自宅で飲食をしていると、気をつけていてもこぼしてしまうことがありますよね。無色透明な水なら「乾かせばいいや」で解決するかもしれませんが、色の濃い飲み物なら大変。ラグやソファカバーにシミがついてしまいます。
今回の記事では、ラグやソファカバーに色の濃い飲み物の中でも赤ワインをこぼしたときの対処法についてお話しします。赤ワインをこぼしてシミができてしまった場合、どのような方法で染み抜きをすればいいのでしょうか。
赤ワインをラグやソファカバーにこぼした時にまずすべきこと
赤ワインをラグやソファカバーにこぼした時に最初にすべきことは「急いで拭くこと」です。それも、廊下の雑巾がけのように拭くのではなく、ティッシュやタオルに色を移すつもりで、とんとん! と叩いて拭くことが重要です。廊下の雑巾がけのように拭いてしまうと、ラグやソファカバーに汚れが広がってしまいます。
赤ワインをこぼした時にすぐに拭いた場合と、拭かなかった場合では、同じ染み抜き方法をしても効果が違ってきます。赤ワインを零したときはまずしっかりティッシュやタオルで拭いて、より染み抜きしやすい状態にしておきましょう。
赤ワインをこぼした時すぐに染み抜き用の道具を準備していると、それだけ色が染み込んでしまいます。染み抜き道具を取りに行く前に、まずはワンステップ。不要なタオルや雑巾、ティッシュなどでラグやソファカバーの赤ワインをできるだけ拭いておいてください。
赤ワインをラグやソファカバーにこぼした時の染み抜き方法
赤ワインをラグやソファカバーにこぼしたときは、ソファカバーやラグの色によっては目立つシミになってしまいます。染み抜きの方法が5つありますので、その方法でシミが落ちるか試してみてください。
方法①ソファカバーやラグを洗濯する
ラグやソファカバーの赤ワインの染み抜きとして基本的な方法です。タオルやティッシュなどで赤ワインを拭いたあと、即座に洗濯機でラグやソファカバーを洗濯する方法になります。すぐに洗濯すればその分だけ染み抜きできる可能性が高くなります。
なお、洗濯前にワンステップ、中性洗剤などで染み抜きしておく方法もあります。この場合はタオルやティッシュなどで赤ワインを拭いて、その後に中性洗剤で染み抜きし、さらに洗濯で染み抜きするという流れです。
方法②ソファカバーにラグを中性洗剤で染み抜きする
ソファカバーやラグを中性洗剤で染み抜きする方法は、ぬるま湯と中性洗剤を使います。
中性洗剤をぬるま湯に溶いて泡立てるか、差し支えなければラグやソファカバーに直接落とします。それから、タオルなどで赤ワインのシミを叩くようにして拭いてください。
何度か繰り返したら、今度はぬるま湯で拭いて洗剤を落とせば完了です。中性洗剤をあえて落とさず、直後にすぐ洗濯するという方法もあります。
方法③酸素系漂白剤を使って赤ワインのシミを落とす
漂白剤には酸素系と塩素系があります。塩素系は強力ですが色落ちしやすい漂白剤で扱いが難しいところがあります。対して酸素系は染み抜きという点では塩素より効果がやや落ちますが、色落ちしにくく、赤ワインをこぼしたときなど、緊急時の染み抜きに使えるのです。
染み抜きの方法は中性洗剤を使うときに似ています。酸素系漂白剤をそのままつけるか、あるいはぬるま湯に溶かします。ラグやソファカバーにつけてタオルなどで拭いてください。その後に洗濯するか、ぬるま湯を染み込ませたタオルなどで漂白剤を拭えば完了です。
方法④牛乳を使って赤ワインの染み抜きをする
赤ワインの染み抜きには何と牛乳も使えます。方法は簡単で、赤ワインをこぼしたところを牛乳に浸すだけです。浸す前に牛乳を温めておきましょう。牛乳の脂質が赤ワインを吸着する働きがあるため、赤ワインのシミが取れるという仕組みです。
なお、牛乳で染み抜きする方法は過去の赤ワインのシミにも使えます。時間が経った赤ワインのシミは落ちないと思いがちですが、牛乳を使えば落とせる可能性があります。
なお、牛乳を使った染み抜き方法を使う場合は、牛乳で染み抜きした後に洗濯してくださいね。
方法⑤重曹を使って赤ワインの染み抜きをする
重曹を使う方法は赤ワインをラグやソファカバーの広範囲にこぼしてしまったときに便利な方法です。
赤ワインをこぼしたところに重曹をまきます。その後にお湯をかけてください。方法はこれだけです。いたってシンプルです。
重曹だけで落ちなければ、その後に洗濯したり、漂白剤を使ったりする方法も試してみてください。
撥水タイプやウォッシャブルタイプのラグやソファカバーも対策になる
染み抜きの方法とは異なりますが、ラグやソファカバーへのシミを防止したいなら、あらかじめ「洗いやすい」「シミになりにくい」タイプのラグやソファカバーを購入するという方法があります。
たとえば、撥水タイプの購入。撥水タイプは水気を弾きますので、赤ワインを零しても基本的に弾きます。シミができないわけではありませんが、水気を弾きやすい分シミになりにくいという特徴があるのです。撥水タイプはソファやラグの上でコーヒーなど他の色の濃い飲み物を飲む人にもおすすめです。
ウォッシャブルタイプのラグやソファカバーを購入する方法もあります。
ウォッシャブルタイプとは洗濯できるタイプのことです。ラグやソファカバーの中には洗濯できないものもありますが、ウォッシャブルタイプになっていれば、基本的に自宅でも洗濯できます。赤ワインをこぼしてシミになるなど、飲み物系のシミが心配な場合はラグやソファカバーの中でもウォッシャブル系を選んで購入するという方法があります。
ウォッシャブルや撥水などは商品に記載があるため、購入時にチェックしてみてください。当店でもウォッシャブルタイプなどは豊富に扱っています。
最後に
ソファカバーやラグに赤ワインをこぼしてしまうと、色が濃いため目立つシミになることがあります。せっかくのお気に入りのラグやソファカバーにシミができてしまうと、残念ですよね。
赤ワインでシミができた場合は5つの方法で対処できます。牛乳を使う方法や重曹を使う方法など、いろいろあります。ラグやソファカバーの洗濯表示なども確認し、方法を選んでください。