ロールスクリーンの掃除やお手入れの方法は?

カーテン

 

はじめてロールスクリーンを使うお宅の場合「ロールスクリーンはどのように掃除すればいいのだろう」「ロールスクリーンのお手入れはどうすればいいの」と疑問に思うのではないでしょうか。

ロールスクリーンのお手入れ・掃除は、基本を覚えればカンタンです。ロールスクリーンも扱うカーテン専門店が、家庭でできるロールスクリーンのお手入れ・掃除について解説します。

ロールスクリーンは2種類!種類によってお手入れや掃除の方法が違う

ロールスクリーンのお手入れ・掃除について見る前に知っておきたいのは、「ロールスクリーンの種類」です。実はロールスクリーンには2つの種類があり、種類によってお手入れ・掃除が違ってきます。

種類①洗えるロールスクリーン

ロールスクリーンの中でもウォッシャブルタイプがこの「洗えるロールスクリーン」に該当します。

ロールスクリーンは触った感じ、固めの布地であることが多いはず。そのため、「ロールスクリーンは洗えない」と考えがちです。ロールスクリーンの中にはウォッシャブルタイプという洗えるタイプも存在しています。

ウォッシャブルタイプのロールスクリーンの多くは、洗っても生地にしわがつかないような加工や工夫が施されています。また、洗って使えなくなってしまわないように、素材などもウォッシャブルに対応したものを使っているのが特徴です。

種類②洗えないロールスクリーン

一般的なロールスクリーンは「洗えないロールスクリーン」となっています。基本がウォッシャブルタイプではなく、洗濯を控えた方が良いロールスクリーンが基本です。ウォッシャブルタイプ以外の標準的なロールスクリーンは洗えないため、別のお手入れ・掃除の方法を使う必要があります。

標準的なロールスクリーンは洗濯対応ではないため、生地や加工が洗濯に対応できるように考えられていません。無理に洗濯してしまうと、生地にしわができてしまったり、色落ちやシミの原因になってしまったり。無理に洗濯すると、がっかりするような結果になりかねません。洗濯の状況によっては、穴が開いてしまう可能性もあります。

洗濯によって使えなくなるリスクもあるため、「洗える(ウォッシャブル)か」「標準(洗濯対応外)か」は、ロールスクリーンをわける重要な2つの種類なのです。

ロールスクリーンの種類の判別方法

ロールスクリーンのお手入れ・掃除をするときは、第一に「洗える(ウォッシャブル)か」「標準(洗濯対応外)か」の判別を行いたいところ。洗えるかどうかによってお手入れ・掃除が変わってくるからです。

ロールスクリーンの「洗える(ウォッシャブル)か」「標準(洗濯対応外)か」を判別する方法は2つあります。ロールスクリーンのお手入れ・掃除をする前に、まずは3つの方法で、ロールスクリーンが「洗える(ウォッシャブル)か」「標準(洗濯対応外)か」を確認しておきましょう。

ロールスクリーンの種類の判別方法は、次の通りです。

商品説明やタグを見る

ロールスクリーンの裏側や端などに、タグがついていませんか。服などによくついている洗濯表示やサイズ表示のタグです。ロールスクリーンの多くにはタグがついているので、まずはタグを見て確認しましょう。

ロールスクリーンを買ったときの商品説明書などが残っている場合は、商品説明書を見てもOKです。ロールスクリーンの梱包の中に、チラシのような紙(説明書のようなもの)が同梱されていませんでしたか。

ロールスクリーンの中には、このように説明書が同梱されている商品もあるので、同梱されていた場合できちんと保存している場合は、その商品説明書をチェックしてみてください。

ネットで商品概要を確認する

ロールスクリーンの品番や型番、メーカーなどが分かっている場合は、ネットのメーカー公式ページなどで情報収集することも可能です。

メーカー公式ページの商品ページでは、商品の基本的なスペックや使用上の注意などを分かりやすく記載していることが多くなっています。商品説明やタグで分からない場合は、ネットでメーカー公式ページにアクセスし、商品概要を確認してみましょう。

専門店やメーカーに確認する

タグを見てもよく分からない。商品説明書が付属していないタイプだった。型番やメーカーがあやふやで、ネット情報では不安である。このような場合は、そのロールスクリーンを購入した専門店や、そのロールスクリーンを製造しているメーカーに問い合わせるという方法があります。

