アレルギーが不安な人のラグ選びのポイント【ラグ専門店監修】

ラグ

ラグなどの敷物や布団などのダニ、ホコリなどで痒みやくしゃみが出てしまう人がいます。

かく言う当店のスタッフのひとりもアレルギー持ち。当店スタッフのひとりもラグなどのホコリで「くしゅん!」とくしゃみが出てしまうタイプなのです。

自分がアレルギー持ち、あるいは家族にアレルギーの人がいると、ラグなどの敷物選びのときも慎重になりますよね。「ホコリっぽくなるとまたくしゃみが出るかも」と、せっかくのラグ選びも不安になるかもしれません。

今回の記事では、意外と相談の多いアレルギーが不安なときのラグ選びについて解説します。

家族や自分のアレルギーが心配な人や「自分はアレルギー持ちかも」と体質を疑っている方は、ぜひ参考にしていただければと思います。

アレルギーの原因はいろいろ!ラグのアレルギー事情

一言にアレルギーといってもいろいろな原因が考えられます。

アレルギーの人もそれぞれ原因が違っていますよね。たとえばテレビなどでよく取り上げられるのは食物アレルギーではないでしょうか。その他にはホコリやダスト、花粉などのアレルギー。当店のラグなど敷物でくしゃみをするスタッフも花粉やダストのアレルギーなのだそうです。

あとは、カビやダニが原因のアレルギーもあります。カビやダニのアレルギーの場合は肌荒れなどをともなうケースもあるのだとか。ペットの毛やフケなどが原因になるアレルギーもあり、よく「猫好きなのに猫アレルギーで飼えない」などの話も耳にしますよね。人によっては薬などもアレルギーの原因になります。

このように、一言にアレルギーといっても原因がかなり違っていることがわかります。

ラグのホコリやハウスダストはどこから来るのか

そんな人によってさまざまなアレルギー。ラグで特に心配なのはハウスダスト(ダニの死骸)やホコリなどです。

じめじめした季節に湿ったラグをそのままにしておいたり、窓のあたりに敷いて濡れてしまったりすると、カビも不安要素のひとつになりますよね。ただ、ラグそのものがダニやホコリなどの原因になるというわけではありません。

たとえば外で仕事をして帰宅すると、服に外からついてきたホコリやチリなどが付着しています。このホコリやチリなどは部屋におちて、生活の中の動きと共に舞い上がることがあるのです。そうすると、当店のスタッフのように「くしゅん!」となってしまうといわれています。

ホコリやチリなどはラグそのものから生じるわけではなく、むしろ別の場所からくっ付いてくるわけですね。

ハウスダストもラグそのものから生じるというより、家の別の場所で生じたものが舞い上がったり、服などに付着したりしてラグにくっ付いてしまうのです。ラグそのものが原因ではなく、別の場所や別の要因で生じたものがラグに落ちるという感じになります。

ラグで心配なアレルギーは「ラグに落ちやすいもの(ハウスダストやホコリなど)」のアレルギーです。

ラグはホコリやハウスダストを舞い上がらせにくい

ラグにハウスダストやチリが落ちてしまうと、動くたびにさぞ舞い上がるのではないかと思うかもしれません。実際はその逆です。実はラグにはチリやハウスダストなどを吸着しやすいという特徴があります。

ホコリやハウスダストが家の中に増えると、それだけ空気中にホコリなどが増えてしまいます。ラグがあれば室内がさらにホコリなどで酷いことになると思うかもしれません。ですが、ラグにはむしろホコリやハウスダストを吸着する性質があるため、ホコリなどが舞い上がることを防止できます。

ただ、ホコリなどが舞い上がることを防止できるとしても、ラグがハウスダストなどを吸着すればラグには少しずつ汚れが蓄積するわけですから、いずれにしろアレルギーとラグについて考えなければいけません。よって、アレルギーを考えてラグを選ぶ場合は素材やタイプを重視して選ぶことをおすすめします。

アレルギーが不安な人のラグ選びの方法

アレルギーが不安な人は次の3つのポイントでラグを選んでみてはいかがでしょう。

アレルギーが不安なときは通気性の良いラグを選ぶ

選び方のひとつ目として通気性の良いラグを選ぶという方法があります。

ラグには外や他の部屋からのハウスダストやホコリなどが落ちますが、それらが温床になり二次的な汚れやカビなどにつながる可能性があるのです。

たとえば汚れによりカビが生じてしまうとダニの温床になる可能性もあるため、結果として二次汚れや三次汚れにつながり、ダニやカビなどにアレルギーがある人にとってマイナスになります。

カビなどの二次汚れを防止する方法のひとつとして通気性を良くする方法があります。ラグを選ぶときは第一に通気性に注目して選んでみてはいかがでしょう。

アレルギーが不安な場合は自宅で洗濯できるラグを選ぶ

ラグは汚れを吸着するという話をしました。ホコリなどを舞い上がらないように吸着するのはラグのメリットでもありますが、デメリットにもなり得ます。なぜなら、ホコリなどの外や別のところからの汚れを吸着するということは、ラグに汚れがどんどんたまってしまうということだからです。

ラグの吸着により汚れがたまってしまうと、ホコリなどにアレルギーがある人にとってはどうしてもマイナスになります。こまめに洗濯できるラグを選んではいかがでしょう。

ラグの中には自宅で洗濯できるウォッシャブルタイプもあります。ウォッシャブルタイプのラグかどうか確認して選んでみるといいですね。

アレルギーが不安なときはラグの素材にも注目して選ぶ

ラグの中でも天然素材が使われているものには、接着剤などの薬剤が使われていないものがあります。薬剤系にアレルギーがある人や肌の弱い人、お子さんなどのラグを選ぶときは、ラグに使われている素材などにも注目してはいかがでしょう。

天然素材が多く使われているラグの特徴のひとつとして、静電気が発生しにくいという点があります。静電気が発生するとその分だけ細かなホコリなどを吸着しやすくなるのです。掃除機をかけてもラグと静電気の吸着により、なかなかホコリなどが取れないケースもよります(すべてとは言いませんが)。

天然素材が多く含まれるラグは全体的に静電気が起きにくいという特徴があるため、ホコリなどのアレルギー対策にもなります。

最後に

アレルギーが心配なときのラグ選びについて解説しました。

ラグ選びの基準はいろいろあります。色柄を重視するケースもあれば、目的を基準に使いやすいラグを選ぶケースもあるのです。今回はアレルギー対策という点でのラグ選びになります。

・通気性は良いか

・自宅で洗えるか

・素材に注目する

アレルギーが不安なときのラグ選びの方法は以上の3つがポイントです。ラグ選びに迷ったら3つのポイントを役立てていただければと思います。

ラグ選びでわからないことがあれば、お気軽に当店へご相談ください。

 

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