ウイルス・アレルギー対策の換気ではカーテン全開にすべき?換気の方法やポイントとは

カーテン

新型コロナウイルスの話題が世間を騒がせています。厚生労働省や各自治体もコロナウイルス対策や状況についていろいろな情報を発信しています。中には新型コロナウイルスへの感染を防ぐため「日常生活の中ではこのようなポイントに気をつけてください」という情報もありますよね。

そんな情報の中の一つが、「新型コロナウイルス感染対策のためにまめに換気しましょう」という情報です。厚生労働省の「ご家族に新型コロナウイルス感染が疑われる場合家庭内でご注意いただきたいこと~8つのポイント~」にも、「定期的に換気しよう」と記載されています。新型コロナウイルスの感染が拡大し、あらためて換気が注目されています。

ただ、心配なのがプライバシー。隣の家との境界が近いため、カーテンで窓に目隠ししているケースは少なくありません。窓が通りに面しているため、カーテンと窓を常に締め切っていることもありますよね。防犯的な面でも気になります。換気の際は事情があっても窓やカーテンを全開にしなければいけないのでしょうか。

・換気とは?方法やポイント

・換気のときはカーテン全開にすべきなの?

カーテン専門店が、換気についての2つの知識を解説します。

換気=窓を開けることなの?換気の方法やポイントとは

換気とは「窓を開けること」である。こんなふうに勘違いしている人はいませんか。換気の最たる方法は窓を開けることです。そのため「換気=窓を開けること」だと勘違いしてしまうのも、仕方のないことかもしれませんね。

換気とは「部屋の空気を入れ替えること」です。窓を開ければそれだけで換気になるというわけではありません。風もなく空気の動きもほぼ感じられない日に窓を開けてみても、空気の循環や交換は難しいですよね。

換気はただ窓を開けるだけでなく、空気を入れ替えること。空気を入れ換えるために、空気の流れや循環を作ること。以上のポイントに留意する必要があります。

では、換気のためにはどうすればいいのか。そもそも、換気はどのくらいの時間、どのように行えばいいのか。基本的な知識をご紹介します。

部屋タイプごとの換気の方法

換気は窓の数などの部屋タイプに合わせて行うことが重要です。

窓数などの部屋タイプごとの換気方法を見て行きましょう。

窓の数が1つの部屋の換気方法とポイント

まずは窓の数が1つのタイプの部屋の換気方法です。窓数が1つの部屋はよくあるタイプですよね。

窓が1つのタイプの部屋は、換気のために基本的に窓を開けます。ですが、窓数1つだと空気の流れが生まれ難くなります。空気を循環させ、入れ換えるためにも、部屋のドアや廊下の窓を開けるなどして、空気の循環を作り出すことが重要です。要は、入り口と出口を作ってあげるのです。

厚生労働省が商業施設向けに出しているウイルス感染対策の資料にも、「窓が1つしかない場合はドアを開ける」と書かれています。自宅は商業施設とは異なりますが、換気の例として参考にしたい情報です。

風のほとんどない日は空気の循環がなかなか生まれず、換気しようにも室内の空気がなかなか出入りしてくれません。サーキュレーターや扇風機などのアイテムを有効活用することもひとつの方法です。

窓の数が2つ以上の部屋の換気方法とポイント

窓の数が2つ以上の部屋の場合は、窓を2つ以上開けることで換気を行います。

窓が1つの場合は空気の流れを作るためにドアや廊下の窓などを開けましたが、ひとつの部屋に2つ以上の窓があれば、同時に開けることで空気の流れを作ることができます。

ただし、窓の位置のために上手く空気が循環しない場合は、ドアや廊下の窓を開けるなど、もう一押しする必要があります。換気の目的は外気と室内の空気の入れ替えなので、空気がきちんと循環しているか、風の流れなどで確認してみましょう。

窓を開けられない部屋の換気方法とポイント

部屋によっては、どうしても窓を開けられない場合があります。たとえば、窓枠が錆ており、上手く開け閉めができないなど。窓枠は経年や天候などによりダメージを受けて、スムーズに開閉できないことがあります。この他に、窓自体はあっても、仕組みから換気のための開閉が難しいケースなどもあります。

