冬の結露に要注意!カーテンを傷めないためにやりたい5つのこと

カーテン

冬場に窓周りが結露で濡れていることは少なくありません。日によっては「窓の結露でカーテンまで濡れている」ということもあるのではないでしょうか。

冬場によくある窓の結露はカーテンを傷める原因になります。カーテンを長持ちさせたい場合や清潔に使いたい場合は、カーテンを結露で傷めないように対策しておきましょう。

カーテン専門店が結露によるカーテンの傷み対策について解説します。

結露がカーテンを傷める理由

カーテンが窓の結露で濡れても「放置しておくと乾くから」と思うかもしれません。

確かにカーテンが結露で濡れても室内が温かければ乾いてしまいます。しかし、何度も濡れて乾くとカーテンを傷める原因になってしまうのです。結露で濡れて乾くまでの間でもカーテンが傷み、不衛生な状態になってしまいます。カーテンを長く衛生的に使いたい場合は、結露による痛みや衛生状態には注意すべきです。

結露によるカーテンの傷み対策についてお話する前に、結露がなぜカーテンを傷めてしまうのか簡単にお話しします。

結露によってカーテンが汚れてしまう

結露によってカーテンが汚れてしまうと、雑菌が発生しやすい状態になってしまいます。また、汚れ自体もカーテンの傷みの原因になり、さらなる痛みの原因になるカビの発生原因にもなるのです。

結露で汚れても「乾くから問題ない」と思っていても、乾くまでの間にカーテンの傷みや雑菌の発生などは進行してしまいます。カーテンが傷みやすく不衛生な状態であるといえるでしょう。カーテンの状態が濡れにより悪化するため、傷みの原因になります。

結露はカーテンにカビがはえる原因になる

結露で濡れるとカーテンにカビがはえる原因になります。カーテンにカビがはえると衛生面も問題ですが、カビによる劣化でカーテンがボロボロになってしまうのです。カーテンが変色したり、破れたり、繊維が崩れて粉がぽろぽろと落ちてきたりします。

カビはカーテンの傷みや衛生面での問題になる

カーテンに明らかにカビによるシミや変色が見られると、見栄えという点でも衛生という点でもよくありません。カーテンのカビはアレルギーなど健康問題を引き落とす原因にもなります。もちろん、カーテンを傷ませる大きな原因にもなるのです。

結露でカーテンを傷めないようにするための対策

カーテンを結露で傷めないようにするためのポイントは3つです。ひとつは「カーテンを結露で濡らさないこと」、ふたつ目は「カーテンのカビを防ぐこと」です。そして3つ目は「カーテンを衛生的な状態に保つこと」になります。

3つの対策はどれかひとつ行うのではなく、状況に応じて3つすべて対策として行うことをおすすめします。対策を併用することで、結露を防ぎつつカーテンのカビ防止もできます。

冬場の結露対策としてやりたいことは5つあります。

対策①カーテンを定期的に洗濯する

冬の結露でカーテンを傷めないための対策として基本的なものに「洗濯」があります。洗濯することで結露による汚れと衛生状態の悪化を改善できます。結露による濡れが何度も乾くと、カーテンから生乾きの洗濯物のような悪臭がすることも珍しくありません。洗濯すれば臭いも改善できます。

ただ、問題は結露が頻繁に出るような冬場はなかなか洗濯ができないということです。冬場はカーテンを洗濯しても乾かないため、洗濯をためらうことも少なくありません。交換用のカーテンを準備しておいて順番に洗濯したり、コインランドリーや専門業者を利用したりと、洗濯の方法について考えてみてはいかがでしょう。

ある程度臭いが感じられるようになったら洗濯するという方法でも、まったく洗濯しないよりは対策になります。

対策②カーテンを結露で濡らさないようにする

カーテンを結露で濡らさないようにすることも対策です。カーテンを汚さなければ汚れによる傷みを防げるという理屈になります。

カーテンを結露に濡らさない方法としては、こまめに窓周りを拭く方法があります。朝晩だけでもいいので窓周りを簡単にタオルなどで拭っておくだけでも対策になるのです。感染対策の換気の際に窓の周りを簡単に拭くという習慣をつけるのも良いかもしれません。

対策③結露防止シートなどを活用する

結露を防止する方法もあります。結露を防げればカーテンが汚れることも、カビの温床になることも防げるはずです。

結露を防止する方法としては、結露防止シートの活用などがあります。結露防止シートは通販サイトやホームセンターなどで購入可能です。

結露防止シートを活用し、窓周りをこまめに拭くという対策もあります。

対策④除菌スプレーなどを活用する

結露対策をしても、湿度や室温、窓の大きさなどによっては、カーテンが濡れてしまうかもしれません。こまめに窓周りを拭くようにしても、ある程度限界があるはずです。このような場合は、カーテンに除菌スプレーを噴きかけておく方法があります。

濡れたカーテンをそのままにしておくと、やがて乾きます。しかし、洗濯もせず放置してしまうと、カビがはえやすい状況になってしまうのです。カーテンのカビや雑菌を防ぐためにも、除菌スプレーなどを活用してはいかがでしょう。

ただ、お子さんやペットがいる場合は、購入する除菌スプレーには注意してください。除菌スプレーの中には香り付きもあります。カーテンは大判なので、室内に香りが広がりやすく、強く感じやすいという特徴もあります。香り付きの除菌スプレーを使うときも注意が必要です。

対策⑤適度な除湿と換気を行う

カビは20~35度くらいの室温ではえやすいといわれています。また、湿度が高くなるとカビがはえやすくなってしまうとも指摘されているのです。

家族が快適に生活できる室温で、かつ、ある程度湿度がある状態だとカーテンにカビがはえやすくなるということです。冬場はじめじめとした日が続きますので、カーテンを結露によるカビなどで傷めないためにも、室内の環境に注意する必要があるのです。

室内の状態を簡単に変える方法としては、換気があります。定期的に換気をして、室内の環境を変えてあげることも結露によるカーテンの傷み防止になります。

最後に

冬場の結露はカーテンの傷みの原因になります。汚れることも傷みの原因のひとつになりますが、汚れによるカビもカーテンの劣化を早めます。カーテンを長くキレイに使いたい場合は、冬場の結露対策をしておくことがポイントです。

結露対策の中には自宅で簡単にできるものも少なくありません。換気なども結露によるカーテンの傷み対策になりますので、ぜひ日常の中に取り入れてみてください。