カーテンを選ぶときの重要ポイントである「色」。
色は部屋の雰囲気に影響を及ぼすだけでなく、その部屋を使っている人の気分までも左右するといわれます。
カーテンは室内でも面積が広く、室内にいるとよく目に入ります。カーテンの色は部屋の雰囲気や部屋を使う人にとって重要です。重要だからこそ、カーテンを買うときに色で悩む人は少なくありません。
今回の記事では、カーテンによく使われている色の中から緑系をクローズアップ。緑系(グリーン系)のカーテンのメリットとデメリットをカーテン専門店が解説します。
カーテン選びの参考にしていただければと思います。
緑系カーテンのメリット
緑系のカーテンは家庭用からオフィス用まで人気があります。派手過ぎず、けれど色彩がある。これは緑系カーテンの最大の特徴ではないでしょうか。
この他にも緑系のカーテンには4つのメリットがあります。
緑系カーテンのメリットを順番に見ていきましょう。
メリット①緑は平和の象徴で心を落ち着かせるといわれている
緑色は平和の象徴です。平和を象徴する植物であるオリーブは、実も葉も緑色ですよね。
緑は自然を象徴する色だからこそ、心にも平和や安心感。穏やかさを与えるといわれます。緑系のカーテンを使うと、室内の印象も緑の印象が影響し、安心感や穏やかさのある部屋になるといわれています。
また、緑色は心や体を癒す色であり、リラックス効果のある色だとも言われているのです。マッサージなどのリラックス系のサービスではよく緑系が使われている印象がないのでしょうか。心や体が疲れたときは、自然豊かな場所に足を運んで癒されたいと思いますよね。緑はまさに人間にとって癒しの色でもあります。
室内に癒しや平穏、リラックス、平和などの雰囲気や印象を取り入れたい場合は、緑系のカーテンをおすすめします。緑一色でもいいですし、白地などに緑の植物などが描かれた柄物カーテンなどもおすすめです。
メリット②緑系のカーテンは木製家具や木目の壁によくあう
緑は樹木の葉の色です。そのため、木とはベストマッチする色彩になります。
壁が木の木目そのままの場合やナチュラルな木製家具の場合などは、緑系のカーテンを部屋に使うことで、森や木立のような印象になります。薄い緑系のカーテンを使うことで室内が明るくなり、濃い緑系のカーテンを使えば深い森のような雰囲気になります。
緑系のカーテンは木製家具や木目のはっきりした壁とマッチし、なおかつ色の濃淡による雰囲気の違いを楽しむことができるのです。
森を思わせるようなインテリアや木製の調度が好きな人に緑系のカーテンは特におすすめです。
メリット③緑系カーテンは赤やオレンジなどの花のような色彩ともあう
緑色は花の茎や葉の色だからこそ、花びらを思わせるような色彩ともマッチします。
たとえば真っ赤なカーテンを使おうと思っていたとします。ただ、真っ赤なカーテン単品だけでなく何か別の色と組み合わせたいと思っていました。このようなときに力を発揮するのが緑系のカーテンです。
濃い赤色のカーテンは他の色と合わせることが難しいカーテンでもあります。しかし、緑系のカーテンとはマッチすることが多いのです。赤い花びらに対して緑の葉の関係ですね。
この他には黄色やオレンジなど、花びらの色によくある色カーテンは緑系カーテンとよくマッチします。赤やオレンジなどの色と組み合わせるカーテンに迷ったら、緑系カーテンを検討してみてはいかがでしょう。
メリット④緑系を嫌う人はあまりいない
緑系カーテンを「大嫌い」「苦手」という人は、あまり聞きません。
当店のカーテン相談においても、緑系カーテンを嫌うお客様はほぼいませんでした(部屋の印象にあわないケースや、カーテンでは好みではないというお客様はいましたが)。
緑系は強烈な好き嫌いがあまりなく、世代を問わず親しまれる色です。オフィスのカーテンで迷っていて、その仕事が幅広い世代と関わる場合は、緑系のカーテンをチョイスするのもいいですね。
緑系カーテンのデメリット
緑系カーテンにはメリットも多いのですが、デメリットもあります。部屋やオフィスに緑系のカーテンを使うときは、デメリットも考慮して選びましょう。
緑系カーテンのデメリットはふたつです。
デメリット①緑系カーテンは可もなく不可もない印象
緑系カーテンのメリットは好き嫌いが出にくく、年代を問わず親しまれることです。しかし逆に考えると、万人受けしやすいということは、可もなく不可もなくという印象を与える可能性があるということ。
たとえばファッション業界で仕事をしており、部屋の調度や色彩などにもこだわっていたとします。
このようなオフィスや部屋に柔らかい緑系カーテンを持ってくると、他の色彩や調度にインパクトで負けてしまう可能性があるのではないでしょうか。また、柔らかく、平凡で、あまり印象に残らないかもしれません。
緑系カーテンには魅力もありますが、可もなく不可もなく、印象やインパクトが薄いというデメリットがあります。裏を返すと刺激がないということでもあるのですが・・・。
デメリット②緑系カーテンと緑インテリアではあわないと感じることも
これは好みにもよりますが、緑系カーテンにあまりにも緑を重ねすぎると「あわない」「緑ばかりだ」と感じてしまうことがあります。
たとえば、よく飾られるインテリアに、植物がありますよね。室内に観葉植物を取り入れているお宅も少なくないはずです。
緑系カーテンのある窓辺に観葉植物をたくさん置くと、緑プラス緑になってしまいます。観葉植物がカーテンで目立たなくなってしまう他、観葉植物やカーテンの面積によっては室内が緑だらけになってしまうことも。
最終的には好みですが、緑系のカーテンを取り入れる場合は、観葉植物など他の緑系のインテリアとの兼ね合いは考えたいものです。
最後に
緑系は安心感やリラックス効果を与える色です。緑系カーテンも同じで、室内に取り入れることで、安らぎや癒しを与えるといわれています。緑系カーテンは壁の木目や木製の調度ともよく合いますので、ナチュラルな印象の部屋になるところもポイントです。
カーテンの色にはどれも魅力があります。自分がどのような部屋にしたいか考えながら選んでみてくださいね。
カーテン選びでわからないことがあれば、お気軽に当店へご相談ください。