寒くなってくると「カーテンが濡れて不衛生に感じる」「カーテンが濡れてしまい室内が寒く感じられる」というお悩みを耳にします。
皆さんの家でも秋や冬といった寒い季節になると、結露などでカーテンが濡れて悩むことはありませんか。当店でも寒い季節にカーテンの相談をいただくと、よく「冬場は窓の結露がね」という話になります。
窓の結露などでカーテンが濡れるお悩みには、3分でできるちょっとした方法をおすすめしています。
カーテンの専門店が冬場のカーテンの濡れのお悩みをについて、カンタンな対処法を説明します。
カーテンが濡れるとどうして問題なの?
カーテンの濡れは秋や冬場は仕方ないと思うかもしれません。しかし、カーテンの濡れはさまざまな問題を引き起こすため、可能な限り防ぐことが重要なのです。
カーテンが結露などで濡れてしまうと、次のような問題が発生します。
問題①カーテンや室内の衛生面が心配である
室内に汚れたものがあると、衛生面が心配になるのではないでしょうか。
濡れたタオルなどを室内に放置しておく人はあまりいないはずです。
汚れた、あるいは濡れたタオルなどの布の日用品を放置しておくと雑菌などが繁殖するという話はよく耳にしますよね。濡れたものや汚れたものを放置することを心情的に嫌う人もいるのではないでしょうか。
カーテンが結露で濡れても同じです。
カーテンが濡れたまま放置しておくと、雑菌の繁殖など、衛生面で心配ですよね。つい先日までからりとした手触りだったカーテンが濡れによってべったりとした手触りになってしまうのは、使っている方としても嫌なものです。
手触りや見た目、衛生面などの問題があるため、カーテンの濡れは防げるなら防ぎたいのではないでしょうか。
問題②濡れによるカーテンの臭いが気になる
生乾きの洗濯物は臭いが気になるものです。カーテンも同じで、濡れた状態や、濡れた状態から室内の暖房などで生乾きになった状態だと、どこか湿ったような嫌な臭いがするものです。
結露などで濡れてから自然に乾いても、鼻を近づけると臭いが染み着いていることがわかるのではないでしょうか。カーテンの濡れによる臭いは、冬場のカーテンのお悩みとしてよく挙げられるポイントなのです。
カーテンが濡れて不衛生感があるにとどまらず、臭いも問題になります。
問題③濡れによってカーテンにカビがはえたり劣化したりする
カーテンが濡れるとカビの温床になります。カビはじめじめした暗い場所を好むため、結露などで濡れたカーテンは格好のカビの温床です。
部屋側のカーテンにカビが見あたらなくても、カーテンをひっくり返してみると窓側にカビが発生していることもあります。
窓に結露が発生する時期になったら、カーテンを念のためにひっくり返して見てみてください。黒いポツポツした点や、緑色の染みのようなものが見えないでしょうか。あれば、カビの可能性があります。
カビがはえたカーテンは衛生的にもよくありませんが、カーテンの劣化という点でも心配です。汚れやカビをそのままにしておくと、カーテンの素材が劣化してしまい、ボロボロになってしまいます。
濡れはカーテンの劣化やカビなどによる衛生面の悪化という点でも問題なのです。
問題④結露による濡れがカーテンの色落ちの原因になることがある
結露などでカーテンが濡れてしまうと、カーテンが色落ちすることがあります。
カーテンの中でもウォッシャブルタイプなどの自宅で洗濯できるようなタイプは色落ち対策もされているのですが、すべてのカーテンがそうとは限りません。中には色落ちしやすいタイプや、濡れ染みなどが目立ちやすいタイプのカーテンもあるのです。
特に注意したいのは、布地やタイプなどをすべて選ぶ完全オーダーメイドのカーテンです。結露などにより濡れて色落ちしても、簡単に買い替えできません。
カーテンのカビや劣化だけでなく、結露は色落ちなどの原因にもなる、カーテンにとって迷惑な問題だということです。
窓の結露対策!3分でできる3つの対処法
窓の結露はカーテンにとってマイナスです。カーテンを傷めないため、そしてカビや臭い、雑菌などを発生させないためにも、窓の結露には気をつけたいものです。
しかし、毎日時間をかけて掃除することは難しいですよね。結露がついたからといって、毎日カーテンを洗濯して乾すことも大変なはずです。
難しいからこそ、窓の結露をカーテンにつける前に対処してしまいましょう。また、結露がついても乾かせるような状況にしておきましょう。
対処法①朝起きたら窓を拭く
面倒だと思うかもしれませんが、有効な方法です。それに、慣れてしまうと3分どころか1分でできるおすすめの方法でもあります。
朝起きたらまずは窓を拭きます。窓を拭くときは、窓枠なども一緒に拭いておきましょう。できれば、昼や夕方なども時間を決めて拭いておきましょう。これだけで結露による汚れをかなり防げるはずです。
結露による汚れを拭くときは、過去に使ったカーテンなどを切って使うことも可能です。もうボロボロで処分するカーテンなどは結露を拭くなど、最後まで有効活用してみてはいかがでしょう。
対処法②カーテンを日中の陽光にあてる
日中はカーテンをまとめておくお宅もありますが、結露の時期はカーテンをあえて閉めておくのも方法のひとつです。
日中の日差しが強い時間にカーテンを閉めておくことでカーテンに光があたりますので、カーテンが湿っていても陽光で乾きます。
ただ、冬場は室内にも温かな光を取り入れたいでしょうから、カーテンを閉め切るのは一長一短。カーテンに触れてみて陽光でやや温かさを感じるくらいまでは閉めておいて後は開けるなど、時間や陽光の取り入れの工夫も考えたいですね。
対処法③使わなくなったカーテンでワンクッション
自宅に使わなくなったカーテンはありませんか。使わなくなったカーテンがあれば、現在使っているカーテンとあわせて使えば、窓とカーテンの間にワンクッションできます。
もちろん、窓を朝のうちに拭いておくことが基本です。結露を拭きつつ不要なカーテンでワンクッション入れることができれば、現在使っているカーテンのダメージはかなり軽減されるはずです。
最後に
寒い季節の結露はカーテンにとって劣化や衛生悪化、悪臭の原因になる困った存在です。冬場はちょっとした対策でカーテンを守りたいですね。
結露は放置するとカーテンを濡らしますが、朝起きてすぐに窓と窓枠を拭いておけば、それでかなりカーテン濡れを防げます。日中なども、一定時間ごとにちょっとだけ窓を拭いてくと、それだけでカーテンの傷みやカビの発生対策にもなるのです。
カーテンのお悩みがありましたら、お気軽に当店へ相談してくださいね。