床全面にカーペットやラグなどを敷くメリット・デメリット

ラグ

カーペットやラグなどの敷物は部屋の一部分に敷くこともできますが、一枚あるいは何枚かで床前面に敷くことも可能です。

カーペットの場合は部屋の畳数に合わせて購入し、床全面に敷きます。ラグは部屋の一部に敷くものと思われがちですが、カーペットより手軽に洗濯できるため、何枚か組み合わせて部屋全体に敷くこともあります。

部屋全体にカーペットやラグを敷くのは、メリットがあるからではないでしょうか。ただ、ラグやカーペットを床一面に敷くことにはデメリットもあります。インテリアや生活の際は、床全面にラグやカーペットを敷くことのメリットとデメリットの両方を考えて決めてはいかがでしょう。

床全面にカーペットやラグを敷くメリット・デメリットについてお話しします。

床全面にカーペット・ラグを敷くメリット

床全面にカーペットを敷くと、生活やインテリアを考えるうえで6つのメリットがあります。

カーペットやラグを敷くことにより足元が温かくなる

ラグやカーペットを敷くことにより、床の冷たさが緩和されます。冬場は暖房を入れて室内の空気が暖まっても、床は冷たいままというケースがよくあります。足をつけると「冷たい!」となってしまうのではないでしょうか。

カーペットやラグを敷くと、足が直接床に触れることがなくなるのです。また、ラグやカーペットは床そのものより温まりやすいため、冷えを緩和できるというメリットがあります。

カーペットやラグを敷くことにより床の傷を防げる

床にそのまま家具を置くと、床に傷がついてしまいます。カーペットやラグを敷くことにより、部屋のどこに家具や調度を置いても床が傷つくことはありません。ラグやカーペットが家具と床の間の緩衝材になるからです。

カーペットやラグを敷くことにより安全性を高めてくれる

床を歩いて転倒すると、固い床にそのまま倒れて怪我をすることがあります。ラグやカーペットを敷いていると、転倒したときに緩衝材になって体を受け止めてくれるため、安全性がよく高くなるのです。

部屋の一部にラグなどを敷いた場合、ラグを敷いていないところで転倒すると床にそのままぶつかってしまいます。しかし、床全面に敷いておけば、床のどこで転倒しても等しく体を受け止めてくれます。

小さなお子さんやお年寄りがいる場合の安全対策として有効です。

カーペットやラグを敷くことにより防音性を高めてくれる

床を直接歩くと足音が響くことがあります。アパートやマンションに住んでいる場合は、階下や隣の部屋に足音が響いてしまいトラブルの元になるケースがあります。カーペットやラグを敷くと足音をある程度吸収してくれますので、防音性・消音に役立つというメリットがあるのです。

部屋の一部にラグやカーペットを敷くと、敷いている部分以外を歩いたときに足音が響いてしまいます。部屋全体にラグやカーペットを敷くことにより、部屋のどこを歩いても防音・消音の効果を得られるわけです。

カーペットやラグを敷くことによりホコリを吸着してくれる

カーペットやラグを敷くとホコリっぽくなると思うかもしれません。実際は逆で、カーペットやラグはホコリやチリ、花粉などの細かな汚れを吸着しやすい性質を持っています。そのため、ラグやカーペットを敷いているとホコリが吸着され、室内がかえってホコリっぽく感じにくくなります。

カーペットやラグはホコリを吸着するため、ホコリが舞い上がりにくくなる点もメリットです。部屋全体にカーペットやラグを敷くことにより、室内全体のホコリを吸着し、ホコリを舞い上がりにくくすることが可能です。

カーペットやラグを敷くことによりインテリアに統一感を出せる

カーペットやラグを敷くことで室内に統一感を持たせることができます。

たとえば、室内が畳部屋だったとします。室内に洋風の調度・家具を飾りたい場合、畳が合わないことがあります。しかし、洋風にしたいからといっても、畳をフローリングに交換するにはお金がかかりますよね。賃貸の場合はどうしても自分好みにカスタマイズできないこともあるはずです。

このようなときは、部屋全面にカーペットやラグを敷くメリットがあります。全面に敷くことで、畳が見えなくなりますので、室内の雰囲気やインテリアを統一できます。

床全面にカーペット・ラグを敷くデメリット

床全面にラグやカーペットを敷くことには4つのデメリットがあります。

ラグやカーペットのお手入れ・洗濯が大変である

ラグやカーペットを全面に敷く場合は、畳数に合わせた大判のものか、あるいは何枚か組み合わせて敷くことになるはずです。大判のものは洗濯が可能でも、洗濯機に入らないことや、なかなか乾かないことも珍しくありません。洗濯やお手入れが大変になります。

ラグを複数枚使っている場合も同様で、洗濯やお手入れ、乾燥に手間や時間がかかるというデメリットがあります。

ラグやカーペットに家具や調度の跡がついてしまう

ラグやカーペットを全面に敷くと、部屋のどこに家具や調度を置いても床に傷がつかないというメリットがあります。しかし、傷がつかないのはあくまで床だけで、ラグやカーペットには凹みや跡がついてしまいます。

ラグやカーペットの敷き方によっては転倒のリスクが高くなる

ラグやカーペットは転倒時の安全性を高めてくれますが、反面、敷き方によっては転倒リスクにつながるため注意が必要です。

たとえば、室内の全面にラグを敷くため、ラグを2枚重ねにしたとします。一部、ラグとラグが重なる部分ができてしまいました。このようなケースでは、ラグが重なっている部分の段差で転倒するリスクがあります。

ラグやカーペットにダニが住み着いてしまう

ラグやカーペットを全面に敷くと、部屋の全面にダニが住み着きやすくなります。また、大判のラグや畳数にあったカーペットの場合は、部屋の一部にラグを敷くよりも洗濯や敷き替えに手間がかかるはずです。そのため、ダニが増えやすいシーズンにも手軽なお手入れが難しいというデメリットがあります。

ダニ対策や除菌グッズの活用を検討したいですね。

最後に

室内にカーペットやラグを全面に敷くことにはメリット・デメリットがあります。インテリアや生活を考えてラグやカーペットの敷き方を決めるときはメリット・デメリットも参考にしたいですね。

当店では自宅で洗濯できる扱いやすいラグを多数取り扱っています。重ねて敷けるタイプや、部屋の中で組み合わせて敷けるタイプなどもあります。一枚で活躍する大き目サイズもありますので、ぜひ生活に取り入れてください。

ラグの活用や選び方のお悩みは、当店へお気軽にご相談ください。

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