窓の側に取り付けるものは、カーテン以外にもいろいろあります。カーテン以外の代表的なものとしては「ブラインド」などがありますね。
ブラインドにはブラインドの良いところがあります。カーテンにはカーテンのメリットがあるのです。窓まわりに取り付けるのは「ブラインドとカーテンのどちらにすべきか?」悩んだときは、コツを念頭に選ぶと失敗しません。
・ブラインドとカーテンのメリットとデメリット
・ブラインドとカーテンを使いわけるコツ
2つのポイントについてカーテン専門店が解説します。
ブラインドとカーテンのメリットとデメリット
ブラインドとカーテンを選ぶポイントや使いわけのコツを知るためには、ブラインドとカーテンの良いところと悪いところを知っておくことが重要です。まずは、ブラインドとカーテンのメリットとデメリットについて、カンタンにおさらいしておきましょう。
カーテンのメリットとデメリット
カーテンのメリットは「手入れがカンタン」なところと、「種類が豊富」「組み合わせ次第で柔軟にニーズに合わせられる」ところです。
国産カーテンの9割は家庭で洗濯できるタイプになっています。さらに、色柄が豊富で、サイズも柔軟に選べるところがカーテンの魅力です。カーテンには遮光や遮熱などの一部機能を特化したものも多く、ドレープカーテン+レースカーテンなどの組み合わせで、ニーズに合わせた使い方ができるところもメリットになります。
カーテンのデメリットは2つ。布製品なので「ホコリっぽく感じられる」ことと、「レールの端にもさっとした印象を与えてしまうところ」がデメリットになります。
布製品にはどうしてもホコリなどが付着しやすいので、長く洗濯しないでおくと、ホコリっぽさが感じられてしまうのです。カーテンを開けたときはカーテンがレールの端と端にたまるため、もさっとした印象を与えてしまうところもデメリットになります。
ただし、布特有の質感を好む人は、もさっとした印象を特にデメリットとは考えないようです。端と端にカーテンがたまるところをオシャレなアイテムで結んだりする使い方もあるため、デメリットになるかは人それぞれです。
ブラインドのメリットとデメリット
ブラインドのメリットは2つ。1つは「上に上げられるのでもさっとした印象がない」ところと、「人の視線を遮る機能が高い」ところです。
ブラインドを開くときは、紐(糸)を使ってブラインドを上に上げます。カーテンのように両端にたまるわけではありません。上にすっきりブラインドを上げることができるため、印象がすっきりしているのです。
人の視線を遮る機能が高いところもメリット。ブラインドを下ろしてしまえば外からはほとんど見えず、内側からもブラインドを隙間から目を凝らさないと見えません。これがブラインドのメリットです。
ブラインドのデメリットは、「金属感があるところ」と「ホコリがたまりやすいところ」「掃除が大変なところ」になります。
ブラインドに触れると金属感があり、揺らすとやはり金属のような音がすることが多いですよね。どうしても質感に硬質感や冷たさがあります。
また、ブラインドの羽根にホコリがたまりやすく、掃除のときには羽根1枚1枚を細かく掃除しなければならないため、手間がかかるというデメリットがあるのです。ブラインドは基本的に洗濯できないため、カーテンのような手入は難しいというデメリットがあります。
ブラインドとカーテンを使いわけるコツ
ブラインドとカーテンには、それぞれ良いところがあります。生活に活かすためには、ブラインドとカーテンのメリットとデメリットを踏まえた上で、ブラインドとカーテンを使いわけることが重要です。
この窓はブラインドとカーテンのどちらがいいのだろう。
この部屋にはブラインドとカーテンのどちらを使おう。
迷ったら、ブラインドとカーテンの使いわけのコツを踏まえて選んでみてください。
ブラインドとカーテンの使いわけのコツは5つです。
1.部屋の雰囲気に合わせる
2.部屋の用途に合わせる
3.好みで選ぶ
4.必要な機能に合わせて選ぶ
5.色柄を重視して選ぶ
ブラインドとカーテンを部屋の雰囲気に合わせる
ブラインドには金属的な質感があり、カーテンには布特有の柔らかな質感があります。
ブラインドとカーテンの質感は異なるので、その質感を部屋の雰囲気に合わせて選ぶことがコツです。たとえば木目の色調の部屋の場合、樹の葉の色や質感を思わせる緑系のカーテンを合わせるという方法があります。
ブラインドとカーテンを部屋の用途に合わせる
部屋の用途でブラインドとカーテンを選ぶのもコツ。たとえば会議室の場合、カーテンの布の質感よりも、ブラインドの質感の方が用途との兼ね合いでしっくりくる可能性があります。
ブラインドとカーテンを好みで選ぶ
完全に自分の好みで選ぶのも良い方法です。
質感の他に、機能性などにも好みがあるはず。特に遮熱などはあまり気にせず、視線を遮る機能の好みを重視してブラインドを選ぶという方法も考えられます。
ブラインドとカーテンは常日頃から室内でも視界に映りやすいため、好みで選ぶこともコツの1つになります。
ブラインドとカーテンを必要な機能に合わせて選ぶ
ブラインドとカーテンの機能を比較して選ぶこともコツです。
たとえば、ブラインドとカーテンの機能の中でも、特に「視界を遮る」という機能が必要だったとします。ブラインドは視界を遮る機能が高いため、ブラインドの機能に着目して選ぶという方法があります。
遮熱や防音を目的にしている場合は、カーテンの方を選ぶ。このように機能に着目することも、ブラインドとカーテンの選びわけをするコツなのです。
ブラインドとカーテンを色柄重視で選ぶ
ブラインドとカーテンを色柄で選ぶこともコツです。カーテンは色柄が非常に豊富ですが、ブラインドの方は色柄の種類という点でカーテンに一歩譲ります。好きな色柄があるか否かでブラインドとカーテンを選びわけることもコツになります。
ブラインドとカーテンの両方を使う方法もある
ブラインドとカーテンはどちらか1つに絞る必要はありません。「ブラインドとカーテンどちらも気になる」という場合は、ブラインドとカーテンのどちらかに絞る必要はなく、両方使ってしまうという方法もあります。ブラインドとカーテンにはそれぞれメリットがあるので、メリットを活かすかたちで利用するのです。
ブラインドとカーテン、どちらも使う方法はカンタンです。窓側にブラインドと取り付け、内側にカーテンを取り付ける。これでOK。要は、カーテンの重ね付けの要領でブラインドとカーテンを重ね付けするのです。
ブラインドとカーテンはこのような使い方もあります。
最後に
ブラインドとカーテンは窓辺に取り付けるという点でよく似ています。しかし、ブラインドとカーテンはメリットとデメリットの点で異なっているのです。迷ったら5つのコツでブラインドとカーテンを使いわけることをおすすめします。
ブラインドとカーテンはセットで使うことも可能なので、「どうしても選べない」「どちらも使いたい」という場合は、カーテンの重ね付けの要領で、一緒に使ってしまってもOKです。
ブラインドとカーテンの使いわけで悩んでいる。我が家にはブラインドとカーテンのどちらが合うだろう。悩んでいる場合は、お気軽にカーテン専門店にご相談ください。