皆さんはカーテンを買ってから「失敗した」と後悔したことはありませんか。
当店にもよく「カーテンを購入してから失敗したと気づいて、今度は専門店に教えてもらいながら買いたいと思いました」というお客様がいらっしゃいます。
・カーテンを買うときのポイントは?
・カーテンを買うときに失敗しないための知識
今回の記事では、カーテンを買うときに失敗しないための疑問にお答えしたいと思います。
カーテン購入で失敗経験のある人や、これからカーテンを買おうとしている人は必見です。
カーテンを買うときに失敗しないための6つのポイント
カーテンを買うときに失敗しないためのポイントは6つあります。カーテンの深い専門知識がなくても、6つのポイントに気をつけておけば、購入で失敗する可能性はかなり低くなるのです。
6つのポイントを順番に見ていきましょう。
ポイント①どのようなカーテンが欲しいかまとめる
カーテンを買うときは「どのようなカーテンが欲しいのか」をまとめましょう。
1.カーテンを使う部屋の位置の問題点(西日が多く入るなど)
2.色や柄の好み(その部屋を使う人の好み)
3.カーテンに求める機能
4.部屋の調度や内装
以上のようなポイントをまとめてみてください。そして、マッチすると思われるカーテンを想像してみてください。
家族で使う部屋のカーテンの場合は、家族で意見をまとめておくことが必要です。家族が色柄にはあまりこだわらないという場合も、「その部屋で困っていること(日差しが熱い、など)」はないか、家族にリサーチしておくことをおすすめします。カーテンの機能で困りごとを改善できる可能性があるからです。
ポイント②分からないことがあれば専門店に確認する
カーテンを買うときに分からないことがあれば、先にカーテンの専門店に訊いておくことをおすすめします。
「長さの測り方は大体これでいいのか」「機能がよく分からないけど、いいや」などのあやふやな状態で買ってしまうと、失敗する可能性が高くなるからです。些細なことや基本的なことも、どんどんカーテンの専門店に確認してみてください。
カーテン選びが難しいと感じたら、カーテンの専門店に手順や適切なカーテンのアドバイスをもらうのも良い方法です。
ポイント③オーダーカーテンと既製カーテンの違いを知っておく
カーテンには「既製カーテン」と「オーダーカーテン」という2つの種類があります。
カーテンを買うときは、「どちらでもいい」ではなく、自分や家族のニーズに合ったカーテンはどちらかを検討しておくことが必要です。使う部屋や自分たちのニーズに合っている方を購入した方が、後から「失敗した」とガッカリする可能性が格段に低くなります。
既製カーテンとは
既製カーテンとは、既製品・量産品のカーテンのことです。
メーカーなどの企画やラインナップに沿って製造されるため、サイズや柄がある程度決まっているという特徴があります。既製品なので比較的安価で、欲しいときにすぐ買えるというメリットもあります。
ただ、種類やサイズがある程度決まっているために、本当に欲しい機能や色柄、素材のカーテンが入手できないことがあるというデメリットも。窓のサイズによっては、既製カーテンでは対応できないこともあります。
注文住宅などや和室に使うケース、部屋の窓が大きめのケースでは「既製カーテンにしよう」と決める前に、既製カーテンが使えるか窓の大きさやデザインから確認しておくことが重要です。
オーダーカーテンとは
オーダーカーテンとは、生地やサイズ。機能(加工)などを選んでオーダーメイドで作成するカーテンのことです。既製品のカーテンが使えない窓やデザインにも使え、自分や家族の好みを追求できるというメリットがあります。
ただし、オーダーメイドという特性上、注文から受け取るまで時間が必要です。既製カーテンより価格がやや高めであるというデメリットもあります。
オーダーカーテンを作るときは、カーテン専門店と相談しながら作成することがほとんどです。
色柄、機能、加工、使う部屋やサイズなど、分からないことや気になることがあれば、カーテン専門店の担当にどんどん訊いてください。疑問点や気になる点を先に解決しておいた方が、購入後に後悔せずに済むからです。
ポイント④必要なカーテンのサイズをよく確認する
カーテンを買うときの失敗でよくあるのが、カーテンのサイズミスです。カーテンを買うときは、サイズをよく確認して購入しましょう。
カーテンを買うときにチェックしたいのは「横幅」と「縦の長さ」の2つです。
カーテンの横幅と測り方
横幅は、カーテンレールのランナーからランナーまでの距離をはかって算出します。ランナーとは、カーテンレールの端に固定されている、カーテンを取り付ける部分のことです。ランナーからランナーまでの幅ぴったりで買ってしまうと余裕がなさすぎるため、幅+5~10%ほどの横幅が使いやすいぴったりサイズになります。
