たまった汚れがごっそり取れる!カーテンレールのカンタンな3つの掃除方法

カーテン

カーテンレールカーテンレールはカーテンの大事な付属品です。カーテンは基本的にカーテンレールとセットで使いますよね。カーテンレールがあるからこそ、カーテンは窓辺で力を発揮できるわけです。

カーテンの専門店である当店には、カーテンの洗濯やお手入れの方法だけでなく「カーテンレールはどのようにお手入れしたらいいでしょう」「カーテンレールを掃除したいときは、どのように掃除すればいいですか」といったご相談も寄せられます。

カーテンを掃除洗濯しても、カーテンレールもキレイにしないと、ゴミやホコリがカーテンレールの方に残ってしまいますね。ゴミやホコリなどが残った結果、せっかくキレイにしたカーテンがカーテンレールの汚れによって、すぐに汚くなってしまうかもしれません。カーテンをキレイに洗濯するときは、カーテンレールも掃除することが望ましいのです。

・カーテンレールの掃除は必要なの?

・カーテンレールの掃除の頻度は?

・カーテンレールの汚れをごっそり取る3つの掃除方法

カーテンの専門店が、カーテンにとって無くてはならないカーテンレールの掃除方法について解説します。

カーテンレールの掃除は必要なの?

カーテンレールは壁の内側にあります。カーテンのように外と内の空気を遮るアイテムではないため「カーテンレールは掃除しなくて大丈夫じゃない?」と放置してしまうことがあります。カーテンレールは放置で大丈夫なのでしょうか?

結論から言うと、カーテンレールも「しっかり掃除することが望ましい」アイテムであり、「汚れがたまる」アイテムでもあります。

テレビや棚などを放置しておくと、特に部屋を汚している印象はないのに、ホコリが積もっていることがありますよね。カーテンレールも同じです。カーテンレールのレール上部にはホコリやチリなどが積もりやすいため、定期的に取り除くことが望ましいのです。

カーテンレールに積もったホコリを放置してしまうと、窓を開けた瞬間に吹き込んだ風で、カーテンレールの上に積もった綿ゴミなどがいっせいに吹き飛んでしまい、部屋中にばら撒かれるという悲惨な事態になることも・・・。

また、カーテンレールの溝も、汚れの温床になります。溝の内側にゴミが詰まったり、カーテンをあまり動かさないお宅の場合はクモの巣が張ったりするなど、溝も汚れが溜まりやすいもの。カーテンレールの溝についても、定期的な掃除が望ましいのです。

カーテンレールの掃除の頻度は?年にどれくらい掃除すればいいのか

カーテンレールの掃除頻度は特に決まっていません。基本は「汚れたら掃除する」です。ただ、家ごとにカーテンレールの掃除ルールを定めていることは、少なくありません。

当店のスタッフに「カーテンレールはどのくらいの頻度で掃除しているか」「なぜその頻度でカーテンレールの掃除をしているのか」についてヒアリングしてみました。

専門店で常にカーテンと接しているスタッフは、以下の4つの頻度でカーテンレールの掃除をしています。

カーテンレールの掃除は毎日している

当店のスタッフの中に「カーテンレールの掃除は毎日していますよ」というスタッフがいました。

このスタッフの場合、カーテンを使っているのは主にリビング。リビングに掃除機をかけるときに、カーテンレールの上も軽く掃除機をかけてしまうのだそうです。確かに、掃除機をかけるときに一緒にゴミを吸うくらいなら、毎日できるかもしれません。

カーテンレールの溝の掃除は大掃除などのときにする。カーテンレールの上は掃除機をかける頻度で、軽くゴミを吸っておく。このような頻度でカーテンレールの掃除をすることも1つの方法ですね。

大掃除などのタイミングで掃除をしている

年末年始やお盆前に大掃除をするというお宅は少なくないはず。そのときにカーテンレールも一緒に大掃除してしまうというスタッフがいました。

普段はゴミが気になったら軽くカーテンレールのゴミを吸う(でも、毎日はしない)のですが、年末年始などの大掃除のときにゴミを丁寧に吸い、カーテンレールの溝の中も丁寧に掃除をするという方法になります。年に何度かしっかり掃除をするというタイプですね。もちろん、この掃除方法でもOKです。

カーテンを洗濯するタイミングで掃除している

スタッフの中には、カーテンを洗濯するタイミングでカーテンレールを掃除しているという人もいました。

カーテンレールにカーテンがついたまま掃除する方法もあるのですが(次の見出しでご紹介します)、カーテンがなければ、確かに掃除しやすいもの。カーテンを洗濯している間にカーテンレールの掃除を終わらせておけば、カーテンレールもカーテンもキレイな状態で再び使えますね。

カーテンの洗濯と共にカーテンレールを掃除し、どちらもキレイな状態で再び使う。カーテンの洗濯には家庭によって頻度があるため、洗濯をひとつの掃除ルールの基本にしてしまう方法です。

休日にだけカーテンレールの掃除をしている

当店のスタッフの中に、休日だけカーテンレールの掃除をする人がいました。休日は普段より掃除に時間をかけることができるため、部屋の掃除機かけをするついでに、カーテンレールの上部や溝もカンタンに掃除機で吸ってしまうのだそうです。

休日は数日くらいのペースでやってくると思いますので、そのくらいのペースでカーテンレールのお手入れをするのもいいですね。しっかり掃除するのは年末の大掃除だけということですが、カーテンレールにホコリが積もって風で吹き飛び大惨事とはならないお手入れペースです。