ロールスクリーンの種類などがある程度分かっていれば、専門店やメーカーの方で洗濯可能かどうかを教えてくれるはずです。ロールスクリーンがオーダーメイドの場合も、この方法で確認できます。

ロールスクリーンのお手入れや洗濯方法

ロールスクリーンがウォッシャブルタイプか、洗濯非対応の標準タイプかを判別できたら、種類に合った方法でお手入れや洗濯を行います。

種類ごとに洗濯やお手入れの方法を見て行きましょう。

ウォッシャブルタイプのお手入れや洗濯方法

ウォッシャブルタイプのロールスクリーンは、洗濯機で洗濯可能です。ただ、ロールスクリーンによって洗濯表示が異なる可能性があるため、基本的にそのロールスクリーンの洗濯表示に従ってください。ここでは、基本的な洗濯方法について、カンタンに解説したいと思います。

ロールスクリーンの洗濯方法①洗濯機で洗う

ロールスクリーンを洗濯機で洗うときは、他の洗濯物とは一緒に洗わず、ロールスクリーンのみで洗濯します。

カーテンを洗濯するときはよく折りたたんでネットに入れて洗濯しますが、ロールスクリーンは折りたたまず、洗濯ネットにも入れません。しわや折り癖がついてしまう可能性があるからです。ロールスクリーンを軽く丸くまとめて、そのまま洗濯機に入れてください。

洗剤は漂白剤が含まれないものを使用するのが基本です。ロールスクリーンの一部にシミや汚れがある場合も、その部分を先に洗剤でふき取りなどはせず、そのまま洗濯してください。洗濯の設定は「弱い」や「弱」など。優しくゆっくり洗うコースを設定しましょう。

ロールスクリーンの洗濯方法②脱水

洗濯機で脱水する場合は、短い時間でOKです。2~3分を目安にして、脱水してください。「ちょっと脱水が足りないかな」と感じるかもしれませんが、長時間の脱水は破れやしわ、折り癖の原因になる可能性があるため、おすすめできません。

手で絞る場合も強く絞らず、心持ち弱めに絞ってください。

ロールスクリーンの洗濯方法③乾燥やアイロン

ウォッシャブルタイプのロールスクリーンの洗濯で一番気をつけたいのが乾燥。洗濯のときは気をつけがちなのですが、乾燥のときに「もう大丈夫だろう」と、ほっと気を抜いてしまうことがあります。乾燥のときに気を抜いてしまうと、ロールスクリーンのしわや折り癖の原因になることがあるのです。

洗濯後に乾燥させるときは、物干しなどにしわにならないように引っ掛けるようにします。乾すときはカンカン照りの太陽の下ではなく、陰干し推奨です。風がよく通る場所に干す場合や、風の強い日に干す場合は、ロールスクリーンが風でひっくり返ったり、洗濯物干しなどに絡まってしわがついてしまったりしないよう、注意が必要になります。

アイロンは中温程度で普通にかけても大丈夫なロールスクリーンが多いのですが、しわになりやすい場合やしわが気になる場合は、当て布を使うことをおすすめします。ロールスクリーンに当て布をし、中温くらいで少しずつアイロンがけをしましょう。

洗濯非対応の標準タイプのお手入れ方法

洗濯できない標準タイプのロールスクリーンは、はたきやハンディモップなどでお手入れします。はたきやハンディモップに薬剤や水は一切つけず、ロールスクリーンの表面を払うようにします。ロールスクリーン表面のほこりが取れれば、お手入れ完了です。

洗濯できないロールスクリーンで特に気をつけたいのが、水気です。洗濯できないタイプのロールスクリーンでも、洗剤や水で拭くくらいなら良いのではないかと思うかもしれません。

ロールスクリーンは布をぴんと張るために、よく樹脂などで加工されています。樹脂は水に溶けやすい性質があるため、水や洗剤などで拭いてしまうと、シミやしわの元になってしまうのです。洗濯できないタイプのロールスクリーンは、水気には気をつけてくださいね。

最後に

ロールスクリーンのお手入れや洗濯は、ロールスクリーンの種類によって変える必要があります。

ウォッシャブルタイプのロールスクリーンは、洗濯が可能です。洗濯できない一般的なロールスクリーンは、ハンディクリーナーやはたきなどでお手入れできます。お手入れや洗濯の前に、まずはロールスクリーンのタグなどでどちらの種類かを確認しましょう。

当店ではロールスクリーンも扱っております。ロールスクリーンの疑問や購入についても、お気軽にご相談ください。