カーテンの縦の長さと測り方
次に縦の長さです。大きな窓の場合は、ランナーの下から床まで測って算出します。カーテンを床につけたくない場合には、床までの長さより1~2cmほど短くします。反対に、床ギリギリだと、ちょっとした隙間から光や冷気などが入ってきてしまうので、気になる場合は床までの長さにプラス2cm程度加算します。
腰くらいまでの高さの窓(腰窓)の場合も同じように測りますが、プラス10~15cmほどを加算します。
サイズはカーテンを買うときに失敗しないためにも重要なポイントです。測り方やサイズで分からないことがあれば、カーテンを買う前に専門店へと相談してくださいね。
ポイント⑤サイズはカーテンの取り付け方も考慮して見定める
カーテンは1枚で取り付けることもありますが、2枚重ねて取り付けることもあります。2枚のカーテンを取り付けるときは、それぞれのカーテンの長さを考慮する必要があるのです。
たとえば、窓の大きさやカーテンレールの長さから適切なカーテンサイズが見つかったとします。この適切なサイズを仮にAとします。カーテンの取り付け方や重ねて使うカーテンの種類によって、2パターンの考え方があるのです。
1つは、2枚のカーテンをどちらもAのサイズでそろえて選ぶ方法になります。2枚のカーテンを同じ長さにしておくと、どちらを窓側に使ってもOKなのです。
似た素材の薄手のカーテンを2枚重ねて取り付ける場合、Aサイズにしておけば、片方を窓側に使っていたけれど、季節によってもう片方を窓側にしたいというときに重宝します。窓側にするカーテンを交換してもサイズが同じなので不格好にならないのです。
カーテンの片方を窓側で固定して使う場合は、窓側に使うカーテンを1cm~くらい短めにします。短めにすることで、部屋側のカーテンの裾からアンバランスに下がはみ出すことを防止可能です。
ポイント⑥カーテンレールのタイプも参考にする
カーテンを取り付けるときに使うカーテンレールのタイプも、カーテンを買うときのポイントになります。
多くのお客様は「カーテンレールはカーテンレールでしょう?」という反応をするのですが・・・実は、カーテンレールにも種類があります。よく使われているカーテンレールのタイプは2つです。
カーテンレールのタイプによってもカーテンサイズが変わってきます。カーテンを買うときに失敗したくない場合は、買うときにカーテンレールのチェックも忘れずに行いましょう。
機能性カーテンレール
よく見るアルミなどで作られたカーテンレールです。銀色のカーテンレール(もちろん他の色もあります)と言えば、多くの人が何となく想像できるのではないでしょうか。
自分で開閉するタイプのカーテンレールもありますが、自動開閉機能がついているタイプもあります。シンプルで機能性にあふれるため、「機能カーテンレール」や「機能性カーテンレール」などと呼ばれます。
機能性カーテンレールは、カーテンを閉めたときにカーテンでカーテンレールが隠れるようなかたちになるのが特徴です。「カーテンによってカーテンレールが隠れる」ことを念頭にカーテン選びをすることがポイントになります。
カーテンボックスの場合も、カーテンを閉めたときは機能性カーテンレールと同じようになることが多いです。カーテンボックスの場合も機能性カーテンレールと同じスタンスでカーテン選びをしてみてください。
装飾カーテンレール
装飾カーテンレールは、カーテンレールがカーテンに隠れないデザインになっています。装飾カーテンレールは、カーテンレール自体がオシャレにデザインされているため、あえてカーテンから出るように設計されているのです。
装飾カーテンレールにカーテンを取り付ける場合は、カーテンレールがカーテンから出るということを念頭にカーテン選びをすることが重要になります。
カーテンを買うときは、装飾カーテンレールのデザインとカーテンデザインのコントラストも考えてみてください。
最後に
カーテンを買うときは、6つのポイントについて気をつけることで失敗の可能性を低くすることができます。
今回の記事で説明した事項は、あくまで基本的なポイント。窓のタイプや部屋のデザインなどによってもしっくり来るカーテンが違ってくるので、分からないことがあれば専門店へと気軽に相談してください。
自分が思い描くようなタイプのカーテンが見つかれば、その分だけ満足感は高くなります。カーテン専門店にカーテンのタイプや色柄を伝えて、条件に合ったカーテンを紹介してもらうことも可能です。
カーテンを買うときのポイントをおさえて、素敵なカーテンを見つけてくださいね。