ラグとカーペットの違いは?マットとの違いも徹底解説

ラグ

敷物を選ぶときに「ラグ」や「カーペット」、「マット」などいろいろな名前を目にして困惑することはないでしょうか。

ラグやカーペット、マットは床に敷くものだと理解していても具体的な違いがわかりません。ラグ・カーペット・マットは一体何が違うのでしょう。

この記事では自分や家庭に合った敷物を選ぶための知識としてラグ・カーペット・マットの違いについて徹底解説します。

ラグ・カーペット・マットとは?

それぞれの違いについて説明するためにも、まずはラグ・カーペット・マットについて知っておきましょう。

ラグ・カーペット・マットとは何か順番に説明します。

ラグとは?

ラグとは敷物の一種です。

ラグは家の中に敷くものの中でも比較的面積が小さく、平均して1~3畳ほどの大きさで制作・販売されています。基本的な用途は敷物ですが、中にはインテリアの一部として使用されるケースもあります。

ラグを敷く場所は部屋の一画やベッドやテーブルの下などです。よく使われる部屋はリビングやダイニング、寝室などになります。

ラグには面積が小さなものや四角形以外のもの、薄手のものなどさまざまな種類があるため、カーペットなどの他の敷物と組み合わせて使うケースもあるのがラグです。

カーペットとは?

カーペットは敷物の中でも面積が比較的大きなものをいいます。ラグやマットがあくまで部屋の一部に敷くものなら、カーペットは部屋全体に敷くものを意味するのです。

たとえば8畳の部屋に3畳のラグを敷いたとします。ラグの場合はこのように部屋の一部、好きな場所に敷くわけです。

対してカーペットは部屋全体に敷きますので、部屋と同じ大きさのものを買って敷きます。部屋が8畳の場合は部屋の広さに対応しているカーペットを買うのが基本です。

マットとは?

マットとは敷物の中でも特に小さなものをいいます。大きさは平均して1畳未満です。部屋全体に敷くカーペットや、マットより大きく部屋の一部に敷くラグと比較してみてください。

マットは室内入ってすぐのところに敷くこともありますが、外や玄関などに使うことも少なくありません。玄関に入る前に靴の汚れを拭う外敷きのマットや靴を脱いですぐのところに敷くマットなどもあります。

また、マットはよくお手洗いや浴室などにも使われます。浴室から出てすぐのところに、体から落ちる水滴を吸収するごく面積の小さいマットを敷いたりしませんか。お手洗いにもマットを敷かないでしょうか。

マットは敷物の中でも特に小さなもののことで、玄関や浴室、お手洗いなどによく使われるという特徴があるのです。

ラグ・カーペット・マットの違いについて

ラグ・カーペット・マットにつて知ったところで、それぞれを比較しながら違いについて説明します。

ラグとマットの違い

ラグとマットの違いは大きさと用途、敷く場所です。

ラグとマットのサイズについては正式な定義がありません。そのためサイズについてもやや異なるのですが、一般的にラグよりマットの方がサイズは小さめになっています。ラグは大体3畳までのサイズで、マットはより小さく1畳までが平均的です。

ラグは主に室内に敷いて使いますが、マットは室内に敷くというより、入り口やお手入れ、玄関などに敷きます。泥や水などを落とすため、あるいは場所と場所の仕切りや足を置いて冷たい場所の冷感対策などに使うのです。このようにラグとマットには用途の違いもあります。

さらにラグとマットには敷く場所の違いもあるのです。ラグとマットには用途の違いがあるため、当然でした敷く場所も違っています。マットを部屋の入口に敷くケースはありますが、家具の下や部屋の任意の場所に敷くことはあまりありません。

また、ラグはダイニングやリビング、私室、寝室などが主な利用場所ですが、マットはお手洗いや玄関、お風呂などによく使われます。ラグとマットはよく使われる場所も違っているのです。

ラグとカーペットの違い

ラグとカーペットの違いは敷き方と面積です。

前述した通り、カーペットは部屋の全面に敷きます。部屋の大きさに合った畳数を購入して部屋の隅々まで敷くのがカーペットです。対してラグは部屋の隅々まで敷くことは基本的にありません。大きなラグでも3畳ほどのサイズですから、小さな部屋ならいざ知らず、6畳や8畳といったよくある部屋サイズの場合は部屋の隅々まで敷くことはできないのです。

このようにラグとカーペットは主に敷き方や大きさが違っています。

なお、カーペットとマットは敷く場所は似ています。カーペットもマットも私室や寝室、ダイニングなど部屋の敷物としてよく使われているのです。大きさや敷き方などは異なりますが、使う場所という点では似ています。

カーペットとマットの違い

カーペットとマットは大きさと用途、敷く場所が違います。

カーペットは室内に敷きます。マットも室内に敷かないわけではありませんが、主に使う場所は水回りやお手洗い、お風呂場(脱衣所とお風呂場の間)、玄関などです。

カーペットは脱衣所やお手洗い、玄関などにはまず敷きません。カーペットは部屋全面に敷くものですから、お手洗いや脱衣所、玄関などでは使いにくいのです。また、一般的にあまり玄関やお手洗いに敷こうと考えないのではないでしょうか。

この他にマットは最大で1畳ほどのサイズになり、カーペットの場合はより大きなサイズのものも多いという特徴があります。カーペットでは6畳や8畳の他、12畳や16畳などのかなり大きなサイズも販売されているのです。

ラグ・カーペット・マットを部屋や用途に合わせて使い分けよう!

ラグやカーペット、マットに明確な定義はありませんが、おおむね「用途」「サイズ」「敷く場所」などの点で違いがあります。敷物を探すときは用途やサイズ、使う場所などに着目し、商品名を検索するとより見つかりやすいかもしれません。

敷物を買うときは、サイズや用途などに合わせてラグやカーペットの使い分けてはいかがでしょう。

最後に

ラグとカーペット、マットは同じ敷物ですが、それぞれに違いがあります。ただ、明確な定義がないため、玄関先に敷いているラグをマットと表現しても間違いではありません。混同されるケースや言い換えとして使われることもあるため、大よその違いや意味を理解しておけばOKです。

ラグなどの敷物についてわからないことや、選び方でのお悩みがあればお気軽に当店へご相談ください。

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