購入で後悔しないためのカーテンの種類選び|家の場所別のカーテンの種類と選び方を解説

カーテン

カーテンを選ぶときは、目的に合わせて選ぶことが重要です。

カーテンを買うということは、その家の生活事情や間取り、立地などによるニーズが変わるということです。ニーズとずれたカーテンを買ってしまうと、「失敗した」と後悔することになります。

家のどの場所で使うかによって、適切なカーテンの種類が変わってきます。ニーズにぴったり合ったカーテンを選ぶために、家の場所別に合ったカーテン種類を解説します。

場所別のカーテンの種類

家にはいろいろな部屋があります。部屋によって用途なども違っていることでしょう。カーテンの種類は、部屋の用途や部屋のタイプによって使い分けることが重要です。

場所別にどのような種類のカーテンがマッチするのでしょうか。場所別のカーテンについて見ていきましょう。

リビングのカーテンの種類の選び方

リビングは家族がそろう部屋であり、来客などを通す部屋として使うことも多いはずです。また、たくさんの物を置く部屋というより、テーブルやソファなど、限られた家具を置くことが多い部屋でもあります。大きな窓があることが多い部屋でもありますね。

リビングのカーテンは、グリーンやベージュなど、落ち着きや空間の広がりを感じさせるカーテン種類がおすすめです。大きな窓は光をその分だけ多く通しますので、遮光機能の高いカーテンや、レースカーテンと2枚合わせて選ぶことも良い方法です。

窓の面積が広い場合は、クーラーや暖房の効きが悪くなることが考えられます。窓は結露を生みますし、冷えて室内の温度に影響を与えるからです。夏などの暑い季節は、窓の暑さが室温に影響を与える可能性も考えられます。

グリーンやベージュのカーテン種類を基本にして、断熱や遮熱の機能を備えたカーテン種類を選ぶことがポイントです。断熱や遮熱のカーテン種類を選ぶことで、クーラーや暖房の効果をより高めることができるのです。

寝室のカーテンの種類の選び方

寝室は、一日の中で最もリラックスした時間を過ごす場所ではないでしょうか。心と体を休める場所が寝室になります。「休める場所」「ゆったりする場所」という点を意識してカーテン選びをすることが重要です。

寝るときは明るいより暗い方が良いという人が多いため、寝室には遮光カーテンという種類のカーテンをチョイスすることをおすすめします。色合いは紺色や深い色などの暗色系カーテン種類を選べば、より室内が暗く感じられるはずです。

遮光カーテンには遮光等級があります。等級によって、光をどれくらい遮るかが変わってくるのです。朝日も取り入れたいという人は、等級が低めの種類のカーテンを選んでみてはいかがでしょう。窓より大き目なカーテンをチョイスすると、より遮光効果がアップします。上下の隙間から光が入りにくくなるからです。

キッチンのカーテンの種類の選び方

キッチンは料理のためによく火を使う場所です。カーテンと火を使うキッチン器具は防災のためにも離して設置することが基本ですが、さらなる防災対策のためにも防炎機能のあるカーテンがおすすめです。

キッチンの窓は小さめに設計されていることが多いため、小窓用のカーテンや棒に通すだけのカフェカーテンなども良いですね。

小窓用カーテンやカフェカーテンはカラフルな物やデザイン性に富んだカーテン種類が多いので、キッチンのレイアウトや色遣いに凝っている場合は特におすすめです。

色はフレッシュや緑や清潔感のある白、パステルカラーなどが良いかもしれません。特に白やレースは、清潔感があり、キッチンとは好相性です。

和室のカーテンの種類の選び方

和室は神棚や仏壇などを置くお宅が多く、調度も落ち着いた物を置く場合が多い部屋です。カーテンも調度に合わせたグリーンや白など、落ち着きや他の調度を邪魔しないカーテン種類を意識することが重要になります。

和室は畳を敷いている部屋でもあるので、畳の日焼けなどが気になる場合は、光を遮る機能のあるカーテンを用いることもポイントです。

また、和室にカーテンをつける場合は、畳縁の色合いも意識したいポイント。近年の畳縁の色合いは非常に豊富で、灰桜やビビットな橙色、深い紫色など、いろいろな色があります。畳縁に使っている色を基調にしてカーテンの色の種類を意識してカーテンを選ぶと、和室にもよくマッチするはずです。

私室のカーテンの種類の選び方

私室を寝室と一緒にしている場合は、寝室のカーテン種類選びを参考になさってください。私室を別にしている場合は、寝室とは違った観点でカーテンの種類選びをすることがポイントです。

