買ったラグが部屋に大きかった。ラグを買ってから引っ越ししたため、ラグサイズが合わなくなった。
このようなときはラグを自分で切っても大丈夫なのでしょうか。壁紙などは自分で切って貼ることもあります。ラグも同じように自分で切ってサイズ調整してしまっても大丈夫なのでしょうか。
この記事ではラグとカーテンの専門店が「ラグを自分で切っても大丈夫か」という疑問にお答えします。方法や道具、注意点などについてもスタッフが説明いたします。
ラグサイズが合わない!自分で切っても大丈夫?
ラグを買ってからサイズが合わなくなることがあります。
たとえばの話です。今まで一軒家に住んでいて賃貸住宅に引っ越しました。ダイニングに敷いていたラグはサイズ的にぴったりでしたが、賃貸住宅の居間だと大きく感じます。
ラグサイズが小さい場合は別の部屋で使ったり重ねる用のラグとして使ったりするなど、いくつかの活用方法が考えられるはずです。反対にラグサイズが大きくて利用が難しい場合はどうしたらいいのでしょう。
ラグサイズが大きいときの対処法として真っ先に思い浮かぶのは「ラグを切ること」ではないでしょうか。サイズが大きい場合や思い描いたサイズではなかった場合、ラグを自分で切ってしまって大丈夫なのかが問題です。
ラグを自分で切ることはおすすめしない
結論としては、ラグを自分で切ることはおすすめしません。
ラグは壁紙などと違い厚さもありますので、切るときの力加減や道具によっては上手く切れないこともあります。怪我にもつながりやすくなるため、自分でラグを切ることは推奨していません。
ラグを切ることによってラグの端がほつれてしまい、すぐに使えなくなることもあります。ラグを長持ちさせたい場合も、ラグを自分で切ることはおすすめしません。ラグの寿命を極端に縮めてしまうこともあるからです。
どうしても切りたいときは切り方・道具・注意点を留意する
ただし、ラグを自分で切ること自体が不可能というわけではありません。道具や方法、注意点などに気をつければラグを自分で切ることも可能です。
ただしすでにお話しした通り、ラグを自分で切ることは推奨していません。ラグを切りたいという人のために基本的に方法をご紹介します。どうしてもラグを切りたい場合は安全などにも注意し、よく考えたうえで決めてくださいね。
ラグのサイズが合わないときの切り方と道具
ラグを切るときはまず道具を準備し、手順にそって切断します。
ラグを切るときに準備する道具
ラグを切るときは以下のような道具が必要です。
・はさみ
・カッター
・色鉛筆やボールペンなど
・定規(長めのもの)
・マット(カッターの下に敷くもの)
・ボンド
ボンドは絨毯に近いラグを切るときに必要になります。準備しておいて必要に応じて使うといいでしょう。
厚手のラグを切るときは小さなはさみやカッターだと道具の破損につながりやすいため、頑丈なものを用意した方が安心です。はさみの場合は裁ちばさみがおすすめです。カッターを使う場合は刃を交換しておく方がスムーズに切れます。
なお、カッターマットがない場合は段ボールなどで代用可能です。
ラグを切るときの方法
ラグを切るときはまず色鉛筆やボールペンで切るところに印をつけます。印をつけるときは点ではなく線をしっかり引いておくことがポイントです。
フリーハンドで切ってしまうと失敗しがちなので、印は忘れずにつけておきましょう。大きなラグの場合や紋様を活かしたい場合はラグ全面を裏返して印をつけるのではなく、捲って印をつける失敗しにくくなります。
印をつけたら切る場所(ラグの印をつけた場所)の下にカッターマットなどを敷きます。後はカッターなどでラグを印に沿って切るだけです。
ラグを切るときは何度もはさみやカッターを入れて切るのではなく、一度で切ることがポイントになります。
同じ個所に何度もはさみやカッターを入れてしまうと、切断個所が汚くなります。力を入れて一度で切ってしまうと切断面が比較的キレイに仕上がるのでおすすめです。なお、毛足の長いラグの場合はカッターよりはさみを使った方が切りやすく、仕上がりもキレイになります。
ラグの毛足が長く切断時にほつれてしまった場合はボンドの出番です。ボンドでほつれた部分の貼り付けや補強を行います。
以上のような方法でラグを切ることが可能です。ただ、ラグは切って使うことは想定されていません。すでにお話ししましたが、当店のラグは切って使うことを推奨しませんのでご注意ください。
ラグを自分で切るときの注意点
ラグを自分で切るときに注意したいポイントがあります。
ラグを切ってしまうとラグの寿命が短くなる
ラグは切って使うことは想定されていません。そのため、切断面からラグがほつれるなど、切断により寿命を短くしてしまうことがあります。ボンドなどである程度の補強や補修もできますが、自分の手による補強や補修は限界があるため注意してください。
ラグにはいろいろなサイズがある
ラグにはいろいろなサイズがあります。切って失敗するより部屋に合ったサイズを見直し、新しく用立ててみてはいかがでしょう。当店の一年を通して使えるラグにも4つほどサイズを準備しています。
やはり部屋やニーズに合ったラグは重要です。切るより買うことも検討したいですね。
ラグには大きさをカスタマイズできるタイプもある
ラグの中でもタイルカーペットタイプは大きさをカスタマイズできるという特徴があります。当店ではお子さんのいるご家庭向けの知育ラグなども扱っています。
近々引っ越しする予定があったり、ラグのサイズで迷ったりしている場合は、大きさをカスタマイズできるタイプのタグを購入してみてはどうでしょう。サイズをカスタマイズできるラグなら、大きいときもあえて切る必要はありません。調整可能です。
最後に
ラグが部屋に対して大きかったり、引っ越し先とサイズが合わなかったりした場合は「切る」という方法があります。
ただ、ラグは切って使うことが想定されていませんので、当店は小さく切ることを推奨していません。ラグは厚さが商品によって異なることや、切ることによってほつれが生じるなど、失敗やラグの寿命を縮めることが主な理由です。
ラグにはいろいろなサイズがあります。サイズをカスタマイズできるタイプのラグもあるのです。引っ越しや部屋に合わないときは、その部屋にあったサイズを検討のうえで新しいラグとの生活を考えてみてはいかがでしょう。
ラグ選びのお悩みはお気軽に当店へご相談ください。