当店のコラムでは取扱商品やカーテンについての知識をご紹介しています。
最近、当店のカーテン関係に加えて、
「新型コロナウイルス対策のビニールカーテンは販売していますか」
「スーパーなどでコロナ対策に使われているビニールカーテンは買えますか」
などの質問を多くいただきます。
今回の記事では、ビニールカーテンについてお話させていただきますね。
コロナ対策のビニールカーテンは売っていますか?
よくいただくご質問です。
新型コロナウイルス対策のビニールカーテンは、よくスーパーマーケットなどのレジで見かけますよね。自治体の窓口や警察署でも使われており、ニュース媒体で紹介されることもあります。
お店などでビニールカーテンを使っているところを見かけると「我が家も利用したいな」と思ってしまうかもしれません。しかし、残念ながら、当店を含めた多くのカーテン専門店では、ビニールカーテンの扱いがないのが現状です。
スーパーマーケットや自治体窓口のビニールカーテンやビニールパーテーションなどは、自作していることも少なくありません。実は、材料とちょっとした工夫でビニールカーテンなどは作れてしまうのです。
新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの対策として、自宅で自作ビニールカーテンを作って活用するのもおすすめです。
実際に当店のスタッフが作っているビニールカーテンの作り方をご紹介しますね。一例として役立てていただければと思います。
コロナ対策!ビニールカーテンの作り方
ビニールカーテンの作り方はカンタンです。
1.材料をそろえる
2.ビニールで工作する
3.できたビニールカーテンを設置する
以上のステップでビニールカーテンが作れます。
自作ビニールカーテンは基本的に「材料を用意してちょっとした工作をするだけ」です。当店のスタッフが実際にビニールカーテンを作ってみたところ、10分もかからず作れました。ご家庭でもさほど時間がかからないのではと思います。
それと、材料さえあれば何枚か同じようなものを短時間で作っておくことも可能です。手作りビニールカーテンは材料費も安いため、使い捨てできるように何枚か作っておいてもいいですね。
当店などのカーテン専門店で販売しているようなカーテンの場合、価格などから使い捨ては難しくなります。
飛沫感染の心配がある場所については、新型コロナウイルスが落ち着くまで、通常のカーテンから使い捨てできる自作ビニールカーテンなどに切り替えてみてもいいかもしれないですね。
インフルエンザが流行するような時期にも、自作ビニールカーテンは役立ちそうです。
それでは、ビニールカーテンの作り方をもう少し詳しく見て行きましょう。
ビニールカーテン自作①材料をそろえる
ビニールカーテンを作るために材料をそろえます。ビニールカーテンの必要な素材は以下の通りです。
・ビニール
・塩化ビニール用の両面テープ
・穴をあけるもの(穴あけパンチなど)
・軸棒など
ビニールは切り売りしていることもあるので、必要な長さを控えて買いに行ってもOKです。
Sカンなどがあればカーテンレールに下げることもできますが、カーテンレールのない場所に下げたい場合は軸棒も用意しておきましょう。
穴を開けたビニールシートはSカンを使って下げることもできますが、使い捨てしたい場合はゴミや材料費の問題から、Sカンの代わりにいらない紐(雑誌を束ねるときに使う紐など)を使ってもOKです。Sカンなどはそのままゴミに捨てることが難しいですが、紐を使えば使い捨てできます。
丁寧に作りたい場合はハトメパンチも用意して、穴を開けた後に穴へ鳩目金具をつけるといいでしょう。そのためにも、ハトメパンチと鳩目金具も用意しておきましょう。
材料はすべてホームセンターなどでカンタンに手に入ります。
ビニールカーテン自作②ビニールで工作する
まずは購入したビニールに穴を開けます。ビニールが大きすぎる場合は、使う場所に合わせてこの時点で切っておいてください。
