カーテンの洗濯の頻度は年に何回?家でカーテンを洗う方法と洗濯の頻度について解説

カーテン

カーテンを洗濯する場合、どのくらいの頻度で洗濯すればいいのでしょうか。

お客様からこのような質問をいただくことがあります。

カーテンの多くは自宅で洗濯が可能です。しかし、具体的にどんな方法で、どのくらいの頻度で洗濯したらいいか難しいですよね。洗濯のタイミングなども悩みどころです。

カーテンの専門店がお客様からよくいただくカーテンの疑問について解説します。

カーテンの洗濯の頻度は?回数とタイミング

カーテンは洗濯しても年1回というご家庭は少なくないことでしょう。カーテンは大きいため、干すためのスペースが必要ですし、洗濯にも手間がかかると思われているためです。実際はどのくらいの頻度で、年何回くらい洗濯すればいいのでしょう。

実は、カーテンの洗濯の頻度について、何回という回数は定められていません。皆さんが普段着ている服も「年に〇回洗濯してください」という注意書きはありませんよね。カーテンも同じです。

ただ、カーテンの場合、洗濯回数の目安は存在しています。

「何回くらい洗濯したらいいのだろう」と悩んでいる人は、洗濯回数の目安を参考にしてみてくださいね。

カーテンの洗濯頻度と回数は?

カーテンの洗濯頻度(年の洗濯の回数)は年2~3回。厚手のカーテンで年1回が目安になります。

カーテンは大きいため、洗濯することは一般家庭にとって大きな負担になるはずです。しかし、意外とカーテンは汚れているもの。洗濯回数ゼロだと、せっかくのカーテンの機能が低下する可能性もあるのです。

空気中のホコリをはじめとして、タバコを吸う家族がいるお宅はタバコの煙などでもカーテンが汚れています。ペットのいるお宅はペットの抜け毛などがついていることもありますし、窓の外から入り込むチリや花粉、排気ガスなどでも汚れているのです。

汚れはカーテンの遮光や遮熱などの機能を阻害する、邪魔な存在でもあります。カーテンに機能をフルに発揮してもらうためにも、洗濯はとても大切なことなのです。

カーテン洗濯中の水で汚れをチェックしてみよう

洗濯中の水を見てみると、水が茶色や黒に染まり、ホコリが浮いていることでしょう。何気なく使っているカーテンは、洗濯の水を染めるほど汚れているのです。カーテンは窓と室内の間に設置します。

1度洗濯してみると、「これだけ汚れたカーテンの間を空気が行ったり来たりしているのか」とびっくりするはずです。そして、衛生的に保つためにも、洗濯しようという気分になるのではないでしょうか。

自分の使っているカーテンがどのくらい汚れているか気になる人は、洗濯中の水を見てみてください。ホコリが多く浮いている。タバコのニコチンのような茶色に染まっている。ペットの毛が浮いている。このように、洗濯の水から家庭ごとの汚れの傾向も分析できるのです。

カーテンを衛生的かつ高機能で使うためにも年2~3回の洗濯が必要

カーテンを衛生的かつ機能を活かして使うためには、年2~3回の洗濯が基本的な目安です。ただ、ホコリに弱い家族がいる場合は、もっと多めに洗濯しても差し支えありません。

年2~3回という洗濯の頻度は、あくまでキレイかつカーテンの機能を発揮させるための目安です。カーテンを使っているご家庭が、「これなら気持ちよく使える」という頻度で洗濯することが大切ではないでしょうか。

洗濯の頻度の目安は、カーテンの種類によっても変わることがあります。自分の買ったカーテンはどのくらいの頻度で洗濯したらいいのか知りたい場合は、カーテンの専門店にご相談ください。

カーテンを洗濯するタイミング

カーテンを洗濯するタイミングも、特に決まっていません。服の洗濯のタイミングも家庭それぞれですよね。カーテンも同じです。カーテンという大きな洗濯物を洗濯できる時間と体力の余裕があるときに洗濯するのが一番です。

カーテンを洗濯するおすすめのタイミングが3つあります。洗濯のタイミングに迷っているお宅は、3つのタイミングの中から1つ選んで「我が家のカーテン洗濯ルール」を作ってみてください。

①    季節の変わり目でカーテンを洗濯する

カーテンを洗濯するタイミングとしておすすめなのが「季節の変わり目」です。

春の花粉の季節から夏に変わるときや、ホコリっぽく朽ち葉などがカーテンに絡みやすい秋から冬への移り変わりのあたりが、カーテン洗濯のタイミングになります。

②    カーテンの使用期間を決めて洗濯する

家庭内で1つのカーテンの使用期間を決めて、使用期間が終わったときをカーテンの洗濯タイミングにするのもおすすめです。

何枚かカーテンを用意しておき、それぞれのカーテンの使用期間を2カ月や3カ月など、家庭のスケジュールにあわせて設定します。設定した期間が経過したらカーテンを外し、交換。古いカーテンを洗濯する流れです。

設定したカーテンの使用期間終了で、ストックしてある別のカーテンに交換するタイミングに洗濯するのです。

③    カーテンを交換するときに洗濯する

カーテンを季節ごとに交換する場合は、季節の交換タイミングで洗濯してみてはいかがでしょう。

たとえば、夏場は遮熱カーテンを使っていて、冬場は高断熱タイプのカーテンを使っていたとします。春と秋は遮光と防炎の両機能を備えたカーテンを使っていました。この場合、冬、春、夏、秋とそれぞれの季節の変わり目でカーテンを交換することになります。季節の変わり目にカーテンの交換と洗濯を一気に行うのです。

