フローリングにラグを敷いたら汚れてしまった!原因・対処法・防止法

ラグ

フローリングの汚れ防止もかねてラグを敷いたのに、なぜかラグによってフローリングが汚れてしまうことがあります。洗濯などのためにラグを取ってみると、床が白くなっていることやツブツブした汚れがついていることがあるのです。汚れ防止のラグがかえってフローリングを汚してしまい「こんなことになるとは!」と頭を抱えてしまうわけです。

なぜラグによってフローリングが汚れてしまうのでしょうか。原因や対処法、防止法について専門店のスタッフが解説します。

フローリングにラグを敷いたら汚れてしまった!原因は?

フローリングにラグを敷いていると、敷いていた床部分が汚れてしまうことがあります。白い粒が付着したような汚れや床の変色、床に白いものがこびりついたような汚れです。フローリングが汚れてしまうと「ラグを敷いていたのになぜ?」と思ってしまうのではないでしょうか。

ラグを敷いていた床部分の汚れの原因は「ゴム」です。ラグの裏側に滑り止めのゴムがついている場合に、ゴムがフローリングを汚すことがあるのです。また、ラグ自体に滑り止めのゴムがついていなくても、ゴムが使われている滑り止めを買ってラグに使っていた場合は、同様にゴム汚れが付着することがあります。

・ラグをずっと敷いたままにしていた

・通気性のない(低い)滑り止めのついたラグを敷いていた

・ゴムの滑り止めがついたラグが濡れている状態で敷き続けていた

・室内温度が高い中でラグを敷いていた

・ラグにつけた滑り止めアイテムが劣化しても使い続けていた

このようなケースでは、フローリングにラグのゴム汚れが付着する可能性があります。

よくあるのは、お風呂の脱衣所の床がフローリングで、ゴムの滑り止めがついたラグを使っているケースです。

湯上りに濡れた足でラグを踏むため、濡れたままになりがちです。湯上りはお湯が落ちますし、体温も高くなっています。お風呂場付近で使っているラグは、濡れや温度の高いお湯などの点でフローリングを汚しやすい状態になってしまうのです。キッチンや洗面所のラグも、濡れるという点で同様になります。

この他、よくあるのは夏場にラグのゴムが溶けてしまうケースです。外出などの際に冷房を止めると、室内温度がどんどん上がってしまいます。結果、ゴムでできてラグの滑り止めアイテムが溶けたり変形したりして、フローリングを汚してしまうわけです。

フローリングが汚れたときの対処法

フローリングがラグのゴムで汚れたときは、まずはフローリングの状態を確認してください。

フローリングが変色している場合は、対処により色を戻すことは難しいといえます。基本的に、フローリングの一部分の張り替えや補修を検討する必要があります。このような場合はフローリングの専門家に相談してはいかがでしょう。

変色した部分は諦めて、これ以上悪化しないよう注意しながらラグで隠してしまうことも方法のひとつです。

フローリングがラグの滑り止めなどに使われているゴムで汚れた場合は、身近な道具でキレイにできる可能性があります。

対処法①割り箸や消しゴムを使ってゴム汚れを取る方法

まずは消しゴムや割り箸など身近にあるアイテムでゴム汚れを取る方法です。準備するものは割り箸、あるいは消しゴムでOKです。消しゴムを準備するときは、砂消しゴムは避けてくださいね。

割り箸でゴム汚れを取る方法はカンタンです。割り箸でフローリングにへばりついているゴムを擦るだけ。割り箸は角材になっていますので、角などを上手く活用してください。

この方法はカッターやナイフなどでもできるのですが、カッターやナイフなどの場合はフローリングを傷つけてしまう可能性があるため注意が必要です。割り箸の場合も強く擦るとフローリングの傷のもとになります。

消しゴムでゴム汚れを取る方法もカンタンです。文字を消すときのように消しゴムをかけるだけ。消しゴムをかけるとゴム汚れが消しカスと一緒に取れる可能性があるため、自宅にある消しゴムで試してみてください。なお、この方法は家具の滑り止めゴムの汚れがついてしまったときも使えます。

対処法②自宅にあるハンドクリームを使ってゴム汚れを取る

ハンドクリーム以外にボディクリームなどでもOKです。さらっとしたクリームよりも、こってりした油っぽいクリームの方が取れやすくなります。クレンジングオイルなどを使っても大丈夫です。

まずはハンドクリームをゴム汚れのついた床部分に塗ってください。しばらくそのまま放置すると、汚れが浮き上がってきます。後はハンドクリームごと汚れ部分を拭くだけです。

この方法でゴム汚れが完全に取れなくても、汚れが浮き上がったことにより、水拭きなどで取れやすくなります。

ハンドクリームや油を拭くときは、きちんと拭いておかないと床が滑りやすくなります。拭く際は注意してください。

対処法③除菌ジェルやサラダ油など台所用品でゴム汚れを取る

やり方はハンドクリームでゴム汚れを取るときと同じです。ラグの滑り止めで汚れがついてしまったところに除菌ジェルやサラダ油などを塗って拭きます。やや強固な汚れの場合は割り箸などを一緒に使ってもOKです。

サラダ油を使ってゴム汚れを落とすときは、ハンドクリームなどで落とすとき同様にきちんと拭かないと滑りやすくなります。

フローリングを汚さないための対処法

裏に滑り止めのあるラグや、ラグの滑り止めアイテムを使うときは、フローリングの床を汚さないために注意したいものです。フローリングを汚さないためのラグ活用時の対処法は3つあります。

・ラグの裏に滑り止めがある場合や滑り止めアイテムを使う場合は、ラグを定期的に移動する

・暑いときはラグの状態をこまめに確認する

・ラグが濡れやすい場所で使用する場合も、ラグを乾かすなど状態に注意する

ラグの滑り止めにゴムが使われている場合、濡れや暑さ、同じ場所に敷き続けることがゴム汚れの原因になることがあります。乾燥や定期的に敷き場所を変えること、暑いときのラグ使用に注意することが対処法です。

最後に

ラグの裏側に滑り止めなどでゴムが使われていると、フローリングの床に汚れがついてしまうことがあります。汚れが悪化すると、フローリングの変色などにもつながります。

床に汚れを残さないためにも、汚れないよう注意が必要です。

ラグの裏側がどうなっているか、確認してみてはいかがでしょう?

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