ビニールの上部1.5cmくらいのところまで、両面テープを折り曲げて貼ります。この両面テープは、ビニールに穴を開けたときの補強的な意味です。資料をファイリングするときに、よく端にテープを貼って補強しますよね。それと同じ感覚でやってしまってOKです。
「すぐに使い捨てするから」という場合は両面テープで補強せず、すぐに穴を開けてしまっても問題ありません。穴を開けるときは穴あけパンチを使います。
穴は普通のカーテンのように、間隔を持って開けます。間隔の目安は、穴から穴まで15cm程度。カーテンレールに合わせて開けてください。
穴を開けたら、次は穴にSカンをつけ、下げるだけ。穴を補強したい場合はハトメパンチで穴に鳩目金具をつけましょう。特に不要という場合は、穴そのものに直接Sカンをつけても差し支えありません。自作ビニールカーテンはあくまで即席・使い捨てなので。
Sカンを購入したくないという場合は、雑誌を縛る紐などを穴に通して使ってもOKです。手近にある材料や予算、使い捨て時のゴミ分別や手間に合わせて工作しましょう。
ビニールカーテン自作③できたビニールカーテンを設置する
ビニールカーテンをつり下げられる状態にしたら、後はカーテンレールなどに下げて完了です。ビニールカーテンなどは飛沫感染対策用でもあるので、通常のカーテンのように開け閉めすることはほぼありません。そのため、紐でつり下げて、紐部分をカーテンレールに結び付けてしまってもOKです。これなら材料費も安く、作るときもカンタンですね。
カーテンレールのない場所に下げるときは、軸棒を準備しておくと便利です。軸棒はのれんなどを下げるときにも使えます。同じ感じでビニールカーテンを下げることができますよ。
ビニールカーテン自作の注意点
ビニールカーテンを自作するときは、3つのポイントに注意が必要です。
・隙間は少なくする
・保管時の衛生にも注意する
・取り換えるときも注意を
注意点①隙間は少なくする
ビニールカーテンを作るときは、隙間を少なくする必要があります。新型コロナウイルスやインフルエンザウイルスの対策なのに、隙間を大きくしては対策になりませんよね。
たとえば玄関先に設置する場合、玄関の幅と同じくらいで作ってしまうと隙間ができます。少し余裕を持ったサイズで作った方が、より隙間が空かず、失敗することが少ないのです。
カーテンをつり下げるときに軸棒やカーテンレールとの間にできる隙間にも気をつけたいですね。
注意点②保管時の衛生にも注意する
ビニールカーテンは材料費も手頃で、作るのもカンタンです。当店のスタッフが作ったときは1枚10分程度だという話でしたが、慣れるともっと早く作れてしまうのだとか。時間のあるときに、使い捨て時の交換用をあらかじめ作って保管しておくと便利ですね。
ただし、保管に際しては注意が必要です。ウイルス対策・衛生対策・飛沫対策のビニールカーテンですから、交換用ビニールカーテンの保管をするときは、キレイなところに保管しておきましょう。せっかく作って保管しても、使うときに見たらホコリだらけ。これでは残念ですよね。
注意点③取り換えるときも注意を
自作ビニールカーテンを取り換えるときも注意したいことがあります。それは、「ゴミの分別」。作って使うところまではいいのですが、いざ捨てる段階になると「Sカンを使ったので分解しなければ」となってしまうことも。
自作ビニールカーテンはあくまで使い捨て。数年単位で使うカーテンではありませんよね。自宅で作るときは、交換のしやすさや捨てやすさも考えて作ることが重要です。ゴミの分別で分からないことがあれば、自治体に確認してくださいね。
最後に
新型コロナウイルス対策のため、お店などでよくビニールカーテンを見かけます。当店にも「ビニールカーテンを扱っていますか?」などの相談があります。
ビニールカーテンは自作することも可能です。ただ、ビニールカーテンだけでコロナ対策できるわけではないため、手洗いや換気などもしっかりやっていきたいですね。そろそろ梅雨になる季節、ウイルス以外の不調対策なども頑張りたいもの。
当店では夏や梅雨の季節に使えるカーテンなども豊富に取りそろえています。カーテンについてのお悩みや疑問は、お気軽に当店へご相談くださいね。