使ったそれぞれの季節用のカーテンは、キレイに洗濯して次に同じ季節が巡ってくるまで休ませる。この洗濯タイミングで、今年の汚れを翌年に持ち越すこともなくなります。

自宅でカーテンを洗濯するときの手順と注意点

カーテンの多くは、自宅で洗濯しても問題ありません。ただし、洗濯に際してはいくつか注意点があります。注意点を守って、キレイなカーテンで快適な生活を送りましょう。

自宅でカーテンを洗濯するときの手順

自宅でカーテンを洗濯するときは、次のような手順でおこないます。

1.カーテンの洗濯表示をチェックする

カーテンのタグについている洗濯表示を確認します。この手順はとても大切なもので、うっかり忘れてしまうと、せっかくのカーテンをダメにしてしまう可能性があるのです。

洗濯表示には、カーテンが自宅で洗えるかどうかが表示してあります。手洗いまたは洗濯機OKの表示が出ていたら、自宅で洗濯できるカーテンです。クリーニングの表示が出ているカーテンや高価なカーテン、特殊な加工のほどこしてあるカーテンなどは、洗濯屋に持ち込んで洗ってもらいましょう。

お気に入りの「縮んだり、色落ちしたりは嫌」というカーテンも、安全策をとって洗濯屋で洗ってもらうことをおすすめします。自宅で洗う用と洗濯屋に持ち込む用の2パターンにわけてもいいですね。

2.カーテンを外し折りたたむ

カーテンのホコリなどの汚れを掃除機などで軽く取り、カーテンを外します。カーテンのホコリをある程度とっておかないと、洗濯中にホコリなどが再付着してしまうことがあるからです。

カーテンを外したら、カーテンのドレープや折り目に沿ってたたみます。横からたたみ終えたら、今度は縦。卵焼きを作るときのような感覚で、こちらも折ります。折る大きさは、洗濯ネットに入るくらいの大きさが目安です。

3.洗濯機でカーテンを洗濯

たたんだカーテンを洗濯ネットに入れます。洗濯ネットに入れるときは、特に汚れている面が外側(ネットと接する側)になるように入れるのがポイントです。汚れ部分がしっかりと洗剤や水に触れるため、汚れが落ちやすくなります。

洗剤は中性洗剤がおすすめです。デリケートな衣服に使うような洗剤を使うと、色落ちや型崩れを防止することができます。汚れがひどい場合は、つけ置きなどを行いましょう。

4.カーテンを干す

カーテンは元の設置位置(カーテンレール)に設置し直して乾します。カーテンレールを使って干すと、しわになりにくく、カーテンの仕上がりもキレイになるのです。

カーテンはあらかじめ脱水してもいいのですが、脱水をし過ぎるとしわになったり、破けたりしてしまうため、30秒以内が目安です。繊細な生地のカーテンや薄手のカーテンの場合は、脱水はあまりおすすめしません。脱水でカーテンが破けてしまうリスクがあるからです。

カーテンが厚手の場合は、水で重くなっているため、カーテンレールが壊れてしまう恐れがあります。外に干すことのできるスペースがあれば、先に外干ししてもOKです。

番外編 : 手洗いの方法

カーテンのタグに手洗い表示が出ていたら、洗濯機ではなく手で洗います。カーテンは大きいため、手で洗濯するのは、かなり骨が折れるはず。つけ置き洗いなどを活用して、汚れをある程度落としてから、軽く手洗いしましょう。

自宅でカーテンを洗濯するときの注意点

自宅でカーテンを洗濯するときは、カーテンを干す前にカーテンレールと周囲を掃除しておくことをおすすめします。

カーテンレールや周辺部にゴミがたまっていると、せっかく洗濯したカーテンがすぐに汚れてしまいます。カーテンレールや窓枠、網戸、床などがカーテンを干す前に洗濯しておきたいポイントです。

自宅で洗濯できるカーテンなのか判断できないときは?

カーテンの素材から、自宅で洗濯しても大丈夫なのか不安。カーテンにコーティングが施してあるけど、大丈夫だろうか。こんなときは、カーテンの専門店に確認をとってはいかがでしょう。

繊細な生地のカーテンや特殊コーティングのカーテン、高価なカーテンなどは「洗濯OK」になっていても不安ではないでしょうか。実際に洗濯できるというタグ表示が出ていても、あまり自宅での洗濯をおすすめできないタイプのカーテンもあります。

カーテンの洗濯についての不安や疑問は、洗濯前にカーテンの専門店に相談しておくと安心です。カーテンを購入するさいに、そのカーテンのお手入れ方法について聞いておいてもいいですね。機能にくわえて、洗濯できるかどうかをカーテン選びのポイントにしてもOKです。

最後に

カーテンの洗濯頻度は年2~3回が目安になります。あくまで目安なので、カーテンの素材や家庭のスケジュールにあわせて洗濯してみてください。カーテンが自宅で洗濯できるかどうかは、基本的にタグで判断できます。タグのチェックをお忘れなく!

洗濯しやすいカーテンと言っていただければ、商品のご紹介も可能です。

カーテンの洗濯や品質、お手入れ方法でわからないことがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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