ラグにコーヒーをこぼしてしまった!染み抜きの方法とコツを徹底解説

ラグ

ラグでくつろいでいてコーヒーの入ったマグカップをひっくり返してしまったことはありませんか。

ラグに置いたテーブルで仕事や読書をしていたら、コーヒー入りのマグカップを落としてしまったことはないでしょうか。

コーヒーは色の濃い飲み物の代表格。コーヒーをこぼしてシミができると「やってしまった」と思いますよね。お気に入りの色柄のラグを敷いていた場合、コーヒーのシミが目立ってしまい、がっかりした気分になります。

ラグにコーヒーをこぼしたときはどのような方法で対処すればいいのでしょうか。コーヒーの染み抜き方法をラグの専門店スタッフが徹底解説します。

ラグのシミには2つのタイプがある!

ラグのシミには「水性」と「油性」の2つのタイプがあります。水性の汚れとは水に溶ける汚れのことです。油性のシミとは油に溶ける汚れのことになります。

水性の汚れを落とすときに油性の染み抜き方法は向きません。同じく、油性の染み抜きに水性の染み抜き方法は向かなないのです。ラグにシミなどの汚れができたときは、そのシミが水性なのか油性なのか判断することがポイントになります。

コーヒーの汚れやコーヒーでできたシミは水性のシミ・汚れです。ですので、コーヒーのシミを落とすときは水性の汚れ・シミを取る方法が基本になります。

ラグについてコーヒーのシミを染み抜きする方法

ラグのコーヒー汚れを染み抜きする方法は4つあります。シミの大きさやシミができてから経過した時間、シミの色の濃さなどを考えて染み抜き方法を選んでください。

染み抜き方法①水とティッシュペーパーを使う方法

ラグについたコーヒーが僅かでシミも薄いものなら、水とティッシュ(布でもOK)で簡単に染み抜きできます。

方法はいたってシンプル。ティッシュや布でとんとんとコーヒーをこぼした部分を叩くように拭いて、その後に軽く水で濡らしたティッシュでもう一度拭きます。水で濡らしたティッシュで拭くときも叩くように拭いてください。それから再度、乾いた布やティッシュなどで叩くようにして拭きます。

一滴コーヒーを零した場合や飛沫が飛んでしまった場合などは、この染み抜き方法でコーヒーの汚れをキレイにすることも可能です。薄くでもコーヒーの色が残ってしまう場合は、この後にラグを洗濯したり、中性洗剤で染み抜きしたりすれば、さらにキレイになるはずです。

水とティッシュによる染み抜きの方法はコーヒーを零したときの応急処置にも使えます。たとえばすぐに洗濯できないこともありますよね。このようなときにさっと簡単に染み抜きしておくだけで、コーヒーが色濃く残ってしまうことを防げるはずです。

染み抜き方法②洗濯機でラグを洗濯する方法

洗濯機でラグを洗濯する方法もコーヒーの染み抜きに有効です。薄いシミが残ってしまったくらいであれば、洗濯機で1度しっかり洗濯するとシミが抜けることも少なくありません。

洗濯時は何時も服の洗濯に使っている洗剤を使っても基本的に大丈夫なので、コーヒーの染みを抜きたい場合は早めに自宅の洗濯機で洗濯すると良いでしょう。なお、洗濯前にはラグの洗濯表示を必ず確認するようにしてください。

ただ、問題なのがラグの大きさや素材です。ラグの中には大きさやラグ素材から自宅では洗濯できないケースもあります。

たとえばひとり暮らしをしており、洗濯機も小さめを使っていました。自室に敷いているラグが大きめの物の場合、洗濯機にラグが入らない可能性があるはずです。

仮に入ったとしても、ラグサイズによっては洗濯機が上手く回らないことがありますよね。また、ラグの中には素材から洗濯機による洗濯が向かない場合や、オーダーメイドの高級ラグで傷みが不安な場合もあります。

自宅で洗濯が難しい場合はコインランドリーや専門のクリーニング業者を使い分けるといいでしょう。

染み抜き方法③中性洗剤を使って染み抜きする

中性洗剤を使ってラグの染み抜きをする方法もあります。

コーヒーを落としたところをまずはティッシュや不要なタオルなどで拭いておきます。その後に中性洗剤をシミに落とし、タオルなどで叩くようにして拭いてください。シミが薄れてきたらさらに中性洗剤を落とし、コーヒーの色を落とすようにして摘んだり、軽く泡立てたりして拭きます。

何度か繰り返していると、コーヒーのシミがかなり薄くなってくるはずです。中性洗剤である程度拭いたら、水を染み込ませたタオルなどで洗剤成分を拭っておくといいでしょう。

色の濃いラグはこの方法で染み抜きすればコーヒー色が目立たなくなるくらいまで落とせますが、白や水色などのラグはコーヒーの色が残ってしまうことも少なくありません。

コーヒーの色が残ってしまう場合は中性洗剤を使った染み抜きの後に洗濯機で洗うなど、方法を併用するといいでしょう。

染み抜き方法④漂白剤を使って染み抜きする

ラグのコーヒーの染み抜き方法の中で色濃くついてしまったシミを抜く方法が漂白剤を使った方法です。漂白剤は洗濯のときの染み抜きにも使われますから、もちろんラグの染み抜きに使ってもOKです。

ただし、漂白剤によってはラグの色落ちや傷みの原因になってしまうため注意が必要になります。ラグにこぼしたコーヒーのシミを抜くときは、漂白剤の中でも酸素系漂白剤を使ってください。

漂白剤には酸素系と塩素系があります。塩素系漂白剤は強力で、かなりしっかり染み抜きできるという特徴があります。しかし、強力なために色落ちの原因になってしまったり、ラグの傷みの原因になったりするのです。酸素系漂白剤は塩素系の漂白剤より効果がマイルドなので、塩素系より色落ちや傷みの心配はありません(絶対にないとは言えませんが)。

漂白剤はぬるま湯などで薄めます。薄めたものを綿棒などにつけ、ラグのシミ部分につけます。シミ部分をタオルなどで叩くようにして拭いてください。漂白剤で染み抜きをした後は、ぬるま湯や水などでも拭いておきましょう。漂白剤を落とすためです。

最後に

コーヒーを好む人はラグのうえで飲むことも少なくないはずです。コーヒーは色の濃い飲み物ですから、ラグにこぼしてしまったら大変です。せっかくのラグにコーヒーのシミができてしまいますよね。

コーヒーのシミは4つの方法で対処できます。ラグにコーヒーをこぼしてしまったら早めに対処してくださいね。

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