遮光カーテンを買うときに注意したい4つのポイント

カーテン

室内に射し込む光が眩しくて困っている場合は遮光カーテンが役に立ちます。ただ、「暗くしたいから」だけで何となく遮光カーテンを買ってしまうと「想像と違っていた」「失敗した」となりかねません。遮光カーテンを購入するときは失敗しないための基本的なポイントをおさえておくことが重要です。

・遮光カーテンとは何か

・遮光等級とは何か

・遮光カーテンを買うときに注意すべきこと

遮光カーテン購入時に知っておきたいことをカーテン専門店のスタッフが解説します。

遮光カーテンとは?

遮光カーテンとは「光を遮るカーテン」のことです。

カーテンを閉めると、基本的にどのようなカーテンでもある程度光を防いでくれます。ただ、遮光カーテンの場合は一般的なカーテンより光を遮る機能が際立っているのが特徴です。遮光カーテンの場合は素材や加工によって一般的なカーテンよりも光を遮る機能が高くなっています。

カーテンの中でも光を遮る機能に特化しているものが遮光カーテンです。

遮光等級とは?

遮光カーテンには1~3級の遮光等級があります。遮光等級が1級に近いほど光を遮る機能が高くなります。

遮光等級1級のカーテン

遮光カーテンの中でも最もしっかり光を遮れるカーテンが遮光等級1級です。

遮光等級1級のカーテンは、遮光率が99.99%~100%になっています。遮光カーテンの中でもほぼ光を通さないカーテンが1級遮光等級のカーテンです。

遮光等級1級のカーテンを閉めると、昼間でも室内は夜並みの暗さになります。室内にいる人はお互いの顔を認識することが難しく、自分の手の指もほぼ見えない状態です。灯りのない夜中の暗さを想像すれば分かりやすいのではないでしょうか。

なお、1級遮光カーテンを閉めると室内は真っ暗になりますが、カーテンの端や中央などのすき間から光が入ることがあります。ただ、光が僅かに入っても、室内の暗さはさほど変わりません。

遮光等級2級のカーテン

遮光等級2級のカーテンは遮光率99.98%~99.80%のカーテンのことです。

遮光等級2級のカーテンは1級のカーテンよりは室内が明るくなります。とはいえ、遮光率はかなり高くなっており、室内はかなり暗くなります。人の表情や動きはぼんやりと認識できるくらいの暗さです。

遮光等級3級のカーテン

遮光等級3級のカーテンは、遮光率99.79%~99.40%のカーテンのことです。

遮光等級1級や2級のカーテンと比較すると光を遮り室内を暗くする機能はやや控えめですが、3級のカーテンでも室内はしっかり暗くなります。

遮光等級3級のカーテンを使った場合は室内が薄暗くなります。夕暮れくらいの「人の顔がやや見えにくいかな」くらいの暗さです。

遮光カーテンを買うときに注意すべきこと

遮光等級は「外からの光を入れたくない」「室内を暗くしたい」というときに有効なカーテンです。

ただ、遮光カーテンの機能や等級をあまり深く考えず「室内が暗くなればいいや」「強い西日を遮れればいいや」と買ってしまうと、思ったような使い方ができず後悔する可能性があります。

遮光カーテンを有効活用するため、そして遮光カーテンの購入で失敗しないためにも、購入時に注意したいポイントを知っておくことが重要です。

遮光カーテンで室内がどのくらい暗くなるか知っておく

遮光カーテンは遮光等級によって室内がどのくらい暗くなるか違っています。「暗くなればいい」で選ぶのではなく、どの遮光等級でどれくらい暗くなるのか知って選んだ方が有効活用できるはずです。

室内をとにかく暗くしたいのに3級のカーテンを買ってしまうと後悔するかもしれません。それぞれの等級の区別をつけるためにも、等級ごとの遮光の大体の目安を知っておきましょう。

遮光等級が高ければいいというわけではない

遮光カーテンの場合は遮光等級がとにかく高ければいいというわけではありません。

すでにお話ししたように、遮光等級1級のカーテンは顔もほとんど見えないくらい暗くなります。光は遮りたいが「室内や家族の顔は見えるくらいがいい」「室内で動きやすい方がいい」という場合は、遮光等級が高いカーテンを買ってしまっても、かえって持て余すかもしれません。

迷ったら遮光等級1級を選べばいいというわけでもないので注意が必要です。

目的に合わせて遮光カーテンの等級を選ぶ

遮光カーテンを買う前に「暗くした部屋で何をするのか」を決めて買うと失敗しにくくなります。

たとえば、寝ているときに朝日が顔にあたって寝苦しく、困っていたとします。カーテンをつけてはいるのですが、顔にあたる朝日を遮るには遮光機能が弱いようでした。

このようなケースでは、遮光機能のカーテンに交換する目的は顔に光があたって寝苦しいからですよね。朝方に顔に光があたるなら、その光を遮れるくらいの等級は必要です。加えて、寝ているときに真っ暗な方が眠り安いかや、朝方も真っ暗な方が良いかなども考えてみた方がいいでしょう。

遮光カーテンを選ぶ前にニーズや生活スタイルについて頭の中でまとめておくと、失敗しにくくなるだけでなく、カーテン選びがスムーズになります。

遮光カーテンを選ぶときは「色」にも注意が必要

遮光カーテンを選ぶときは色にも注意しましょう。

白色のニットを想像してみてください。暗い中だと白は目立ちますよね。反対に黒いニットだとどうでしょう。周囲が暗いと見えにくくなるはずです。

カーテンの色でも同じことがいえます。室内を真っ暗にしたい場合、白色のカーテンを選ぶと白が目立つことがあります。淡い色合いの場合も同様です。

室内を真っ暗にしたい場合は遮光カーテンの色にも注意してください。

最後に

遮光カーテンは光を遮ることに特化したカーテンのことです。

遮光カーテンには等級があります。遮光カーテンの等級によって室内がどれくらい暗くなるか変わってきます。遮光カーテンをつける目的や生活スタイルなどに合わせて等級やカーテンの色柄を選んでください。

当店は遮光カーテンをはじめとしたさまざまなカーテンを扱っている専門店です。遮光カーテンのことやカーテン選びで分からないことがあれば、お気軽に当店へご相談ください。