カーテンが傷んでいるかチェックするための5つの方法

カーテン

カーテンの交換時期の目安のひとつに「カーテンが傷んでいるか」があります。傷んだカーテンは本来の機能を発揮できないばかりか、状態によっては衛生や臭いんどの面から生活のマイナスになる可能性があるのです。傷んだカーテンは早めに交換する方がいいでしょう。

しかし、問題は「カーテンが傷んでいるかどうかの判断をどうすべきか」です。ボロボロのカーテンなら傷んでいることがひと目見て分かりますが、中には傷んでいるかどうかの判断に迷うようなカーテンもあります。また、カーテンが傷んでいることが分かっていても、交換を要するか判断することは難しいはずです。

カーテンの専門店スタッフがカーテンの傷みをチェックする方法や交換の目安を解説します。

カーテンは傷んでいる?チェックする方法

カーテンは目視でボロボロの状態でなくても傷んで交換した方が良いケースがあります。傷みを判断する方法は5つです。傷んでいると判断したときの交換の要否についても説明します。

カーテンをひっ搔いて傷んでいるかチェックする方法

カーテンが傷んでいるかチェックする方法のひとつに「カーテンを軽くひっ掻く」という方法があります。指の爪でカーテンを引っ掻くことでカーテンの耐久が落ちていないか確認可能です。

カーテンを引っ掻いたときにカーテンの繊維がほつれる場合やカーテンの繊維が粉状になってぽろぽろ落ちる場合は、カーテンの耐久はかなり落ちている状態になります。つまり、カーテンがかなり傷んでいる状態です。

傷みの度合いが軽いカーテンや買ったばかりのカーテンの場合は、引っ掻いても繊維が粉になって落ちるようなことはまずありません。もちろん、軽く引っ掻いただけでほつれるようなこともなく、軽く跡がつく程度でしょう。軽く引っ掻いただけでダメージを受けるのはカーテンがすでに傷んでいるからです。

カーテンを引っ掻いてみて繊維崩れを起こす場合は、新しいカーテンに交換した方がいいでしょう。

カーテンの色が褪せているかで傷みをチェックする方法

カーテンが激しく退色していればさすがに「交換しよう」と思うかもしれません。しかし、カーテンは面や部分によって光の当たり方や結露に濡れやすいかどうかなどが変わってきますから、色褪せにもムラが生じるケースが少なくありません。

カーテンを使っていると、部屋側に面している部分がよく目に入るはずです。部屋側に面しているカーテンの面に特に退色などがないと、色褪せに関しては問題ないと判断しがちではないでしょうか。しかし、窓側や結露に濡れやすい端の部分はどうでしょう。

カーテンの部屋側が特に問題なくても、窓側が激しく退色していることは珍しくありません。カーテンの部屋側が大丈夫でも窓側の色褪せが激しい場合は耐久が落ち傷んでいる状態ですので交換した方が無難です。

同じく、カーテンの中でも結露に濡れやすい下部が退色している場合はカビや臭いの温床になる可能性があるため、色褪せが激しい場合は交換を検討した方がいいでしょう。

カーテンの手触りで傷みをチェックする方法

カーテンは手触りでも痛みの度合いをチェックできます。手で触れて繊維がぽろぽろ落ちるなど風化が確認できる場合は、カーテンがかなり傷んでいる状態だと言えるでしょう。カーテンの持つ遮光や遮熱などの機能を活かすためにも、新しいカーテンへの交換をおすすめします。

カーテンを手触りでチェックする場合は片面だけでなく裏面にも触れ、カーテンが傷みやすい端なども触ってみるようにしましょう。

カーテンの洗濯後の仕上がりで傷みをチェックする方法

カーテンの洗濯後の風合いで傷みを判断する方法があります。カーテンを洗濯した後に、カーテンの風合いを確かめるためによく触ってみてください。洗濯後にも関わらずカーテンにべたつきが残っていないでしょうか。また、触れたときにカーテンの肌触りがごわつく感じがあったり、購入当初とあまりに違った肌触りになったりしていないでしょうか。

洗濯後にべたつきが残っている場合、カーテンが劣化している可能性があります。また、酷く汚れていて、もはや自宅の洗濯では簡単に汚れを落とすことができないケースもあるのです。洗濯後にもう一度洗濯してそれでも変わらなければカーテンの交換を考えてはいかがでしょう。べたつきなどが落ちないということは、すでにそのカーテンの耐久や品質が落ちているということだからです。

洗濯後にシミが残っている場合も、汚れによって傷んでいる状態です。シミの大きさや深さによっては交換を検討した方がいいでしょう。

カーテンの洗濯後の仕上がりが、購入当初よりごわごわしているなど明らかに違っているケースもあります。

使っていると劣化するのは仕方のないことです。肌触りが違っており、なおかつ繊維がぽろぽろ落ちてくる場合やほつれ、カーテンの記事が明らかに薄くなっているなどがあれば、傷みが進んでいます。新しいものとの交換を検討してみてください。

カーテンの臭いで傷みをチェックする方法

臭いが洗濯によっても消えないなら交換のサインです。臭いが消えないということはすでにカーテンの繊維に染み付いているということですから、一種の傷みや劣化とも言えるのではないでしょうか。

たとえばタバコを吸う人の部屋の場合、洗濯をしてカーテン自体がキレイになっても臭いが取れないことがあります。タバコを吸う部屋用のカーテンとして割り切って使うのも方法のひとつですが、あまりに臭いが取れないなら一種の傷みと捉えてカーテンの交換を検討してみてはいかがでしょう。

最後に

カーテンは一目見て傷んでいないと思っても、触ったり、引っ掻いたりすることで傷んでいることに気づく場合はあります。

カーテン事体に傷みが見られなくても、臭いが染みついているなど、傷みと同じようにとらえることのできるケースなどもあります。見た目がボロボロになっていなくても、ダメージが確認できる場合はカーテンの交換を考えてみてください。

交換用のカーテン選びでは「どこが傷んでいたのか」「どのような要因で傷んでいたのか」という経験を活かすことで、より生活に合ったカーテンを購入できます。