忙しい人は、もう少しペースダウンをして、1~2週間に一回くらい吸っておくという感じでも、ホコリや溝汚れの蓄積をかなり防ぐことができます。

カーテンレールの汚れをごっそり取る3つの掃除方法

カーテンレールは自分で決めた期間で掃除することが望ましいアイテムです。では、「カーテンレールはどのように掃除するのか」ですよね。

カーテンレールの掃除方法には、カンタンにできるものからじっくり行うものまで、3種類の掃除方法があります。時間や汚れの状態、掃除の頻度に合わせて使い分けてみてください。

カーテンをつけたままカーテンレールを掃除する掃除方法

時間がない。毎日のお手入れのようなかたちでカンタンに掃除して、大掃除などのタイミングでしっかり掃除したい。このような場合は、カーテンをつけたまま掃除することも可能です。

掃除機などでカンタンにカーテンレールの上部を吸い、届くのならいらない布(雑巾や端切れなど)でカーテンレールのレール上を拭いておきましょう。

毎日の掃除機かけなどのタイミングでカンタンにこのような手入れをしておくと、大掃除などのしっかり掃除するときに、手間や時間があまりかからなくなります。毎日のお手入れにより、あまりホコリなどが溜まらなくなるからです。

なお、カーテンレールにサビなどがあった場合、よりしっかり掃除することが望ましいと言えます。よりしっかり掃除する場合は重曹やクリームクレンザーなどを使いますので、カーテンを痛めないように、外すことをおすすめします。

普段のホコリを吸ったり、レール上部を拭いたりするときは、カーテンを外さずカンタンにお手入れする程度でOKです。なお、このお手入れは毎日ではなく、1週間に1回や数日に1回などの頻度でも大丈夫。

カーテンの側にベッドを置いているお宅などはホコリを吸うことも一苦労だと思いますので、お部屋に合わせてお手入れの頻度を変えてもOKです。

カーテンレールのレール上部の汚れをごっそり取る掃除方法

カーテンレールや溝の中に汚れが溜まってしまうと、その汚れを取り除くために、しっかりと掃除しなければいけません。普段からある程度の間隔でお手入れをしていればさほど手間はかかりませんが、お手入れを怠ってしまうと、「こんなに汚いの?」とびっくりするくらい汚れが溜まってしまうことも。

カーテンレールの上部にかなり汚れが蓄積されている場合は、道具を使って掃除をします。以下のアイテムを準備してください。また、カーテンは汚したり破いたりするといけないので、掃除前に外しておきましょう。カーテンレール上部のホコリも、掃除機で吸っておいてください。

1.雑巾(2枚以上準備するとベター)

2.弱アルカリ性の家庭用洗剤

3.研磨用のクリームクレンザー

4.いらない歯ブラシなどブラシ類

掃除機に吸った後のカーテンレール上部は、濡らした雑巾でさらに拭いておきましょう。次に、雑巾に軽く洗剤をつけて、さらにカーテンレールを拭きます。この段階で汚れが落ちればOKです。使っていない雑巾を濡らして、洗剤をキレイにふき取っておきましょう。

これでも汚れが落ちなければ、クリームクレンザーの出番です。歯ブラシなどのブラシ類にクリームクレンザーをつけて、汚れの酷い部分を入念に擦ります。汚れが落ちたら、雑巾で水拭きと乾拭きをします。雑巾を多めに用意しておくことがポイントです。

カーテンレールの溝部分の汚れをごっそり取る掃除方法

カーテンレールの溝部分もカーテンレール上部と同じように掃除します。掃除機でホコリを吸っておき、雑巾で水拭きする。その後に家庭用洗剤で汚れを落とし、落ちなければクリームクレンザーという流れです。

ですが、カーテンレールの溝の場合は雑巾がなかなか入らないところが問題です。自分の手で拭こうとしても溝が細いために拭けず、無理に拭こうとすると破損や怪我のもとになってしまうことも。カーテンレールの溝の中までキレイに掃除したいときは、以下のような道具を使うと掃除が楽になりますし、奥までキレイになりますよ。

1.割り箸

2.輪ゴム

3.キッチンペーパー

キッチンペーパーはティッシュや小さめの端切れ布などでも代用可能です。

いらない割り箸にキッチンペーパーなどを巻き付け、輪ゴムで外れないようにします。そこに家庭用洗剤を染み込ませて、カーテンレールの奥を掃除。カーテンレールの奥が暗くて見えない場合は懐中電灯なども用意しておき、掃除しながら溝の奥の状況をチェックしておくと便利です。

家庭用洗剤でキレイにならなければ、今度はクリームクレンザーで掃除。割り箸にキッチンペーパーを巻き付けたものは溝の奥の水拭きなどにも使えますので、何本か準備しておきましょう。

最後に

カーテンだけを洗濯などでお手入れしても、部屋の中が妙にホコリっぽいことがあります。こんなときは、カーテンレールの汚れが原因かもしれません。

カーテンレールは室内にあるため、カーテンほど汚れないと勘違いしがちです。チェックしてみると、意外と汚れているもの。手入れをしていないと、ごっそり汚れが溜まっていることもあるのです。カーテンレールが汚れていたら、3つの方法で掃除できます。

カーテンレールをキレイにして、カーテンと一緒にすっきりと使いましょう!

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