私室と寝室が別の場合は、私室を勉強や趣味、仕事、ネットサーフィンなどの場所にしていることが多いのではないでしょうか。個人でゆったりと、自分の時間に没頭できる部屋です。自分が落ち着いて過ごすことのできるカーテンが一番ではないでしょうか。

私室は最も「自分の好み」を出せる場所なので、カーテンの種類も、色や柄、デザインなど、自分の好みを優先して選ぶといいでしょう。

私室の立地によって、カーテンの機能も考えたいもの。西日が多く入る部屋や物が多く入る私室は、遮光機能に優れた種類のカーテンがおすすめです。

信号機や車のヘッドライトが多く入り込む立地の場合も遮光カーテンがおすすめになります。部屋の「ここを改善したい」という部分に合わせてカーテンの種類を選ぶのがいいかもしれません。

子供部屋のカーテンの種類の選び方

子供部屋のカーテンは子供の年齢に合わせて種類を変えることがポイントになります。また、子供の趣味や、部屋のいる時間を考えてカーテンの種類を決めることもポイントです。

たとえば、幼い子供の場合は、子供の好きなキャラクター物のカーテンなどをチョイスすることが考えられます。知育カーテンという物語や図案が子供の知的好奇心を刺激するタイプのカーテンもあるので、そういったカーテン種類を選ぶのも良いでしょう。

幼い子供の場合はカーテンを汚してしまうことも考えられるため、洗いやすいカーテンの種類や、汚れに強い種類のカーテンを選ぶことも方法の1つになります。

子供がある程度の年齢の場合は、キャラクター物よりも、その子の落ち着く色のカーテン種類をチョイスするのが良いかもしれません。

たとえば、部活で忙しい子供や学習塾、習い事などで帰宅の遅い子供は、部屋ではゆっくりと過ごしたいのではないでしょうか。その子の好きな色合いのカーテン種類を選ばせることで、リラックスに繋がる可能性があります。

勉強をよくする子供や受験勉強中の子供も、落ち着いて勉強できる環境を意識してカーテン種類を選ぶことが重要です。音を遮るカーテン種類や、強い西日をカットするタイプのカーテン種類などは、勉強への集中に繋がるかもしれません。

物置部屋のカーテンの種類の選び方

家に物置部屋を設置した場合、大きな窓を取り付けていることは少ないかもしれません。換気や明かりのために、小窓を付ける程度ではないでしょうか。日差しは保存物に影響を与える可能性があるため、窓サイズにあった遮光機能のあるカーテン種類を検討してみてはいかがでしょう。

別の目的で使っていた部屋を物置部屋に転用する場合は、窓が大きいこともあるかもしれません。この場合も、窓サイズにあったカーテン種類を検討することが重要です。今まで私室や書斎などとして使っていた場合は、物置部屋に転用するさいに、遮光機能などがより強いカーテン種類に変えることも方法の1つです。

保存する物や窓の大きさによっても向くカーテンが変わってくる場合があるため、転用時はカーテンの専門店に相談してみても良いかもしれません。

書斎のカーテンの種類の選び方

書斎には多くの本や仕事用の資料、趣味のCDや調度品などを並べるケースが多いことでしょう。中でも特に多いのは、「書斎」という部屋の名前通りの書籍類ではないでしょうか。

書籍類は日差しによって変色するという特徴があります。また、書斎でゆったりと読書や音楽鑑賞をするときに、強い日差しは邪魔になることでしょう。光を遮る種類のカーテンを利用すると、趣味の品を日差しから守ることができ、日差しの眩さに邪魔されることもありません。

色合いは好みや部屋の雰囲気、調度などに合わせて種類を選べばOKです。部屋に並べている書籍の背表紙がカラフルな場合は、単色の落ち着いたカーテンとレースカーテンなどを合わせてもいいかもしれません。

部屋に色が少なければ、抹茶色などの落ち着いていながら、印象的な色のカーテンを選んでも、部屋の雰囲気がぐっと引き締まります。

最後に

カーテンは部屋の装飾の一種としても活用できますが、部屋の立地や目的に合わせて選ぶことによって、生活の快適さにも繋がります。カーテンは家の外側からも見え、部屋に入ったときに真っ先に目に入りやすい存在です。ファッション性、色、機能。家をより快適な場所にするために、部屋の場所別に合わせてカーテンの種類も選びたいものです。

カーテンの専門店では、いろいろなカーテンを扱っています。希望の柄やサイズ、機能などを教えてもらえれば、店側が提案したり、カーテンを探したりすることも可能です。カーテンの場所別の種類についてのご相談は、お気軽に専門店までどうぞ。

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