冬場の窓の結露でカーテンにカビがはえた!カビを落とす方法と買い替えの目安

カーテン

冬場の結露はカーテンの大敵です。カーテンが汚れた状態・濡れた状態だとカビが発生しやすくなるのです。

カビはカーテンを傷めるだけでなく、健康問題にも影響を及ぼします。衛生的にも問題があります。冬場の結露が原因でカーテンにカビがはえたら早めに対処したいものです。

この記事では、カーテンの専門店スタッフがカビへの対処法について説明します。

・結露によるカビはなぜ問題なのか

・結露によってはえたカビを落とす方法

・結露によるカビでカーテンの買い替えをするときの目安

カーテン専門店によく相談がある「どのくらいのカビなら買い替えた方がいいですか」という質問にも、スタッフが回答します。

結露によるカビはなぜ問題なのか

結露によるカビはカーテンの傷み・劣化の原因になります。

カビがはえることによりカーテンの変色や繊維の劣化が起こります。カビがはえたカーテンは劣化が進み、酷くなるとカーテン自体が崩れてしまうこともあるのです。

また、素敵な色のカーテンを購入しても、カビでシミや変色が起きてしまうと、見た目の印象も悪化します。まだ使えたはず、そしてキレイに使えたはずのカーテンが、結露によるカビのせいで短命になってしまうわけです。

また、カーテンは生活に寄り添うアイテムです。カビによりカーテンの寿命が短くなることも問題ですが、家に住む家族の健康問題に影響を与えるという点でも見逃せません。

カビはぜんそくやアレルギーの原因になるともいわれています。カビでカーテンを長くキレイに使えないところも問題ですが、生活に寄り添うアイテムに健康に影響を与える問題がひそんでいることも問題です。

結露によってはえたカビを落とす方法

結露によってカビがはえたらカーテンの劣化や健康への影響を考えて早めに対処することをおすすめします。冬の結露によりカーテンのカビを落とす方法は3つあります。

方法①ウォッシャブルカーテンなら洗濯をする

カーテンは素材によって洗濯時の扱いが変わってきます。自宅の洗濯機で洗濯できるウォッシャブルタイプのカーテンもあれば、自宅での洗濯が推奨されないタイプのカーテンもあります。

また、オーダーメイドで作成したカーテンなどは自宅で洗濯できても、価格や素材、意匠などから自宅での洗濯に向かないケースもあるのです。このように、カーテンには洗濯できるタイプと洗濯できないタイプ、洗濯はできても自宅の洗濯機は向かないタイプなどがあります。

結露によるカビを落としたい場合はまず洗濯表示を確認してください。自宅で洗濯できるウォッシャブルタイプのカーテンだったら、自宅の洗濯機で洗濯してはいかがでしょう。軽度のカビであれば洗濯で落ちる可能性があります。

カビが粉のように付着している場合は、先にタオルやブラシなどで簡単に落としておくと、さらに洗濯でカビを除去しやすくなります。

方法②カーテンのカビをブラシで落とす

いらない歯ブラシなどでカーテンについたカビを落とす方法もあります。

歯ブラシでカビを落とす方法には2種類あるので、カーテンとカビの状態によって使い分けてください。

ひとつは水も洗剤も使わずいらない歯ブラシなどでカビを落とす方法です。カビが粉のようになっている場合は、この方法でカビをある程度落とせる可能性があります。

カビをブラシで落としたら、洗濯できるカーテンの場合は洗濯しておくといいでしょう。洗濯が難しい場合は、カビ落としをした後にタオルで拭くという方法もあります。この乾いたブラシで擦る方法は、つけ置き洗いの前段階としても使える方法です。カビをブラシで落とした後につけ置き洗いするという流れです。

もうひとつの方法は、ブラシと洗剤を使う方法になります。

中性洗剤をそのまま、あるいはぬるま湯に溶いてカビにつけます。洗剤をつけたらブラシで擦るという方法です。できはじめのカビの場合はこの方法でキレイに落ちることもあります。

なお、洗剤を使って擦り洗いするときは、あまり力を入れて擦りすぐないよう注意してください。力を入れてしまうとカーテンの傷みにつながる可能性があります。

方法③カーテンをつけ置き洗いする

カーテンのカビを落とす方法としては、つけ置き洗いもあります。自宅の洗濯機で洗濯できないカーテンでも、洗濯表示によってはつけ置き洗いできる可能性があります。まずは洗濯表示を確認してください。

つけ置き洗いでカーテンのカビを落とす方法は簡単です。洗面器やバケツに漂白剤や洗剤を溶いたぬるま湯を入れて、その中にカーテンを漬けるだけでOKです。洗剤を使う場合は中性洗剤を使ってください。漂白剤を使う場合は酸素系の漂白剤を使うことをおすすめします。

漂白剤には塩素系と酸素系があり、どちらかというと塩素系の方が強力です。しかし、塩素系の場合はカーテンを傷めてしまう上に、色柄まで落としてしまう可能性があります。漂白剤選びには注意してください。

カビでカーテンの買い替えをするときの目安

カーテンのカビが酷い場合、カビに対処するより買い替えた方が良いケースもあります。

ただ、買い替えの場合は「どのくらいのカビを目安にして買い替えを判断したらいいのか」が問題です。

カビによるカーテンの買い替えの目安は「見た目」「劣化の度合い」などです。

たとえば、カーテンがカビでボロボロになってしまい、一部が切れてしまいました。このような劣化度合いの場合はカーテンが遮光など本来の役目を果たせませんので、買い替えを検討した方がいいでしょう。

カーテンの見た目も買い替えの目安になります。カーテンにカビによる変色ができていて目立つ場合は、見た目や印象の問題から買い替えを検討してもいいかもしれません。

最後に

カビはカーテンの劣化や傷みにつながります。カーテンにカビが生えたら衛生面も考えて早めに対処することをおすすめします。

軽度のカビであれば自宅での洗濯やつけ置き洗い、ブラシによるケアで落とせる可能性があるのです。ただ、カビが広範囲になってしまい、すでにカーテンに変色や傷みが出てしまうと、自宅での対処でカビを落とすことは難しいかもしれません。

自宅での対処が難しい場合やカーテンの劣化、変色の度合いによっては、カーテンの買い替えを検討してはいかがでしょうか。