春は新生活のスタートシーズン。就職や進学、転勤などに合わせて、賃貸アパートで一人暮らしをはじめる人も多いのではないでしょうか。
賃貸アパートなどで新生活をはじめるときは、生活用品を新しく購入することでしょう。カーテンも新生活に必要な生活用品のひとつ。しかし、カーテンを買った経験がないと「どれを買うべき?」「サイズはどうやって測るの?」と迷ってしまうのではないでしょうか。
・賃貸アパートのカーテンサイズの測り方
・新生活で知っておきたいカーテン選びのポイント
2つの基礎知識をカーテン専門店スタッフがレクチャーします。
賃貸アパートのカーテンサイズの測り方
賃貸アパートの窓に使うカーテンサイズは3ステップで測ることができます。
- カーテンが必要な窓をチェック
- 幅の採寸
- 丈の採寸
カーテンは色柄も大切ですが、やはりサイズがとても重要です。
小さすぎるカーテンを買ってしまうと、窓を覆い切れません。カーテンの隙間から光など、本来ならカーテンがある程度ブロックしてくれるものも入ってきます。反対に大きすぎると、床を引きずってしまい裾が汚れたり、カーテンレールから端が垂れてしまったりして不便です。
ぴったりサイズのカーテンを選んで快適に使うためにも、採寸はしっかり頑張りましょう。
ステップ①カーテンが必要な窓をチェックする
賃貸アパートのカーテンサイズ採寸では、カーテンが必要な窓を確認するところからスタートです。
賃貸アパートのカーテンを買うときは、室内で一番目立つ窓のカーテンを真っ先に採寸するのではないでしょうか。真っ先に思いつく窓は、生活の中で重要な位置にある窓であることが多いため、確かに真っ先に思い浮かぶ窓のカーテンサイズを測ることは重要です。
しかし、賃貸アパートの窓は、他にもあるはずです。小窓などを見落としていませんか?
賃貸アパートで見落としがちなのは、以下のような窓です。
1.脱衣所
2.洗面所
3.キッチン
4.玄関
小窓は特に見落としがちです。賃貸アパートのカーテンを買う前に、カーテンが必要な窓をチェックしておくことが重要になります。「この窓にカーテンは必要」「この窓は不要」と確認して回り、サイズを測る。それから、それぞれの窓に合ったサイズのカーテンを購入するという流れです。
共用通路に接する窓・擦りガラス・道路に面する窓に注意
賃貸アパートなどの場合、アパートの部屋前の共用通路などにキッチンや洗面所、脱衣所などが接しているデザインになっていることがあります。共用通路に面している窓からは生活が見えやすいので注意が必要です。
共用通路に接している窓は擦りガラスなどが使われ、ある程度視線を遮ることができるよう配慮されていることも少なくありません。しかし、擦りガラスくらいだと、共用通路を歩いている人から室内の生活の様子が何となく分かってしまうものです。
擦りガラスの窓の側に小物などを置いてみて、外からどれくらい見えるかチェックしてみると、窓にカーテンが必要かどうか判断できます。「意外と見える」と感じたら、その窓にもカーテンをつけて視線をブロックしてはいかがでしょう。
賃貸アパートの敷地内の道路に面している窓も、カーテンの要不要を慎重に判断したいポイントです。敷地内道路から自分の部屋をさりげなく見てみるといいでしょう。
ステップ②次は幅の採寸をしよう
カーテンが必要な窓を確認したら、次はそれぞれの窓にあったカーテンサイズ採寸です。まずは幅(横幅)を測ってみましょう。
よく勘違いされることがあるのですが、横幅は窓そのものを測るわけではありません。カーテンレールの横幅でもありません。窓やカーテンレールの横幅を採寸してカーテンを買うサイズ違いになる可能性が高いため、注意が必要です。
横幅は、ランナーの端から端まで測ります。ランナーとは、カーテンを引っ掛けるフックのことです。カーテンを付けるのは窓枠やカーテンレールそのものではなくランナー部分なので、端のランナーともうひとつの端のランナーまで、端から端といったかたちで測ってください。
ステップ③さらに丈の採寸をしよう
横幅を採寸したら、今度は丈(縦の長さ)です。
縦の長さは、レールの下から窓枠や窓台あたりまでを目安に測ります。もう少し長めがいい場合は、レールの下から窓枠(窓台)までの長さ+お好みで数センチ~10センチ以上くらいでもOKです。
掃き出し窓の場合は、丈が長いと裾を引きずってしまいます。レールの下から床までの丈から1、2センチほどマイナスしましょう。
カーテンサイズ採寸は、窓に合ったカーテンを選ぶ上で非常に重要です。測り方で分からないことがあればあやふやなままにせず、専門店スタッフへ相談してくださいね。
新生活で知っておきたいカーテン選びの4つのポイント
賃貸アパートのカーテン選びで気を付けたいポイントは4つ。ちょっとしたポイントを気にして、よりぴったりのカーテンを選びましょう。
既製サイズカーテンの合わせ方と選び方
カーテン専門店でもよく販売されている既製サイズのカーテン。既製サイズカーテンはオーダーメイドカーテンより安価で、店頭在庫があればすぐに購入できるという利便性の高い商品です。「賃貸アパートに引っ越したのに、カーテンを買うのを忘れていた!」というときも、オーダーメイドカーテンは購入までに時間がかかりますが、既製サイズカーテンならすぐに買えてしまいます。
既製サイズカーテンは、窓に対するサイズがある程度決まっています。また、日本の賃貸アパートや戸建住宅の窓はある程度同じサイズで造られていることが多い点も特徴です。これは、昭和に入って集合住宅や賃貸アパートが発展し、カーテンを量産しなければならなかったためです。
