買ったばかりのレースカーテンはキレイな白色ですが、使っているうちに「色が変わってきている?」と感じることはありませんか。
キレイな白色だったレースカーテンがいつの間にかくすみ、黄色に変色していることがありますよね。このレースカーテンのくすみや黄ばみの原因とは何なのでしょう。対処法はあるのでしょうか。
・レースカーテンのくすみや黄ばみの原因
・レースカーテンのくすみや黄ばみの対処法
カーテンの専門店がレースカーテンのお手入れについて解説します。
レースカーテンのくすみや黄ばみの原因
買ったときはキレイな白色だったレースカーテンがくすんでしまったり、黄ばんだりしてしまう原因とは何なのでしょう。原因がわかれば、黄ばみやくすみ対策ができますよね。まずはレースカーテンの黄ばみやくすみの原因からお話しします。
レースカーテンがくすんだり黄ばんだりする原因は5つあります。
1.光(太陽光)
2.経年による劣化
3.外部からの熱
4.家の内側からの汚れ
5.家の外側からの汚れ
原因ごとに、もっと具体的に見てみましょう。
光(太陽光)
いわゆる「日差し」のことです。
カーテンは窓辺に使います。室内に強い日差しが入らないようにブロックするのがカーテンの役目のひとつですよね。
カーテンは日差しを防ぐために、その強い光を受け止めるのです。自然、日差しの影響を受けます。家具なども日差しで変色しますよね。カーテンも日差しを浴び続けることによって、くすみや黄ばみが起きるのです。
経年による劣化
物には寿命があります。カーテンにももちろん寿命があるのです。遠目にはキレイに見えても、近くで見ると布地のほつれが酷かったり、繊維がぼろぼろになっていたりすることがあります。レースカーテンも同じで、経年により劣化するのです。
レースカーテンも経年により劣化します。劣化の際に白色の黄ばみやくすみが起きることもあるのです。白い色のシャツなどが使用や経年により変色してくることと同じですね。
レースカーテンは白色のものが多いですから、白色からの変化という点が余計に目につくのかもしれません。
外部からの熱
レースカーテンは外部からの熱で黄ばみやくすみが発生することもあります。
代表的な外部の熱は、アイロンなど。レースカーテンもアイロン・洗濯の表示でアイロンがけOKになっていれば、アイロンをかけても差し支えありません。
しかし、カーテンは基本的にアイロンをかけるときは低温が推奨になっているため、高温でアイロンをかけると変色することがあるのです。中には高温でアイロンをかけた後に、アイロン痕が変色していることも。
比較的新しいレースカーテンでも、アイロンなどの外部の熱によって変色が起こることがあります。
家の内側からの汚れ
レースカーテンの変色の大きな原因が家の内側からの汚れです。
代表的なものとしては、台所の油やたばこなどがあります。タバコを室内で吸う家族がいると、ヤニのせいで白いカーテンが黄色く変色しているのはよくあることです。揚げ物をよくするお宅など、料理の際の油汚れで白いレースカーテンが黄ばむこともあります。
家の外側からの汚れ
タバコや油汚れが内側からの汚れなら、煙や排気ガス、砂、花粉などは外側からの汚れです。
たとえば、花粉の季節である春。白いレースカーテンを見ると黄色になっていることはありませんか。黄砂の時期などに色がくすんでいることはないでしょうか。このような外側からの汚れのせいでカーテンの黄ばみやくすみが起こってしまうことがあるのです。
外側からの汚れは早期に対処すれば落としやすいという特徴があります。しかし、放置してしまうと、汚れの上に汚れが重なったり、汚れが強固に付着してしまったりするため、落ち難くなるのです。
外からの汚れが落ち難くなった結果、レースカーテンそのものが黄色く見えたり、灰色がかって見えたりします。
レースカーテンのくすみや黄ばみの対処法
レースカーテンが黄ばんだりくすんだりした場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
基本的な対処法はレースカーテンの「洗濯」です。黄ばみやくすみの最大の原因は汚れているからです。汚れているなら、その汚れをすっきりと洗い流せばキレイな白いレースカーテンに戻ります。
問題は「どのように洗い流すか」です。
レースカーテンの黄ばみやくすみをキレイにするためには、汚れの程度に合わせて洗い方を選ぶ必要があります。
レースカーテンのくすみや黄ばみの程度が軽い場合
レースカーテンの黄ばみやくすみの程度が軽い場合は、基本的に「洗濯機での洗濯」か「手洗い」が有効です。
洗濯表示を見て洗濯機で洗濯できるレースカーテンは洗濯機で洗います。洗濯機が難しい場合は手洗いになります。レースカーテンのくすみや黄ばみの程度が軽い場合は、1回洗えば色がキレイになっていることがわかるはずです。1回で落ちなかった場合は洗濯を何回か繰り返します。
何度か洗っているうちにレースカーテンの色がキレイになってくるはずです。洗濯の最中に洗濯機の水の色をチェックして、黄色や黒に変色しているようであれば、もう1回洗うことをおすすめします。手洗いの場合も、洗っているときに水が変色するなら水の色が澄むまで繰り返し洗ってみてください。
レースカーテンのくすみや黄ばみの程度がやや酷い場合
レースカーテンの黄ばみが酷いときは、先につけ置き洗いをします。
タライなどに水を張り、洗剤などをよく溶かします。この中に黄ばんだレースカーテンをしばらくつけておいてください。つけ置き洗いをしてから、改めて洗濯表示に従って洗濯機での洗濯や手洗いをすることで、より黄ばみが落ちます。
黄ばみやくすみがなかなか落ちない場合は、水が澄むまで何度か浸け置き洗いを繰り返すことをおすすめします。
黄ばみの原因によっては洗って落とすことが難しい場合もある
レースカーテンの黄ばみの原因によっては洗濯によって落とすことが難しい場合があります。
レースカーテンが経年劣化や日差しによって黄ばんだ場合は、洗って落とすことはまずできません。洗っても黄ばみが薄れず、そのままになってしまいます。経年劣化や日差しによって変色したレースカーテンは、買い替えをすることが解決策です。
買い替えをするときは、日差しに対する加工のあるレースカーテンを購入することをおすすめします。
最後に
レースカーテンはドレープカーテンと重ねて外側に使うことが多いため、日差しや外からのゴミを強くあびることが少なくありません。白色で販売されていることも多いため、変色が目立ちます。買ったばかりのレースカーテンは白かったのに黄色くなってしまって「どうして?」と思ったりしますよね。
レースカーテンには日差しや経年、汚れなどの黄ばみやくすみの原因があります。黄ばみやくすみの程度に合った方法で、レースカーテンをキレイにしてくださいね。