窓が開かない場合や開けられない場合は、部屋に給気口や排気口があればある程度の換気が期待できます。ただ、部屋の空気がどうしても淀んでいるように感じられる場合は、他の換気法を一緒に試すことも重要です。部屋のドアを開けたり、廊下の窓を開けたりして、空気の通り道を作り、部屋の空気を入れ換えましょう。

窓のない部屋の換気方法とポイント

窓のない部屋は、窓を開けての換気ができません。部屋に排気口や給気口がついている場合は室内の換気ができるのですが、特に何もない場合は換気をどうやって行うかが問題になります。

窓のない部屋の場合は、ドアを開けて換気するしかありません。ただ、ドアを開けただけでは家の中の空気と室内の空気を入れ換えたにすぎませんから、室内に新しいフレッシュな空気を入れることは難しいのではないでしょうか。可能な限り、空気の循環や流れを生み出し、外の空気を入れるようにする必要があります。

ドアの近くに廊下の窓などはないでしょうか。対角線にある部屋に窓があれば、その部屋のドアと窓も開けて、なるべく窓のない部屋の空気が入れ替わるようにしてみましょう。サーキュレーターや扇風機などのアイテムを使うのもおすすめです。換気扇なども利用しましょう。

換気の頻度や時間は?

換気はどのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか。また、換気の時間はどのくらいを目安にしたらいいのでしょう。

換気は1時間に1回以上が目安です。子供が寝ている。周囲で工事をしていて、音が大きい。自宅で家事や仕事が忙しく、こまめに換気をしている時間がない。このような場合でも、なるべく頻繁に換気することがウイルス感染を予防する上では重要だといわれています。1時間に1度仕事の休憩をとるという意味で換気を取り入れると良いかもしれませんね。

換気の時間は、1回5分~10分ほどが目安になります。常に窓を全開にしておく必要はありません。1回5分~10分ほど開けて閉める。このような換気で基本的にOKです。ただし、空気の流れが悪いなどの場合はアイテムを使ったり長めに開けたりするなど、自分なりに方法を考えてみましょう。

換気が難しいときや気にしておくべきポイントは?

すぐに換気ができないときや生活の中で気にしておきたいのは「密集しないこと(在室人数を減らす)」「話すときは距離を意識すること」です。

ニュースなどでも人が多く集まる場所での感染が報じられていますよね。厚生労働省が商業施設向けに出しているウイルス感染対策の資料にも、人の密度を下げるように記載されています。「商業施設向きでしょ?」と思うかもしれませんが、家庭生活でも気をつけたいポイントがまとめられていますので、チェックしておくことをおすすめします。

・部屋への密集を避ける

・近距離での会話を避ける

ウイルス感染対策として意識しておきたいですね。

換気のときはカーテン全開にすべきなの?|防犯・プライバシー

換気のときはカーテンを全開にした方が空気や風が通りやすく、換気の効率が良くなるといわれています。したがってカーテンを使っている窓を開ける場合はカーテンも全開にした方が良いといえます。

ただ、窓が通りや隣の家などに面しているなどの場合はプライバシーや防犯などの面から全開にすると気になってしまうことでしょう。どうしても全開に抵抗があるという場合は2つの方法が考えられます。

半開きや3分の1開きなどで換気する

窓やカーテンを全開にせず、半開きや3分の1開きなどで対処する方法です。

たとえば、隣の家と窓が近いため、カーテンを全開にすると気になる。窓も、開け放てばお互いの生活音や会話が丸聞こえで居心地が悪い。このような場合は、差し支えない範囲で窓を開け、窓を開けた分だけカーテンも開けるという方法があります。

通気性の良い薄手のカーテンを使う

どうしてもカーテンを開けずに窓を開けて換気したい場合は、カーテンを薄手のものに替える方法があります。薄手の通気性の良いカーテンなら外の空気も通しますので、厚手のカーテンより換気の効率は良いと考えられます。

薄手のレースカーテンの中にもプライバシー保護機能のあるカーテン(ミラーレースカーテンなど)がありますので、防犯やプライバシーが気になる人は活用をおすすめします。

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最後に

コロナウイルスの感染対策のひとつとして換気が呼びかけられています。

換気は窓を開ければ終了というわけではありません。室内の空気を入れ換えてこその換気です。部屋ごとの換気など、方法やポイントをおさえた換気をしたいですね。プライバシーや防犯が気になるときは、ミラーレースカーテンなどの薄手のカーテンを活用しましょう!