紫色のカーテンのメリットとデメリットは?【カーテンの基礎知識】

カーテン

カーテン選びのときのお悩みの一つに「色をどうするか」があります。

遮光や遮熱など明確な機能を優先して選ぶ場合はいいのですが、色柄の場合は次から次へと「このカーテン色も魅力的」「このカーテンもステキ」と思えてしまい、困りますよね。

カーテンの色を選ぶときは、それぞれの色のメリットとデメリットで比較する方法がおすすめです。

今回はカーテンの色選びに役立つ知識として紫色のカーテンのメリットとデメリットについて解説します。

紫色のカーテンのメリット

まずは紫色のカーテンのメリットについて見ていきましょう。

紫色のカーテンのメリットは4つあります。

メリット①青と赤の中間の色彩が紫色である

カーテンを選ぶときに「青系がいい」「赤系がいい」と思って選んでも、実際に部屋に合わせてみると色彩が強すぎることはありませんか。

たとえば真っ赤なカーテン。赤は確かにステキな色です。

赤色の意味合いとしても、炎や情熱、パワー、肉体などがあります。赤を好む人も少なくありませんし、部屋に暖色系を入れて温かく見せたいというケースもあります。赤は火の色であり熱の色でもありますから、部屋に取り入れることで室内が温かい印象になるのです。

しかし、真っ赤なカーテンは色彩的に強いもの。お店などで「赤いカーテン、ステキだな」と思って部屋にあわせてみると、カーテンだけが目立ってしまうケースや、内装や部屋の雰囲気に対して強烈過ぎることもあります。このようなケースでは紫色のカーテンをチョイスするメリットがあるのです。

紫色のカーテンは赤と青の中間色になります。

赤いカーテンだと部屋から浮いてしまう。濃い青色のカーテンだと部屋の雰囲気にあわない。このようなときは、赤に近い紫や青に近い紫などのカーテンをチョイスすると、意外と部屋の雰囲気に合うことがあるのです。

メリット②紫色のカーテンは神秘的な印象や優雅な印象がある

紫色は芸術家に好まれる色だといわれています。紫色は神秘的な印象があり、優雅な印象もあります。古風な紫色だと上品な印象もあります。美しい昔ながらの紫色の着物などは、古風でありながら上品な印象がないでしょうか。王室などに使われる紫色は「ロイヤルパープル」といったりしますね。

紫色には昔からこのような印象があったといわれます。室内に落ち着いた印象や神秘的な印象に見せたい場合は紫系のカーテンをチョイスすることがあるのです。

芸術系の仕事やスピリチュアル系の仕事をしている人は部屋に紫系カーテンを取り入れてみると、仕事と内装の印象がぴったりかもしれません。

メリット③紫系のカーテンは心と体を落ち着かせる効果が期待できる

紫は心と体のバランスの色です。赤は肉体の色で、青は精神の色でもあります。紫色は精神と肉体のバランスの色だといわれており、紫色を内装や調度に使うことにより、心を休め、体も癒すといわれています。

心と体双方のバランスの色なので、寝室などに紫色を適度にチョイスすることで、心身を安定させる効果が期待できます。もちろんこれはカーテンでもOKです。

家でゆったりと心と体のバランスを整えたい。心と体のどちらも癒したい。このようなニーズがあれば、紫の柄が入ったカーテンや、部屋にあう紫系カーテンを使うといいかもしれないですね。

メリット④紫系のカーテンは濃淡が豊富なので部屋にあわせやすい

紫色は濃淡の種類豊富な色です。また、同じ紫でもカラーバリエーションが非常に豊富なのです。

同じ紫色でも淡い紫もあれば、濃い紫もあります。また、赤に近い紫もあれば、青に近い紫色もあるのです。紫系カーテンのバリエーションも非常に豊富で、淡い色合いのカーテンからまさに紫という濃い紫色のカーテンまでいろいろあります。

また、ほぼ赤のような赤紫のカーテンも販売されていますし、深い青色に近いような紫色のカーテンもあるのです。紫系カーテンの中には柄物もいろいろ売っていますよね。このように紫系カーテンは非常に種類が多いのです。

種類が多いということは、部屋に合わせやすいということでもあります。濃い紫のカーテンが合わなければ、淡い色を合わせればいい。このように種類豊富だからこそ、部屋にあったカーテンを見つけやすいのが紫系です。

紫色のカーテンのデメリット

紫系カーテンを部屋にチョイスするときは注意したいポイントがあります。

紫系カーテンのデメリットを順番に見ていきましょう。

デメリット①紫系カーテンは部屋とあわせることが難しい

紫系のカーテンは部屋にあわせにくいというデメリットがあります。紫系のカーテンは色柄豊富ですが、部屋の調度や壁材、床材の質感によっては紫系カーテンそのものと相性がよくないことがあるのです。

ファッションにおいても紫を上手に使うのは難しいといわれますよね。カーテンも同じで面積が広いからこそ難しいところがあります。

デメリット②紫系カーテンは怪我やうっ血を思わせる

紫系のカーテンには神秘的や古風などの印象もありますが、その他に「怪我」や「うっ血」という印象もあるのです。

怪我やうっ血のとき、肌は紫色になりますよね。紫色にはどうしても怪我やうっ血というマイナスのイメージがつきまとうといわれます。また、寒いときの唇の色や肌の色を連想する人もいるのだとか。赤系から血や怪我を連想することと同じでしょうか。

このように紫色にはマイナスの印象もあります。血や怪我などを扱う場合や、そういった知識に関する人が紫系カーテンをチョイスしてしまうと、どうしても怪我や血行不良、うっ血などを関連付けてしまい、あまり心も体も休めないかもしれません。

紫系カーテンをチョイスするときは、場所や仕事とのマッチングをよく考えたいものです。

最後に

紫系のカーテンのメリットとデメリットをご紹介しました。

カーテンには色による印象があります。カーテンを選ぶときは、もちろん自分の好きな色であることも重要です。しかしカーテンは部屋に使うものですから、部屋との印象合わせや、色それぞれのメリットやデメリットも大切になります。

色ごとの印象やメリット、デメリットも考えて、部屋や生活にあったカーテン選びをしましょう。カーテン選びで迷うことがあれば、当店へお気軽にご相談ください。