ラグがズレて困る!ズレ防止の方法やアイテムの選び方を紹介【ラグ/カーテンの専門店監修】

カーテン

ラグを使っているお宅のお悩みとしてよく耳にするのは「ラグがズレて困る」というものです。

食器を運ぶときにラグがズレて転んでしまう。子供が遊んでいるときにラグがズレて転倒、怪我をしてしまう。ラグを使っている人にとってラグのズレは問題ですよね。ラグのズレ防止にはどのような方法が効果的なのでしょうか。

この記事では、ラグも扱っているカーテンの専門店がラグのズレ防止方法について解説します。ラグのズレで悩んでいる人は必見です。

ラグのズレを防止する方法とは?

ラグがずれてしまうと怪我のもと、そして調度などの破損のもとになります。せっかく「ここに敷きたい」という場所にラグを敷いたのですから、その場所からズレると「困るな」と思ってしまいますよね。

ラグのズレを防止するためにはどのような方法があるのでしょうか。

ラグのズレ防止のために家庭でできる主な方法は4つあります。

方法①ズレを防止する加工がしてあるラグを購入する

ラグの中にはラグの裏側にズレを防止する処理や加工を施してある商品があります。当店のラグにも裏側にラグのズレ防止処置のしてある商品があります。

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ラグのズレを防止する方法のひとつ目としては、最初からズレ防止の加工や処理のしてあるラグを購入するという方法があります。

たとえばフローリングなどはラグのズレやすい床です。あまりラグの印象がないかもしれませんが、和室の畳にラグを敷いた場合などは、ズレやすく滑りやすいケースがあります。

家の中のラグを使う部屋や床の種類を考えて「ズレやすそう」「滑りやすそう」と思うときは、ラグ商品の中から最初からズレにくい加工や処理をしてあるラグを購入する方法がおすすめです。

他のズレ防止方法と併用する場合でも、ズレ防止加工や処理があると、ダブルでズレ防止できます。また、ズレ防止加工や処理が床と好相性であれば、それだけでかなりズレを防止してくれるはずです。

方法②ラグの上に重い家具を置いてズレを防止する

ラグのズレ防止方法のひとつとして「ラグの上に物を置いてしまう」という方法があります。

ただ、ラグのズレ防止のためには、ちょっとした物を置くだけでは足りません。ラグの文鎮になるような、重い物でしっかりおさえる必要があるのです。

ラグのズレ防止として物を置く場合は、家具などの重い物を置くことが効果的です。

たとえばラグを敷き、その上にタンスや棚など、家具の中でもある程度重量がある物を置きます。重量のある家具が文鎮の役割を果たし、ラグが動かなくなるのです。

ただ、この方法だとラグの敷き替えのときに家具をよせなければならないというデメリットがあります。

手軽にラグを敷き、手軽にラグを畳む。あるいは、同じ室内でもラグを敷く場所を日や事情によって替えて使いたい場合は、あまり有用な方法ではないかもしれません。

方法③ラグのズレ防止用のアイテムを使って対処する

ホームセンターなどではラグのズレ防止用アイテムを販売しています。アイテムにはいろいろなタイプがありますので、ラグを使う部屋の床タイプにあわせて使い分けすることがポイントです。

滑り止めアイテムについては、別の見出しで選び方もふくめてご紹介します。

方法④家庭で使っているアイテムでラグのズレ防止に対処する

家庭にある物を使ってラグのズレを防止する方法もあります。

ラグのズレ防止によく使われるものとしては、ラップがあります。ラップを使ってラグのズレ防止はカンタンです。自宅で「ちょっと困ったな」というときに、ラップがあればすぐにできますよ。

まず、ラップを50㎝ほどの長さで切り、ふたつ折りにします。ふたつ折りにしたラップを床の上に置いて、上にラグを敷くとラグのズレ防止は完成。たったこれだけのカンタン仕様です。

ラグが大き目の場合は、ラップを2個所ないしは3個所や4個所に敷くとOKです。

玄関あたりに敷くマットくらいの大き目であれば1個所でも滑り止めになるようだというお客様の声を耳にしていますが、床との相性もあるようなので注意してください。

そもそも、なぜラップが滑り止めになるのかというと、ラップを敷くことで床との摩擦が大きくなるからだといわれています。

ラップの原材料であるポリ塩化ビニリデンは粘着性のある物質なので、摩擦を大きくしたうえに床と粘着するというラグのズレ防止にぴったりな素材です。

なお、同じラップでも原材料によってラグのズレ防止には差が出ます。ラグのズレ防止にはポリ塩化ビニリデンが使われているものを選んでくださいね。

ラグのズレ防止アイテムを選ぶときの注意点

ラグのズレ防止アイテムを購入してラグのズレに対処する場合、どのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。

ラグのズレ防止アイテムを購入してラグのズレ自体は改善できても、他の点で「困った」が出てきてしまっては大変です。

ラグのズレ防止アイテムを購入する際は次のポイントに注意が必要になります。

床に合わせてラグのズレ防止アイテムを選ぶことが大切

床にはいろいろなタイプがあります。フローリングの床に敷いたラグのズレ防止に効果的なアイテムが、座敷のラグのズレ防止にも効果的だとは限りません。

床のタイプをよく考えてラグのズレ防止アイテムを購入することがポイントになります。

ズレ防止加工や処置がある場合は相乗効果でマイナスになることも

ラグにはじめからズレ防止加工や処置がある場合は、ズレ防止アイテムを使うことでお互いの良いところを相殺してしまうことがあります。

ラグのズレ防止アイテムには床との相性もありますが、ラグ自体との相性もあるのです。ラグの裏面との相性や相乗効果も考えてズレ防止アイテムを選ぶことが重要です。

ラグのズレ防止アイテムの使用は床へのダメージや跡に要注意

ラグのズレ防止アイテムには、貼るタイプのアイテムが多くあります。貼るタイプも床やラグによっては有効なのですが、問題はふとした瞬間に床やラグに粘着してしまい、ダメージを与えたり、跡が残ったりする点です。

ラグのズレ防止アイテムを貼ると「もう大丈夫」と思って長い期間そのまま放置することがあります。床やラグのためにも、定期的に状況をチェックしましょう。

また、床やラグへのダメージが心配な場合は、跡がつく可能性のあるアイテムは避けた方が無難です。

最後に

ラグを使うときは、ラグが床からズレてしまうことが悩みの種になります。ラグのズレによって転倒し怪我をすることもあるため、ラグのズレ防止にはきちんと対処したいものです。

ラグやカーテンで困ったことがあれば、お気軽に当店へご相談くださいね。