのハンディモップなどを使い、毛を取ってそのままゴミ箱に入れれば猫毛が他に落ちず、便利です。

壁の猫の毛の掃除方法

壁もよく猫の毛がついている場所です。

カーテンを掃除しても、壁に猫毛がついていると、せっかく掃除したカーテンにまた猫毛がついてしまいますよね。カーテンなどの猫毛を掃除するときは、壁の猫毛も取っておきましょう。

壁の猫毛を取るときは、壁用のクリーナーを使うのがおすすめです。なお、掃除機が持ち運びに適しているなら、威力を弱などに設定して壁に掃除機をかけるという方法もあります。

家具の猫の毛の掃除方法

家具は一見して猫毛がないと思いがちですが、大間違い。実は非常に猫毛が溜まりやすい場所です。

特に猫毛が溜まりやすいのは家具の隙間や裏側。本棚の裏側などに猫毛が溜まっていることがあるので、こまめに掃除機のノズルなどを使って掃除しておきましょう。猫毛が溜まっているところをこまめに掃除しておけば、結果的に他の床や家具などが猫毛で汚れてしまうことを防げます。

本棚などの表側に猫毛がついている場合は使い捨てハンディモップでそっと拭いておきましょう。

最後に

カーテンやラグ、ソファーカバーについた猫毛の掃除方法をご紹介しました。

猫がいる日々は楽しいもの。猫のちょっとした仕草に癒されてしまいますよね。しかし、猫毛の掃除は大変の一言。掃除もまた猫への愛情といってしまえばそれまでですが・・・。

猫の抜け毛シーズンなどは「部屋のいたるところで猫毛を発見」ということも少なくありません。カーテンやラグなどの猫毛掃除は、ポイントをおさえておこないたいですね。

当店のソファーカバーやラグ、カーテンなどは洗える商品がほとんどなので、猫毛が多い時期はぜひ洗濯も掃除に取り入れてくださいね。