窓のサイズが賃貸アパート一室、戸建住宅一軒ごとに違っていたら、すべてのカーテンをオーダーメイドにしなければいけません。量産が難しくなりますよね。このような事情から、日本の多くの窓はある程度同じサイズで造られているのです。もちろん、まったく違ったサイズで造られた窓もありますが・・・。
掃き出し窓
掃き出し窓とは、出入りできる大きなタイプの窓です。ベランダや庭に出られる床まである大きな窓のことを「掃き出し窓」といいます。掃き出し窓の大きさには、対応する既製サイズカーテンがあります。
幅170cm~200cm、丈180cm / 100cm×178cmのカーテン2枚
幅170cm~200cm、丈202cm / 100cm×200cmのカーテン2枚
掃き出し窓は床まである大きな窓なので、ぴったりサイズを選んでしまうとカーテンの裾が床を引きずったり、ゴミで汚れてしまったりします。丈はやや短めを意識して選ぶといいでしょう。
既製サイズカーテンには、他にも種類があります。サイズはひとつの目安です。既製サイズカーテンのサイズ種類については、当店の各商品ページをご確認ください。
高窓・腰高窓
高窓とは、壁の上部に設けられた窓のこと。腰高窓とは、大人の腰の高さに設けられた窓のことです。賃貸アパートや戸建の壁によくあるタイプの窓を想像すれば分かりやすいと思います。高窓や腰高窓にも、対応する既製サイズカーテンが販売されています。
幅170cm~200cm、丈120cm / 100cm×135(133)cmのカーテン2枚
以上が基本的な既製サイズカーテンのサイズになります。
高窓や腰高窓のカーテンは、掃き出し窓と違って丈数センチ~10センチを選んだ方が日差しなどをよりしっかり防げます(丈の採寸のところでもお話しました)。
賃貸アパートのカーテン選びでは「機能」にも注目
カーテンは光を遮る機能や、風やゴミ、チリなどを防いでくれる機能、外からの視線を防いでくれる機能など、最初からある程度の機能を備えています。カーテンの中には、加工や素材によって、さらに機能性を高めているものがあります。
たとえば、当店の100%遮光カーテン。高性能な遮光で、外からの光をしっかりガードし、室内を真っ暗にしてくれるカーテンになります。
当店の100%遮光カーテンは、カーテンに施した特殊加工により極めて高い遮光率を実現しています。このように、カーテンの中には特定の機能を高くしたものがあるのです。
カーテンサイズも重要。同じくらい、機能も重要です。
遮光の他には防音、遮熱、プライバシー保護、防炎、保温などの機能があります。日差しが強い部屋には光をより強くブロックしてくれる機能を持つカーテンを選ぶなど、賃貸アパートの部屋にあわせて機能も選んでみてくださいね。
サイズオーダーカーテンという選択肢もある
賃貸アパートのカーテンを選ぶときは、サイズオーダーカーテンを購入するという選択肢もあります。カーテンは既製サイズカーテンとオーダーメイドカーテンの二択と思われがちです。中には半オーダーメイド的なカーテンも販売されています。
当店のサイズオーダーカーテンなどは、まさに半オーダーメイド的なカーテンです。
サイズオーダーカーテンは、横幅や丈の長さを指定できるカーテンになります。生地やデザインからすべて指定という完全オーダーメイドではなく、サイズの指定ができる半オーダーメイドです。
半オーダーメイドカーテンは、生地や柄といったカーテンの仕様が決まっているため、オーダーメイドカーテンと比較してかなり安価に購入できる点が魅力。「既製サイズカーテンより、もう少し丈が欲しい」「窓サイズに合わせて好きなタイプのカーテンを作って欲しい」という場合は、賃貸の窓用にサイズオーダーカーテンを検討してみてはいかがでしょう。
賃貸アパートでもブラインドやロールスクリーンが使える
賃貸アパートではカーテン以外にブラインドやロールスクリーンを使うこともできます。当店でもブラインドやロールスクリーンを扱っています。
ブラインドやロールスクリーンは賃貸アパートでの利用は難しいと思われがちですが、そんなことはありません。ブラインドやロールスクリーンの中にはカーテンレールがあれば取り付けできるタイプもあります。
カーテンレールに取り付けできるタイプのブラインドやロールスクリーンなら、カーテン代わりに使うことも可能。賃貸アパートに使っても、壁を傷つける心配がないので安心です。
カーテンとブラインドやロールスクリーンがすべて使える場合は3つを比較してみて、より部屋の内装に合うものや好みに合うものを選んでみてはいかがでしょう。
当店で扱っている中では、以下の商品がカーテンレールへの取り付けに対応しています。
賃貸アパート対応ロールスクリーン
他にも、カーテンレールがなくても取り付けできるタイプもあります。こちらも壁を傷つけませんので、賃貸アパートに使うことができますよ。
賃貸アパート対応ハニカムスクリーン
最後に
賃貸アパートで新生活をはじめるときに知っておきたい、カーテンサイズの測り方やカーテン選びのポイントについてお話しました。
新しい生活でカーテンを選ぶときは「サイズが難しい」「カーテン選びは大変」と思うかもしれません。一度経験してみるとすぐに慣れますので、大丈夫。
賃貸アパートでの新生活用カーテンの選び方やサイズが分からないときは、お気軽に当店へご相談くださいね。